9年前、それは突然起きた・・・



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From;平山修司
八丁堀の事務所より、、、

 

9年前・・・

2006年1月17日に私はその経験をしました。

 

カンの鋭いあなたであれば、
もうお分かりでしょう・・・

 

その経験とは

「ライブドアショック」のことです。

 

1月16日の夜、
ライブドア本社に東京地検が

「証券取引法違反の容疑」による
家宅捜査を実施しました。

 

この日の夜のニュースでは、
東京地検の紺のスーツを着た無表情な捜査員が
何十人もダンボールをかかえて、

ライブドア本社がある六本木ヒルズに
入っていく姿が放送されていました。

 

東京地検の捜査員が六本木に入る
その映像は非常に衝撃的で、

私は何が起こったのかが、
分かりませんでした。。。

 

ただ、分かったことといえば、

「明日の株式市場はとんでもないことになる・・・」

ただ、それだけでした。

 

そして、私の予感通りに、
この東京地検による強制捜査を発端として

 

1月17日に株式市場では

「ライブドアショック」

が起きました。

 

当時のライブドアといえば、
堀江元社長がテレビや雑誌などに取り上げられ、
大きな成長力のある新興市場の代表格的な存在の企業でした。

このライブドアが東京地検による
家宅捜査を実施されたことで、
翌日の株価が暴落することが容易に想像できました。

 

そして、翌日(1/17)の株式市場は暴落したのです。

 

翌日の株式市場ではマザーズなどに上場している
新興市場の銘柄はストップ安になっていたり、
前日比10%以上、下落している銘柄が多く目につきました。

私はただ、株式市場の板状況を
携帯電話で呆然と見ていただけですが、、、

その板状況からは、
個人投資家の悲鳴が聞こえるかのような凄まじい売り状況でした。

 

この時の暴落は今でも忘れません。

 

そして、一方で「予期せぬこと」も起きました。

 

その「予期せぬこと」は、このライブドアショックで、

一部のネット証券が、

【信用取引の担保として預け入れていた
ライブドア関連銘柄の現物株の評価を変更】

ということでした。

 

そうです。

今日、あなたに伝えたいことは、この

「信用取引の担保とする銘柄」に関することです。

 

これをお話しするのに、
一番良い例が、一部の方には傷口に塩を塗るかもしれませんが、
このライブドアショックなのです。

 

このライブドアショック後・・・

一部のネット証券は、
信用取引の担保とする銘柄の中で、

ライブドア関連銘柄(5社)の評価(掛け目)を
従来の「70%から80%」から、以下のように「ゼロ」にしたのです。

 

○ライブドア 70%→0%
○ライブドアマーケティング 70%→0%
○ライブドアオート 80%→0%
○ターボリナックス 70%→0%

 

仮に、あなたがライブドア株100万円分を担保に入れていた場合は

それまで70万円(100万円×70%)と評価されていたものが、
この日を境に評価は「0円」

という事態が急に起きたのです。

 

当然、、、

信用取引の担保に入れていた
ライブドア関連銘柄の株が0円と評価されれば

「信用担保不足で追証」になるか、

「信用取引で取引している銘柄を
損をしてでも決済しなければならない状況」

に陥ります。

 

今でいうと、ライブドアの株は、

ミクシィやサイバーダインのような、
新興市場を代表するような銘柄でした。
(私の感覚だと、ライブドアの方がもっと存在感があったような気がします。)

当時、個人投資家であった私は幸い、
ライブドア株を保有していませんでしたが、

新興市場を代表するような銘柄でしたので、
ライブドア株を担保に信用取引をしてい
る個人投資家は相当いたことでしょう。

 

しかし・・・

その担保に入れていたライブドア関連銘柄の評価(掛け目)が
ゼロと評価されたことで、ライブドア株を持ち、
信用取引の担保としていた個人投資家は大きなパニックに陥りました。

 

そして、追証から逃れるために、

これまで信用取引で買っていた銘柄を
無理やり損切りしなければいけないような状況になったのです。

 

また、再びこのようなことが起きないことを願うばかりですが、
過去には「予期せぬこと」が起きたのです。

 

それでは、このようなことに避けるには、
どのように対処すれば良いかというと、

 

【信用取引の担保とする銘柄は、
1つの銘柄にするのではなく、多くの銘柄に分散する】

 

ということです。

 

多くの銘柄に分散していることで、

仮に担保に入れいている銘柄の一部が
ゼロ評価されても追証が発生しにくくなります。

「信用取引の担保として預け入れる現物株の評価を変更する」ということは、
そうそうあることではありませんが、過去にはありました。

今回、お伝えしたことも
信用取引のリスクとして存在することを覚えておいたうえで、
信用取引の担保として預け入れる銘柄は分散投資するようにしましょう。

 

ファンダメンタルズ投資でも、、、
システムトレードでも、、、

予期せぬ事態を回避し、
そして、長期に渡り安定して利益を上げるには、

 

やはり、
例え、一部の銘柄がダメになっても、
一部の戦略がダメになっても

他で補完できるように「分散」しておくことが、鉄則です。

 

あなたの投資法やトレード法は、
偏りなく分散できてますか?

