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From;平山修司
八丁堀の事務所より、、、
「たった数日で数ヶ月分の給料が吹き飛んだ・・・」
この恐怖感、いまだに私は忘れられません。
今週は、日経平均株価が
7年ぶりに「1万7000円台に!」と
世の中盛り上がっている印象を受けますが・・・
私は、そんな世の中の盛り上がりとは
全く反比例するがごとく、、、
株価の調子が良さそうになればなるほど、
「恐怖感」
を抱いてしまうのです。
今週も様々な個人投資家の方と
電話などでお話ししましたが、、、
「日経平均株価が大きく上昇しているので、チャンスですね!」
「日経平均株価は年末までに1万8,000円、
もしかすると2万円まで行く可能性もあるかもしれないですよね!」
などなど、そんな話をたくさん伺いました。
もちろん、私はこの話を否定するつもりはありません。
日銀の追加金融緩和に加えて、
GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)も
日本株への投資割合を引き上げる方針を発表したので
大きな期待はあると思います。
ですが・・・
やっぱり、私はどうしても「恐怖感」が拭い去れないのです。
だからこそ、、、
今回、あなたには、一つ「注意喚起」をします。
もちろん、今の株式市場を見て、
強気の人には、この注意はあまり関係ないことでしょう。
でも、、、
「平山さん、何言ってるの~。大丈夫でしょ、今の調子なら」
というくらい強気のあなたこそ、
これから話す注意喚起は、受け止めてもらいたいのです。
なぜなら・・・
強気のあなたは、過去の私のように
「たった数日で数ヶ月分の給料が吹き飛んだ・・・」
という地獄を見る日が、近々突然現れるかもしれないからです。
今は、短期的に上昇トレンドですので、
多くの個人投資家が「強気」になりがちです。
それは、当然です。
多くの個人投資家が勝ちやすい相場であれば、
どんどん利益が出ますからね。
でも、、、
強気のあなたに、一度立ち止まって考えてほしいことがあります。
それは、今年の1月から2月の株式市場です。
今年の年初(1月6日)は1万6,000円台を付けていました。
この頃はアベノミクスの余韻が残っていたこともあり、
「2014年は、年内に1万8,000円を付ける!」
と強気に考えていた個人投資家が多数いたことでしょう。
強気に考えていた人の中には
大きな利益を得ようと考え、
信用取引で多くのポジションを抱えて、
『非常に強気』で取引していた人もいたことでしょう。
実際、私もある個人投資家の方で、
非常に強気で取引している状況を聞いていました。
ただ、明らかに危険な領域に入っていたので、
私は、こうアドバイスしました。
「信用取引でレバレッジを掛け過ぎると、、、
予想に反して株価が下落したときに、
レバレッジを掛けた分だけ非常に大きな損失につながるので
あまりムリなレバレッジを掛けないようにして下さい!」
ですが。。。
この方は、非常に強気だったがうえ、
私の声は耳に入らず、そのままの強気のレバレッジを続けていました。
すると、、、
信じられないことに
1月下旬に、アルゼンチンなどの新興国経済に対する不安が勃発し
2月5日には、日経平均株価が一時、1万3,000円台まで急落しました。
1月6日の1万6,000円と比べると2,000円以上も下落したのです。
だから、、、
この非常に強気でレバレッジを掛けていた個人投資家の方は、
たった1ヶ月間で、一気に資産が半分に減ってしまったのです。
まさに、
「たった数日で数ヶ月分の給料が吹き飛んだ・・・」
状態です。
記憶をたどると分かると思いますが、
おそらく、今年の1月は、半分とは言わないですが、
あなたも「資産を大きく減らしてしまった時期」ではないかと思います。
いかがでしょうか?
もし、あなたがこの1月に資産を大きく減らしていれば、
そのときの「恐怖感」を思い出してください。
もしかすると、少なくなっていく資産を見て、
仕事が手につかなくなってしまった人もいるかもしれません。
そこまでいかないしても、
とにかく苦しい心境だったのではないかと思います。
だからこそ、
あえて、あなたに伝えたいのが
「その恐怖感を忘れないでください」
ということなのです。
私もあなたと同じく、
この「恐怖感」を過去に痛いほど味わっています。
それは、
○ライブドアショック
○リーマンショク
のときです。
ライブドアショックのときは、
新興市場の銘柄を中心に保有していたことで、
数日で100万円以上もの資金を失いました。
リーマンショックのときも同様に
大きな損失を受けました。
いずれのショックでも、私は100万円以上もの資金を失い、
「たった数日で数か月分の給料が吹き飛んだ・・・。」
と落ち込み、なかなか立ち直れませんでした。
あまりの金額を失いましたので、現実を受け止め切れずに、
株式投資のことを一切、忘れるために、仕事に没頭したり、
友達とお酒を飲みに行き、パーっと飲んで忘れるようにしました。
しかし、数日後、冷静になり、証券会社の口座にログインすると、
大きく減少した資産が表示されているのです・・・。
ちなみに、ライブドアショックの直前は、
2ヶ月間で株価が20%くらい一気に上昇していました。
この上がり方を見て、私は完全に
強気になってしまったのです。
それこそ「自分は株の神様だ~」と勘違いするくらいでしょうか。
とにかく、利益が上がらないなんてありえない、そんな状況だったでしょう。
しかし、、、
それが一変・・・
その強気のせいで、
「たった数日で数か月分の給料が吹き飛んだ・・・。」
という始末になってしまったのです。
このときの恐怖感は今でも忘れられません。
そして、忘れてはいけない恐怖だと考えています。
今週に入り、日経平均株価は1万7,000円を付けました。
多くの個人投資家が強気に転じていることでしょう。
このようなときというのは、
つい最近まで、弱気だったにも関わらず、
恐怖感を忘れ、利益を得ることばかりに目がいきがちです。
そして、その目のせいで、
レバレッジを掛けてしまいがちになります。
レバレッジで利益をあげることは悪いことではありません。
しかし、今年1月下旬の暴落や
10月上旬のような暴落はいつやってくるか分かりません。
今回の日銀の追加金融緩和で強気になる気持ちも分かりますが、
信用取引で大きなレバレッジを掛けるようなことはしないで下さい。
もし、強気になり過ぎて、大きなレバレッジを掛けてしまうと、
あなたも資産を半分以下にしてしまうリスクが伴います。
日経平均株価が1万7,000円を付けた現在だからこそ、
改めて、「どのような時でも強気になり過ぎないこと」と
「信用取引でレバレッジを掛け過ぎないこと」を肝に銘じて下さいね!
もし、あなたが
「たった数日で数か月分の給料が吹き飛んだ・・・。」になったら・・・
これを考えたら、
もう、あなたのレバレッジの掛け方は、決まっていますよね?
あとは、あなたの選択次第です、、、
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