次は、何相場?



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From;西村剛
東京の自宅より、、、

9月も早いもので中旬に指しかかりました。

日中も少し涼しくなり、ようやく夏が終わり、
秋の到来を肌で感じられるようになってきたかと思います。

まさに季節は夏から秋への移行期ですね。

今日は、いつもと趣を変えて
株式市場の意外と知られてない
豆知識をお話ししましょう。

さて、季節の移り変わりの話をしましたが、
季節と同じように株式市場にも四季があるのを、あなたはご存じでしょうか?

面白い話ですが、

株式市場の春は「金融相場」と呼ばれています。

「金融相場」とは、「不景気の株高の相場」です。

景気がよくないにもかかわらず、
株価だけがするする上がっていくような相場のことを言います。

この金融相場が「春」にあたります。

そして、株式市場の夏は「業績相場」と呼ばれています。

「業績相場」とは、「足許の好業績銘が買われる相場」です。

金融相場では、

銘柄にかかわらず、ほとんどの銘柄の株価が上がりましたが、

この業績相場では、

決算発表で好決算を発表した銘柄だけが買われる相場です。

そして、この後に訪れるのが、

株式市場の秋である「逆金融相場」です。

逆金融相場とは、

景気が回復してよくなっているにもかかわらず、株価が下がる相場です。

「逆金融相場」は何でも上がった「金融相場」の逆である相場ですから、
ほとんどの銘柄が下がります。

投資家の心理としては、景気は良くなっているにもかかわらず
株価が下がっている訳ですから「絶好の買い場だ!」と思ってしまいがちです。

ということは・・・

心理とは裏腹に実態は、状況が芳しくないので、
この「逆金融相場」は投資家にとって大損しやすい相場だと言えます。

そして、秋の後に訪れるのが株式市場の冬である「逆業績相場」です。

これは文字通り、景気が悪くなり企業業績も悪化、
株価も下落するような相場です。

この季節は個人投資家、がほとんど投資に見向きもしない相場です。

いかがですか?

実は、あなたが日々関わっている株式市場にも、
実際の四季と同じように、四季があるのです。

そして、このサイクルが大体3~5年程度で繰り返されています。

例えば、、、

今回のアベノミクスによる株価上昇が始まった2012年12月です。
これは、相場の春である「金融相場」が始まりでした。

そして、今の状況は、
この金融相場が続くのか、それとも「業績相場」に移行していまうのか、
端境期にあたると考えらえれます。

ということは。。。

この株式市場の四季を上手くシステムトレードの視点で考えると、

何でも上がる相場の春「金融相場」では、
『順張り型』の売買ルールが力を発揮するでしょう。

そして、

業績の良い銘柄だけが上がる「業績相場」では、
『押し目買い型』の売買ルールが活躍するでしょう。

景気は良いが株価が下がる「逆金融相場」では、
暴落局面のリバウンドを狙う『逆張り型』の売買ルールが好調でしょう。

最後に、

景気も悪く株価も下がる「逆業績相場」では、
『空売り型』の売買ルールが利益を上げるでしょう。

複数の売買ルールを使用している方であれば、
振り返れば、どうだな~と思い返すのではないでしょうか。

そして、ぜひこの豆知識を、ただの知識ではなく
活かして頂きたいのですが、

このように相場の四季について理解が深まると、
今自分に足りていない売買ルールがどのようなものかが明確になります。

だからこそ、相場の四季が変わる前に準備しておくことで、
その都度慌てることなく、どのような環境の株式市場でも対応できるようになるでしょう。

ちょっとした話に聞こえるかもしれませんが、
案外重要な話ですよ。

 

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■追伸

なぜ、オリンピック開催が決定したのに、株価は順調に上がらないのか?

http://www.fairtrade.co.jp/r/SylP6G

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。