 

 

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紫苑

2006年からシステムトレードを開始。最大DDは50%程度。システムトレードで1億の資産形成を達成し、2019年4月には、「300万円を1億円まで増やしたシステムトレーダーの軌跡」というテーマでセミナーを開催。 ここ数年は、イベントドリブン、OP、サイクル投資も手掛ける。「色々な意味」で後輩たちのリーダーや目標になるべく、日夜、「努力」をしています。
紫苑さんのブログ:紫苑の億トレへのシステムトレード+科学的裁量

4 件のコメント

  • ライブドアショックの別名というか、本当はマネックスショックということですね。
    自己保身の為に、ああいうことを場中にしたマネックス証券は、信用取引では永遠に使ってはいけないという警告は必要だと思います。他の証券会社からも、考えられない措置だと非難されていたのを覚えておられると思います。ライブドアショックは、マネックスの変更がきっかけで、他の証券会社も追従せざるを得なくなった為におこったのが本当のところでしょう。

    雑誌「エコノミスト」
    「ライブドアショックより、マネックスショックの方が相場に与えた影響は大きかった」(巻頭特集記事内より)

    • あられ さん

      こんにちは、
      システムトレードの達人 サポートセンターです。

      コメントを頂き、ありがとうございます!

      別名マネックスショックとも言われていますね。

      あられさんのおっしゃる通りに、
      過去にそのような事実があったことも知った上で、
      使用する証券会社を検討したり、信用取引に取り組むと良いと思います。

      特に信用取引では、多くの銘柄に分散投資することで、
      信用担保割れするリスクを抑えることができるでしょう。

      これからも記事を楽しみにお待ち下さいね!

      システムトレードの達人 サポートセンター

  • 初めて投稿させていただきます。
    毎日メールの作成(数名でのローテーションとはいえ)ネタ捜し大変のことと思います。
    まだ私は、株の世界は、2年未満の未熟者ですが、貴社からのメールで平山様のそれは、いつも大変有意義な内容が多く必ず読まさせていただいております。正直他の方は、飛ばす事も。すいません。。
    先日の必ず生き残れの話とか、今回のライブドアとかそれにマーベラスの読みは、お見事でした。なかなかこういうメールで個別銘柄を発表するのって勇気が要りますよね。
    株って初めた頃は、上がるか、下がるかの2者択一なので半分の方は、儲かり他の方は、接するとかで半々と思ってましたが実際は、1割ぐらいの方しか儲からないとかを知らされるとビックリです。
    奥の深さに驚く毎日を過ごしております。それとともに面白さも多少判ってきました。
    ゆえにもっと深く勉強していき、大損せず長く関われるように
    かんばりたいと考えています。プレッシャーを与える様で申し訳ありませんが、今後も貴殿のメールは、楽しみにしてますのでよろしくお願いします。

    • toshi さん

      こんにちは、
      システムトレードの達人 サポートセンターです。

      このたびは初めての投稿を頂き、ありがとうございます!

      toshiさんのおっしゃるように、
      日頃から平山は記事のネタ探しに苦戦しているようです(笑)

      とても苦戦してはいるものの、「自分の失敗した話し」や
      「過去に経験したことで、他の方にも役立ちそうな内容」を中心に、
      頑張って記事を書いています。

      さて、株式投資では上がるか、下がるかの2択なのですが、
      多くの投資家が利益はマメに確定するものの、
      損切りはできずに、その結果、大きな含み損を抱え、塩漬けのままにしています。

      つまり、利益は小さいものの、
      損失だけ異様に大きい状態にしてしまいがちです。

      本来、利益は大きく、損失は小さくしたいものの、
      逆の行動をとってしまっているのです。

      このようなこともあり、
      利益を出している投資家は、ほんのわずかしかいません。

      ぜひ、toshiさんはこれからも勉強して頂き、
      大きな損失を出さずに、株式市場の生き残り、利益を得て下さいね!

      なお、平山にtoshiさんの励ましのお言葉を伝えたところ、
      「これからもtoshiさんのお役に立てる記事を書くように頑張ります!」
      とのことでした。

      今後とも記事を楽しみにお待ち下さいね。

      システムトレードの達人 サポートセンター

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