日経平均1万6000円割れ、ここからまだ下がる?



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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、

 

昨日(1/10)の日本株市場も
大きく下落しました。

日経平均株価だけでみると、
一昨日が「918円」の大幅急落し、
このような緊急レポートを配信するような状況に至りました。

『918円の大幅急落…どうなる日本株?』

そして、昨日が「372円」の大幅下落・・・
連日、下落が止まりません。

しかも、とうとう日経平均株価に限っては、
1万6000円割れです。

さすがに、これで日本株の下落が止まるのか、
それとも、さらに下落が進んでしまうのか、
きっと、あなたも気になるでしょう。

 

だから、今日は日本株が、

「ここが底値で、ここから上昇するのか?」

それとも、

「まだまだ下落の過程で、さらに下落するのか?」

その状況について、
ある指標を基準に見てみましょう。

 

まず、その基準を確認するに伴い、
昨日の株式市場を振り返りましょう。

日経平均株価は、
前日比2.3%マイナスの15,713円39銭、

東証マザーズ指数は、
3.2%マイナスの727.02ポイント

で終了しています。

 

一昨日に大きく下落した日本株市場でしたが、
昨日も下げ止まらず、大幅続落になりました。

この大きな要因は、昨日から変わらず
「ドイツ銀行の経営不安問題」です。

そして、その影響で、
リスク資産から非リスク資産への
シフトが加速していることが要因でしょう。

 

また、昨日に関しては、
中国市場が旧正月で休場のため、
週明けの中国株式市場の下落懸念も、
その要因に関連しているでしょう。

 

その結果、

日経平均株価ベースでみると、
2日連続の大幅下落の状況に至っているのです。

 

そうなると、、、
個人投資家の考えは、おそらくこの2つに分かれるでしょう。

1つは、、、

「さすがに、日経平均株価が1万6000円割れば、
もう、これが底値となり、ここからは回復するだろう。」

もう一つは、、、

「もっと下落するのではないか?」

というものです。

 

あなたは、いったいどちらで考えているでしょうか?

 

ちなみに、私がどちらで考えているかというと、
それは、、、

「もっと下落する可能性が高い」

と考えています。

 

つまり、まだ底打ちと判断するのは
早いということです。

 

私が日々確認しているシグナル数を見てください。

 

/////////////////////////////////

○2/9時点:22銘柄
○2/10時点:39銘柄

/////////////////////////////////

 

このような状況です。

なお、株価の大底の目安は「100」です。

ということは・・・
まだ、全くそこに到達していないということです。

だから、まだ暴落とはいえる水準ではないということです。

まだ、パニック売りの状況もないので、
それが起きるだろうシグナル数までこないと、
まだ株価の回復は見込めないでしょう。

 

ただ、この情報を聞いた私たち以外の個人投資家は、
おそらく、明日の株価が気になって仕方がないでしょう。

もしくは、明日の株価が、自分に有利に動くか、
不利に動くか、気が気ではないかもしれません。

 

しかし・・・

私たちシステムトレーダーは、違いますよね?

まだ、暴落水準には来ていませんが、
徐々に、その水準に近づいてきています。

そうなれば、、、
いよいよ、あの戦略の出番ですね。

そうです、「逆張り戦略」です。

暴落局面を、損失ではなく、
利益を積み上げる「チャンス」に変える、あの戦略ですね。

 

ただ、この戦略には
1つ大きな弱点があります。

それは、、、
逆張り戦略は、株価の大底で買い付けるわけではないということです。

つまり、適正株価よりも下落する過程を上手くとらえ、
そして、適正株価に戻る瞬間に利益にしていく戦略です。

ということは、、、

下落の途中で買い付けるので、
一時的に、さらに下落するのがほとんどなのです。

もちろん、売買ルールの勝率が80%であれば、
さらに下落した銘柄のうちの80%は、
株価が回復し利益になります。

 

ですが、、、

シグナルが出て、買い付けたとしても、
そうのような性質を持つ戦略ですので、

人によっては、怖くなって投げ売ってしまうか、
そもそも買い付けしないという選択が出てしまうのです。

でも、これは逆張り戦略の性質ですので、
自分の売買ルールを信じて、耐えるしかありません。

思った動きと違うかもしれませんが、
これが逆張り戦略で、結果的には利益を積み上げられるものなのです。

 

だから、ぜひこの性質を理解し、
そして、同時に、自分の売買ルールに自信を持ちましょう。

もし、売買ルールに自信が持てない場合は、
何度も検証して、改良を加えるのもよいかもしれません。

ただ、過度に今の状況に合わせた改良をしてしまうと、
それはカーブフィッティングになってしまうので、
それだけは注意してください。

 

しかし、いずれにしても
徐々に私たちシステムトレーダーにとって、
利益を上げるチャンスが近づいてきています。

ぜひ、そのときに備えて
今からしっかりと準備をしておきましょう。

そして、いざそのときがきたら、
しっかりと利益を積み上げていきましょう。

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。