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From;平山修司
八丁堀の事務所より、、、
『ミクシィこのまま急上昇か?』
まさに、そんな状況が
近々起きそうな雰囲気です。
何と・・・
「2121 ミクシィ」が「3765 ガンホー」を
追い越すことが目前になってきました。
一時期は、ミクシィと言えば、
SNSが低迷してしまい、迷走続きで、
どうなってしまうだろう・・・
と企業自体が心配されるくらいでした。
それが。。。
ここ最近の勢いがその復活劇を証明するように、
成長が続いています。
そして、、、
いよいよ、「2121 ミクシィ」が「3765 ガンホー」を
追い越すことが目前になってきたのです。
ということは、
まさに、ミクシィの株価が、このまま上昇するか?という状況でしょう。
では、実際にミクシィは、
ガンホーのどこまで迫っているのでしょうか?
しっかりと、それを確認しておきましょう。
まず、確認しなければならいのは、
「何をもって」追い越しそうなのか?ということです。
売上なのか?
利益なのか?
会員数なのか?
その定義は様々です。
だから、一言で「追い越す」といっても、
しっかりと、その基準を確認しておかないといけないですよね。
だって、私たち個人投資家の利益にならない部分で
追い越しても意味がないですからね。
では、ミクシィは、ガンホーの何を追い越しそうなのか?
それは、、、
『時価総額』
です。
ミクシィは、今ガンホーの時価総額を追い越す直前に来ています。
例えば、、、
【11月12日の終値時点の時価総額】
○ミクシィ:約5,083億円
○ガンホー:約5,207億円
です。
その差は約120億円。
まさにあと一歩でミクシィが
ガンホーを追い越す状況なのです。
まさに、背中がもう見えた状況でしょう。
なお、この時価総額ですが、
これは、その企業が発行している
「株数」×「株価」
で計算できます。
そして、この時価総額は、
その企業の株価が割安で「魅力的だ」と判断する投資家が多ければ多いほど、
「株価」は上昇し、「時価総額」が増加します。
つまり、ある意味この時価総額は、
投資家が決めていると言っても過言ではありません。
反対に言えば、
企業にとっては、投資家からの通知表のようなものです。
だからだとは思いますが、
ホリエモンこと、元ライブドア社長であった
堀江貴文氏は、あそこまで時価総額にこだわったのかもしれませんね。
深層は分かりませんが・・・
ただ、色々周辺の人の話を聞くと、、、
売上の目標が時価総額へと変わったときから、
不協和音が何とか、、、とか聞きますが・・・
それはともかく、
そういう人もいるくらい、この時価総額というのは気にする部分だということです。
また、世間からは「ハゲタカ」と言われるような投資ファンドの立場から見ると、
「時価総額」はその企業をいくらで買えるかという、
その企業の価値であり「定価」のようなものです。
まさに、この定価で
ミクシィがガンホーを追いつきそうなのです。
一時期の状況や、ガンホーを存在を考えると、
まさに「急成長」でしょう。
ちなみに、、、
時価総額では、そのような状況ですが、
肝心の「業績」面では、どのような状況なのでしょうか。
これも、気になる部分ですので
見ておきましょう。
調べてみると、このようなデータが確認できました。
【ミクシィの7~9月までの3ヶ月間の業績】
○売上:222億円
○営業利益: 96億円
【ガンホーの7~9月までの3ヶ月間の業績】
○売上:384億円
○営業利益:196億円
これを見る限り、
売上も営業利益も、ミクシィはガンホーに追いついていません。
おそらく、
「ミクシィ」の業績は急成長していますので、
今後も成長することを投資家が評価して、
現在の株価になっているのでしょう。
ただ、、、
ここで非常に注意しなければならないことがあります。
それは・・・
「ミクシィの業績も
いつかはガンホーのように業績が伸びなくなる時期がやってくる」
ということです。
実際、ガンホーは今年に入ってから、
以下のように3ヶ月ごとの売上と営業利益が減少しています。
【1~3月までの3ヶ月間の業績】
(上場来で最高の売上と営業利益を達成した3ヶ月間)
○売上:499億円
○営業利益:287億円
【4~6月までの3ヶ月間の業績】
○売上:444億円(-55億円)
○営業利益:249億円(-38億円)
【7~9月までの3ヶ月間の業績】
○売上:384億円(-60億円)
○営業利益:196億円(-53億円)
「1~3月までの3ヶ月間」の売上と営業利益は
過去最高の売上と営業利益を記録しましたが・・・
その後は一気に減収減益に転じています。
ということは・・・
「ガンホーはこれからも伸びるぞ!」
と思って買い付けた投資家の中には、
今大変なことになっている人もいるということです。
まさに、、、
急成長した分だけ、ストップしたときの反動が大きく、
同時に大損した!という状況でしょう。
実は、私もこの「ガンホー」のように
急成長している企業の業績が突然失速する経験をしたことがあります。
そして、その結果、大きな損失を被りました。
業績が突然失速したその企業とは
不動産ファンドを手掛けていたダヴィンチ・ホールディングスです。
2007年までは年々、業績が急拡大していたものの、
不動産市況の低迷で2008年に入り、業績が突然悪化しました。
それまで年々、大きく業績拡大していた分だけ、
業績の悪化幅がより目立ち、投資家の売りを誘い、
同社の株価は大きく下落しました。
そして、その後はというと、
業績悪化により2010年には債務超過に陥り、上場廃止されたのです。
業績が悪化した当時、私はダヴィンチホールディングスの株を保有していましたので、
このダヴィンチホールディングスだけで数十万円単位の損失を出しました。
この損失によるショックは、
あまりに大きく、今でも忘れられません。
足元ではミクシィの時価総額は、
ガンホーを追い越そうとしています。
ただし、、、
このミクシィも、ガンホーや
私が経験したダヴィンチホールディングスのように、
売上と営業利益が減少する時期がやってきます。
だから、
今だけの勢いを見て「まだまだ、ミクシィは株価が何倍にもなるぞ!」と
もし、あなたが考えているようであれば、注意したほうがよいかもしれません。
かつて。。。
同じようなことで、数十万の損失を味わった私としては、
急成長ほど、注意だと言えるでしょう。
全ては、あなたの選択次第ですが、
この話を聞いて、どう思うか?
そして、どう行動するか?
が、投資家としての分岐点かもしれません・・・
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