ガンホーどうなる?



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ブログ用1

From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、

今日は、私のたわいもない話をします。

つまらないですよ。

きっと。。。

あれは、自宅に帰るのに
電車に乗っているときのことでした。

ガタンゴトン~、ガタンゴトン~、ガタンゴトン~、

もう、聞きなれた音がして、
いつも通りのアナウンスが流れ、
いつも通り、家に帰る多くのサラリーマンが電車に揺られていました。

そして、見渡せば、中吊り広告の嵐。

少し、ボ~っとしたかった私は、
その中吊り広告を隅から隅まで覗いていました。

ふ~んと、自分でも興味があるのか、ないのか分からないまま
ボ~っと、中吊り広告を見ていたのです。

経過すること、10分・・・

さすがに、自分の視界に入る広告は全て読み終えてしまいました。

私は再び、
ボ~っとし始めました。

ガタンゴトン~、ガタンゴトン~、ガタンゴトン~、

電車は揺れます。

そして、聞きなれた駅名のアナウンスが流れます。

は~っと、息をつき
そろそろ揺れが気持ちよくなり、眠気が襲ってきました。

昨日のずいぶん遅くまで
原稿の執筆をしていたことと思い出し、余計に眠気が襲ってきました。

さすがに、私のその睡魔には勝てず・・・

諦めて、眠ろうとした、そのときです。

いきなり、私の頭の中にトレードのことがよぎりました。。。

「今、最も個人投資家に影響を与えている銘柄は何だろうか・・・?

もし、その銘柄が分かれば株価について分析することで、
個人投資家の投資心理が反映されやすい新興市場の先行きが分かるかもしれない・・・」と。

完全に職業病ですね。

まさか、眠りかけたときに
こんなことが頭をよぎるだなんて。

自分でも、驚きです。

そこで、私のこの考えを検証すべく、頭の中を掘り下げました。

まず、「今、最も個人投資家に影響を与えている銘柄」ですが、
これは、いうまでも無く、、、

「3765ガンホー・オンライン・エンターテイメント」

でしょう。

この銘柄は、2012年7月末に1849円だった株価が
2013年5月には一時163,300円まで上昇した大化け銘柄です。

ただし、その後の株価は
下落トレンドに入りし、現在60,000円前後で推移しています。

あわせて新興市場の相場を振り返ってみると、
ガンホーが高値を付けた5月に東証マザーズ指数も高値をつけていました。

そういった意味では、
昨年後半からの新興市場の株価上昇は、ガンホーがけん引役だったのでしょう。

ですので、今下落トレンドに入っているガンホーの株価が
底を打てばマザーズ指数も底を打つ可能性が高いとも考えられるのです。

では、ガンホーが、どこで底を打つのか?

これについて、気になって仕方がない方もいるでしょう。

システムトレーダーの方であれば、特にそういうこともないでしょうが、
裁量トレーダーの方にとっては、気が気ではない部分もあると思います。

さて、本当にどこで底を打つのでしょうか。

実は、こういったときは、システムトレードよりも
ファンダメンタルズ分析が役立ちます。

まず、ガンホーの財務状況と収益状況を加味し
企業価値を算出することで妥当な株価を算出します。

そして、その算出したものから、
このくらいの株価になったら、底打ちするだろうという目安を見つけるのです。

ただし・・・

そもそも、「企業価値を算出する方法を知らない」という方が大半だと思います。

しかも、仮に計算できたとしても、
ガンホーのような急成長株の企業仮は、計算する人によって大きく変わります。

だから、一言「企業価値を算出しましょう!」と言っても、
方法を知っている人でも難しいのです。

では、そのまま計算せずに
そして、目安も付けずにいるしかないのでしょうか?

いえ、決してそのようなことはありません。

企業価値の算出方法が分からない方や初心者の方でも
その企業の妥当な株価が分かる方法があります。

せっかくですので、それについてご紹介しておきましょう。

結論から申し上げると、その方法とは・・・

「企業のIR情報から第三者割り当て増資など
最近その会社の株式を購入した会社の購入価格を調べる」ということです。

この言葉だけですと、
ちょっと分かりにくいと思いますので、具体的にガンホーで見ていきましょう。

ガンホーの場合、IR情報は以下のURLに掲載されています。

http://www.gungho.co.jp/ir/ir-news/index.php?yer=2013
(『IRニュース|ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社』より引用)

このページをよく見ると、4月27日のプレスリリースに

『ソフトバンクモバイル株式会社による当社株式に対する公開買付けの結果に関するお知らせ』

という項目があります。

詳しく見ると、ソフトバンクモバイルが、
ガンホーの株式を1株につき金 340,276 円 で購入したと書かれています。

ということは・・・

「おっ、34万円か!今の株価が6万円くらいだから、おいおい5倍ほど上がりそうだ!」

と思ってしまいますよね。

でも、ここに一つ落とし穴があります。

これはさすがにおかしいです。
こういったときは、四季報を調べてみると、良いでしょう。

念のため四季報を確認すると、
ガンホーは6月末に1:10の株式分割をしていました。

つまり、ソフトバンクモバイルが買った価格を
今の株数にあわせて計算すると、「34,027円」という結果がでます。

おおよそ、今の株価の半分でしょうか。

公開買付けなど、プレスリリースに載るような株式の購入は、
私たちとは比べ物にならないほど大きな資金が動いています。

その分、買付価格などは
十分に精査されて算出された価格だと思います。

ですので、、、

妥当な株価、つまりガンホーの企業価値は
おおよそ「34,000円前後」だと言えそうです。

ただし、今の株価が60,000円で、まだ大きな乖離があります。
よって、当分ガンホーの株価は下がる可能性が高いのではないかと考えます。

これを考慮すると、
新興市場の本格的な上昇はまだ先だと言えそうです。

いかがでしょうか?

この話は、一見システムトレードと関係ない話のように見えますが、
決して、そのようなことはありません。

もし、このような情報が分かると、

○当面新興市場は下落するかもしれないから、
指値を厳しくして再度売買ルールを見直してみよう

○ドローダウンに備えて今のうちから資金管理を見直しておこう

というように、売買ルールを改良するきっかけになったり、
改良の方針になります。

こうすれば、ある程度環境に合わせた、
堅牢性(=くずれにくい)の高い売買ルールに改良できるのではないでしょうか。

そして、これがしっかりとした事前準備につながり、
いざ、シグナルが発生したときに、自信を持ってトレードすることができるでしょう。

 

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。