エンジェル



【お知らせ】
下記リンクのメルマガを中心に情報を更新していく予定です。
無料ですのでぜひご登録いただけるとありがたいです

西村剛の投資戦略メルマガ【無料】




 

From;秋山大介
宇都宮の自宅より、、、

 

前回は、SMAPの解散報道・・・

そして、今日は、、、
「エンジェル」の話をしたいと思います。

 

ま~、これほどまでに
全く株とは関係のない話をするのも
どうかと思いますが・・・

「エンジェル」とはいえ、
これは、天使の話ではなく、

日本経済を支えるエンジェルの話ですので、
そういった意味では、投資家であり、
システムトレーダーである、あなたに関係する話でしょう。

しばらく、株価下落の話が続いて、
日々、株価の話で持ちきりだったので、
たまには、視点を変えた話をしましょう。

 

これは、私の日本経済への
個人的な問題意識ですが、一般的に

「失敗が許されない文化がこのまま継続してよいのか?」
「ことなかれ主義は、このまま継続してよいのか?」
「加点式では、なく原点方式の評価がこのまま継続してよいのか?」

というものがあります。

 

ただ、これは日本経済というより、
日本の組織の在り方についてかもしれません・・・

でも、それはさておき、
このような問題意識を20代後半からもっています。

それで、なぜこんな話をするかというと、
先日、とある参議院議員の話を聞く機会がありました。

 

その議員の話は、
もともと、日本を代表する大手商社で海外赴任を経験されていた方ということもあり、
ほとんどが、経済の話でした。

そして、やはり経済の話で切っても切れないのが、
「株」の話です。

その議員は、リーマン・ショックが起きた時期、
ニューヨークに赴任していたようで、
リーマンブラザーズの社員が社屋を追われる姿を
目の当たりにしていたようです。

そのリーマン・ショックが起きる過程や
日経平均株価が民主党政権時代にほぼ半分になってしまった話や、
今の状況、そして金融政策がどうなのかなど、
本当に、お腹一杯になるほど経済の話を聞きました(笑)

 

だから・・・

これは余談ですが、その議員の話を聞いていたメンバーのほとんどは
全く話についていけず、質疑応答があっても
話に対する直接的な質問がありませんでした(汗)

と、それはそれでよいのですが、、、

 

その議員の話の中で
これからの日本経済は、

「ベンチャー企業」がもっと育ちやすく成長しやすい環境にしなければならない

ということがありました。

 

そうです、実はこれは私の問題意識に
非常に合致したのです。

私の問題意識を突き詰めると、

「日本にもエンジェルが出てこないと、経済が伸びないのでは?」
「本当の意味で投資判断ができる投資家を育成しないと、経済が伸びないのでは?」

というところです。

 

数年前の私自身がそうでしたし、
私の周りもそうでしたが、

「アイデアはあるが、資金がない」

そんな若者はたくさんいます。

まさに「資金さえあれば実行し、金儲けできる」という状態です。

ただ、自分自身もそうでしたが、
そのアイデアがどれだけ素晴らしいかはわかりません。
そして、それが本当に金儲けできるかはわかりません。

でも、「やってみたい」という意気込みはあるのです。

 

ならば、、、

「資金調達すればいい」と、あなたは思うでしょう。

 

でもこれ。。。

実際にやってみようとすると、どれほど大変か分かります。

住宅ローンとは違うので、
一千万単位で調達できるということはないのです。

それこそ、国庫というものがありますが、
あれも、結局、自分の手持ちの残高を証明して、
それと同額分だけ借りられるということです。

だから、それこそ、一時的に誰かからお金を借りて、
残高を高額にし、それで資金を調達するという話も聞いたことがあります。

ただ、結局は、残高を証明するための資金は、
借りるまでの期間のものですので、資金としては使えません。

 

かといって銀行で調達する・・・

こんなことは難しいどころの騒ぎではありません。

よほどの担保がない限り調達できませんよ。
しかも、アイデアしかなく、現物があるわけではないですし、
あるのは企画書一枚ですからね(笑)

 

あとは、親に借金するとか色々あります。

それこそ、私は父に直談判しました。

そして、一応OKはもらいましたが、
同時に、これは親子でリスクを抱えたことになりました。

ただ、そうもこうもしないうちに、
私には相方がいて、その彼と決裂してしまい、
私も彼が肝になる人脈をもっていたので、
それが手に入らず、父から資金を調達することはありませんでした。

それなら、その相方の人脈で資金調達すればいいのでは?
とか色々出てきますが、それはここでは語り切れないほど
なが~~~~~~い話になるのでやめておきます。

 

それこそ、大手銀行の子会社のベンチャーキャピタルも行ったり、
資金調達のために、けっこう色々廻ったと思います。

ですが、どれもこれも
本当に難しいですよね。

それこそ、私はビジネススクールで
散々ビジネスプランを作り、色々な人にたたかれましたが、
ま~、これもひどいもんですよ。

 

結局は、、、

「アイデアは認められない」

のです。

フラッシュメモリーのなんだかを開発しただか、
シリコンバレーの某有名企業のアドバイザーをやっていただか、
スパーコンピューターがなんだか知りませんが・・・

技術系の人は、良いアイデアがあれば・・・と言っておきながら、
アイデアではなく、試作品を必ず求めるのです。

もしくは、数字の根拠です。

それだったらこっちも用意するわけですよ。

そしたら、今度はあ~でもない、こ~でもないというわけですよ。

じゃ、何をすればいいんだよ!

