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From；西村剛
八丁堀の事務所より、、、
2015年も残すところ3ヶ月を切りました。
私たちシステムトレーダーにとっては、
案外なじみの少ないNISAですが・・・
メディアや街並みでは、
このNISAの広告などをよく見ます。
おそらく、株式投資をしていない人が
はじめるきっかけにするのだと思います。
ただ、そうは言っても、
私たちシステムトレーダーのなかでも、
せっかく制度があるのであれば・・・と
NISAをシステムトレードとは
別口で活用している人もいます。
ちなみに、、、
システムトレーダーと言っても、
必ずしもシステムトレードだけをしているとは限りません。
そもそも株式投資に興味がある私たちですので、
その興味の一つとして、他の投資法を別管理している
システムトレーダーも多いのですよね。
実際・・・
過去に、斉藤正章さんはシステムトレーダーとしての才能と
ファンダメンタルズ分析の才能のどちらがあるか
テストしていたようですからね。
もちろん、結果は・・・ですが(笑)
ということで、
そのような扱いで、システムトレーダーのあなたも
NISAを考えているかもしれませんよね。
そこで、この2015年の残りの期間で
NISA口座で買いたい銘柄選びのポイントをお話ししましょう。
まず、私たちの日常になっている
システムトレードとNISAの区別をしっかりしなければなりません。
NISA口座で選ぶ銘柄は、、、
システムトレードと違って、長期保有が前提です。
長期保有ですから、
どうしても値下がりリスクが大きくなってしまいます。
反対にシステムトレードは、
短期保有が多いので、リスクは小さいです。
だから、デイトレタイプの売買ルールを好む人が
非常に多いですよね。
ということは・・・
NISA口座で買うべき銘柄を選ぶポイントは、
「値下がりしにくい銘柄」を選択するということなのです。
ではどのような基準で選ぶべきかか？
私の場合であれば、下記の2点を意識して銘柄を選びます。
○1．10年、20年と企業業績が安定するであろう銘柄
○2．株価が割安な銘柄
1つ目の「10年、20年と企業業績が安定するであろう銘柄」は、
鉄道、電力、ガスなどのインフラ系企業です。
インフラ系の企業は、
その事業の性質から、景気の良し悪しに左右されにくいです。
また、新規参入するには、コストが膨大なので、
参入障壁が高いという特長があります。
ソフトバンクが過去に、
ボーダフォンを買収したとき、
この参入障壁を考えると、まさかまさかの展開でしたからね。
しかも、あの財務内容のソフトバンクが、
どうやって、自分より巨人の企業を買収したのか、
話題になりました。
単なる新規参入と違って、
このインフラ系は、ニュースになるほど障壁が高いのです。
だから、10年、20年経過しても、
業績が急激に悪くなるということは、ほとんどありません。
つまり、、、
このインフラ系の企業の株価が割安なタイミングで買えれば、
配当も安定しているので、長期投資で安定した利益を得ることができるでしょう。
そして、2つ目の「株価が割安な銘柄」ですが、
これは、あまり難しく考える必要はありません。
シンプルに、、、
「PER（株価収益率）が20倍以下、かつPBR（株価純資産倍率）が1倍未満」
と考えましょう。
私の株の師匠である戸崎裕隆氏は、
割安かどうかの判断は、「PER×PBR＝15倍以下」と定義付けていました。
赤字企業や業績の変動が激しい新興企業の場合、
この判断基準だけでは難しいのですが、
インフラ系企業の場合、
業績はある程度安定しているので、
この基準を参考にするのが良いでしょう。
8月下旬から急展開の株式市場ですが、
仮に、NISAなどで上手く利益が出る銘柄をつかめれば、
システムトレード以外で、安定利益を確保できることになります。
もし、システムトレーダーのあなたも、
余剰資金などがあれば、このNISAにチャレンジしてみるのも良いでしょう。
ただ、そのときはやみくもにカンで銘柄を選ぶのではなく、
システムトレーダーらしく、今回私が挙げた2つのポイントを
売買ルールのように守って銘柄選択するのが良いでしょう。
ぜひ、参考にしてくださいね。
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西村 剛
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