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From;秋山大介
宇都宮の自宅より、、、
あれは、8月23日(金)の夜でした。
これを見たとき、
私は、衝撃を受けたのです。
まさに、頭をスコーンと打たれた気分でした。
それがコチラです。
↓
http://www.fairtrade.co.jp/r/Z8k5jS
(日本経済新聞より引用)
今回に限っては、ほとんどがこの見て頂きたいもので
語られてしまっているので、
私はほとんど話す必要がないかもしれません(汗)
ここに書かれているのは
あのイチロー選手についてです。
ちょうど、先日4000本安打を達成したこともあり、
このような記事が出ていたのです。
『イチロー、4000安打生んだ「逆転の発想」』
私もこの記事は偶然に、
ふだんそれほど使わないfacebookを見ていたところ、
これまた、数年間会っていない友人が
このシェアというものをしていたのです。
何だかんだ言って、スポーツ選手のネタは、
色々なところで例え話で使えるので、
私は、よくこのような記事を見ます。
だから、今回も友人のシェアを見て、
すぐに確認しました。
あなたは、このイチロー選手の記事を読んで、
どう思いましたか?
まさか・・・
「さすが、イチローだね~。やっぱり違うよね~。」
な~んて、思っていませんよね。
大丈夫ですよね。
日々熱心に勉強して、努力もしている
システムトレーダーのあなたは、そんな平凡な感想は持ちませんよね(笑)
大丈夫ですね?
と、半分強引に念を押しましたが、
本当に、そんな感想であったら困ります。
なぜなら・・・
このイチロー選手の記事は、
まさに「システムトレーダー」のことを書いているからです。
例えば、
—————————————-
■打率ではなくヒットの数重視
「打率ではなく、こうしたヒット数に重きを
置いていることにこそ、イチローが常にハイレベルな
モチベーションを維持していることの秘密がある」
なぜならば、打率の場合は上がっているときには
高いモチベーションが保たれるが、下降局面になると
モチベーションも下がっていく。
「そんな一喜一憂はしたくない、と考えているのではないか」
(『イチロー、4000安打生んだ「逆転の発想」:日本経済新聞』より抜粋)
—————————————-
この部分です。
まさに、システムトレーダーですよね。
トレードは、ある意味、
野球の打者と同じ発想です。
勝率は、打率。
安打は、利益。
トレード回数は、打席数。
プロフィットファクターは、得点圏打率(?)
というところでしょうか。
強引に当てはめれば、システムトレードの成績は
全て、打者の指標と同じように表現できるでしょう。
そこで、
もう一度、イチロー選手の「打率ではなくヒットの数重視」を考えてみて下さい。
いかがですか?
完全にシステムトレーダーではないですか?
「打率を重視しない」ということは、
まさに、私たちシステムトレーダーが「勝率を重視しない」ということでしょう。
そして、反対のことが書かれているこの部分、
—————————————-
なぜならば、打率の場合は上がっているときには
高いモチベーションが保たれるが、下降局面になると
モチベーションも下がっていく。
「そんな一喜一憂はしたくない、と考えているのではないか」
—————————————-
これは、まさに私たちシステムトレーダー以外の発想です。
あなたもシステムトレードを始める前はそうだったと思いますが、
その頃のあなたは、「勝率」を重視していたのではないでしょうか?
そして、勝率がよいときは、ルンルン気分で、
負けが続くと、一気にトーンダウンする、そんな状態だったのではないでしょうか。
まさに、上がっているときは
トレードへのモチベーションが上がるが、
下がっているときは、モチベーションが下がるという
一喜一憂状態です。
しかし、私たちシステムトレーダーは、
イチロー選手と同じように、勝率は重視していません。
さすがに実運用を考えると、こんなことは明言できませんが、
例え、勝率が10%であったとしても、トータルで勝てれば良いのです。
10回中1回しか勝てなくても、
特段一喜一憂することなく、淡々と利益を上げるのです。
あくまでも、イチロー選手が
安打の積み重ねを重視するように、
私たちも、勝率に振り回されることなく、
利益の積み重ねを重視するので、
精神的に乱れず、トレードを継続できるのです。
そして、もう一つ
—————————————-
■試合前に完璧な準備、最も大切
「ハイレベルなスピードでプレーするために、
絶えず身体と心の準備はしている。
自分にとって一番大切なことは、
試合前に完璧な準備をすること」
「どんな難しいプレーも、当然にやってのける。
これがプロであり、ボクはそれに伴う努力を人に見せるつもりはない」
(『イチロー、4000安打生んだ「逆転の発想」:日本経済新聞』より抜粋)
—————————————-
これも、まさにシステムトレーダーでしょう。
私たちシステムトレーダーは、
実運用で結果を残すために、事前準備を怠りません。
事前準備、つまり検証を繰り返し繰り返し行います。
つねに、最高の結果を残すために、
日々検証をするのです。
おそらく、他のトレード法をしている人からすれば、
それは、完璧な準備でしょう。
そして、その検証をしている姿とは、
とくに、誰に見せるものでもありません。
自分との戦いで、進めていきます。
しかも、その検証があるからこそ、
システムトレードではないトレード法をしている人からすれば、
「あの人は、何で負けても大丈夫なんだ?」
「あの人は、何で株価も見ないで利益を上げられるんだ?」
「その人は、何であんなに落ち着いて利益を上げているんだ?」
と、他人からすれば、非常に難しいことを
当然のようにしているのです。
話すことがないかもしれないと言っておきながら長くなりましたが・・・
いかがですか?
この記事。
まさに、システムトレーダーのことが書かれていると思いませんか?
だから、私はこう思いました。
松井選手の引退を機に、
「松井は、ファンのために野球をしている。
イチローは、自分のために野球をしている。」
という言葉が飛び交いました。
正直、私はこの言葉を聞いたとき、
好きな選手の一人でありながら、イチロー選手を
少し引いた目で見てしまいました。
野球ファンの私としては、
人情味のある、ファンのためにしてくれる松井選手に心がなびいてしまったのです。
しかし、今回の記事を読んで分かりました。
イチロー選手は、確かに自分のために野球をしているかもしれません。
ですが、それは私の中に誤解があったのです。
おそらく、トレードの世界で例えれば、
松井選手は、確固たる理論を持った「裁量トレーダー」でしょう。
一喜一憂ができる、人間味がある選手です。
だから、非常に記憶に残る選手なのでしょう。
一方、イチロー選手は、完全に「システムトレーダー」です。
記録(結果)を重視していますので、
そのためには一喜一憂をしないスタイルが必要だったのです。
そう考えた場合、
確かに、私自身、斉藤正章さんからシステムトレードの話を聞いたとき、
「スゴイと思いつつも、ちょっと機械的でつまらないんじゃないの?」と思いました。
しかし、利益という結果が重視されるトレードの世界を生きるには、
やはり、そんなことは言ってられず、結果を残せるシステムトレードを選択したのです。
だから、強く結果を求められるイチロー選手は、
システムトレーダーのような打者になることを選択したのでしょう。
どちらが良いという答えはありませんが、
この記事を読んで、改めてトレードの世界では
システムトレードが有効なのではないかと考えらせられました。
あなたは、この記事を読んで、
どんなことを感じましたか?
すごく重要なことですので、ぜひ感じたことをメモして
自分の中に取り込んでみて下さい。
きっと、それが今後のあなたのトレード人生の軸となるはずです。
■追伸
このラジオ、もう聴いた?無料配信中です⇒ http://www.fairtrade.co.jp/r/bgMKJl
秋山大介
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