と、26歳の私は手をグーに握りながら
毎日耐えていました。

 

ただ、言っておきますが、
そこまで言われながらも、私のアイデアに関係する
専門分野の人からの評価は非常に高かったのですよ。

だって、年々労働者人口が減ることが分かっている中での
その対策となる、国を巻き込めるプランでしたから。

実際、政権が変わらなければ、
とある省庁と組んで、できそうなところまで来ましたからね。

でも・・・あの有名な事業仕分けで
ひっくり返され、消滅したのです(笑)

 

とま~、いろいろ話しましたが、
結局のところ、私のアイデアは国からは求められたものだったのです。

ちなみに、それは「○○○カード」に
代用するものとして提案されていました(笑)

 

なのに・・・

結局、今の日本の投資家(私たちのような株で利益を上げる個人投資家ではなく)は、
専門分野は強いが、他は全く判断ができなかったり、
そもそも、全般を抑える投資家がいないと思います。

 

つまりは、、、

「正当な判断ができる投資家がいない」

ということです。

 

だから、自分が知らない分野になると徹底的につぶしにかかりますし、
それこそ、自分が作ったものよりも良いものを提案されるとつぶしにかかりますし、
ある程度、成功が見込めるものにならないと投資しようとしませんし、
成功までの10個の過程があったら、9個目あたりの過程で突然登場して、
フリーライドするのです。

 

こうやってみると、よくわかりますが、
完全なるいいとこ取りなんですよね。

しかも、これは行政機関に資金調達に行こうとすると分かりますが、
とてつもなくこれに近いです。

 

だから、

「大学発ベンチャー」なんて、わけのわからないネーミングが起きるのですよね。

大学発ベンチャーなのに、
それにかかわる教授は、会社の取締役になれないらしいです。

えっ?って感じですよね。

 

つまり、、、

成功する直前までは、失敗するリスクを行政が抱えたくないので、
資金をそこそこ出しておき、背中を一押しすれば成功になるという瞬間に、
いきなり投資家として登場して、上手く上場できれば、利益をかっさらっていくのです。

 

でも、これって結局、、、

組織が「ことなかれ主義」であったり、「減点方式の評価」であれば、
どうしても、投資判断をする人はこうなってしまいますよね。

だから、そういった意味では、
サイバーエージェントの藤田社長はすごいと思うのですよね。

自分も諸先輩方に助けられたから、
自分も、若い人たちに投資して、失敗してもいいから
新しい事業を作ってもらおう
とそんな考えで、会社の仕組みを色々と作っています。

もちろん、アイデア段階で、どうしようもないものなら別ですが、
プランコンテストでトップをとれば、社内で資金調達でき、
自分が代表取締役として、スタートアップできるようです。

 

これは、まさに「エンジェル」です。

 

ただ、その代わり、デッドラインはしっかり引いていて、
何年以内に黒字化できなければ、撤退というものがあるようです。

それは、資金を受けるものとしては当然のことですよね。
ギブアンドテイクができなくなった瞬間、それは当然のことです。

 

すっごく長く話してきましたが
とにかく、今の日本経済は、国も「ベンチャー企業」育成を考えながらも

「投資家育成」ができなくなっているのだと思います。

実際、私が話を聞いた議員も、
それを強調していました。

ただ、まだその議員は議員歴が浅いなので、そこにメスを入れることができず、
これから実績を残しながら、そういった部分にメスを入れたいと言っていました。

もちろん、投資家は投資するので
この事業が、儲かるか儲からないかの判断は重要です。

 

しかし・・・

儲かる確率が90%と分かった段階で投資するのと、
50%で投資するのと、10%で投資するのは、全く意味が違います。

そういう意味では、
現状のベンチャー企業への投資判断をしている投資家は、
儲かる確率が80~90%の段階にならないと、GOサインを出さないのではないでしょうか。

 

でもこれって、、、
フリーライドのような気もするのですけどね(笑)

そこまでの段階に来たら、
ある意味、インサイダーじゃないの?と突っ込みたくなります(笑)

だから、私は思います。
だったら、私、もしくは私たちシステムトレーダーが
正当な判断ができる投資家になればいいと。

でも、どうせだったら、もうお金をいりませんというくら利益を上げ、
投資家ではなく、見返りを求めない投資家である

「エンジェル」

になりたいものです。

 

そして、後世につながるような事業を作り出し、
日本経済が、後世も成長し続けるものにしてもらいたいものです。

 

なので、、、
私は、エンジェルになれる日が来るのか分かりませんが、
今から必死に稼いで、70歳くらいのとき、20代の起業家に
ぽ~んと資金を出したいものです。

「失敗を恐れず、一貫性をもって自分の信じた道を進んで、
後世に残す事業を作ってね^^」

と笑いながら言って・・・

 

※ご注意
この記事の投資家は、私たちのような日々の株の取引で
利益を上げる人たちではありませんのでご注意ください。

なまえ

 

 

<ロングセラー>【送料無料!】ストラテジー・テンプレート[eブック(電子書籍)]
stt

 

 

 

 

 

 

 

 

西村剛 著 斉藤正章 監修

価格700円(税抜)※配送無料

・このレポートはパソコン・スマートフォン等でご覧いただけるPDF形式の電子書籍(eブック)です。iPad等の電子書籍用端末がなくてもお読みいただけます(プリントアウト可能)。

・クレジットカード、銀行振り込みでの決済完了後、すぐに発送いたします。
詳細はこちらをクリック

 

 

■追伸

【<大好評の「5つ星」評価!>西村剛の最新著『株2年生の教科書』】

株1年生とは、
相場が良いときは利益を上げ、
悪いときは利益を上げられない人。

株2年生とは、その状態を脱却できて、
「相場が良いときも、悪いときも利益を上げる人」

1年生から脱却して、2年生になる方法とは?


『株2年生の教科書』の詳細はこちらをクリック

 

 

【無料】システムトレードの検証ができる株式投資ソフトのフリー版を無料プレゼントします。こちらをクリックください!


The following two tabs change content below.

夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。