なぜ、売買しないほうが利益が増えるのか?



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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、

 

「銘柄をもっていないのが不安!」
「余剰資金があるのが不安!」
「周りは利益を上げているのに自分は売買していないのが不安!」

 

これは、、、

ある意味、個人投資家の三大疾病のような、
症状と言えるでしょう。

 

あえて、一言で表現するなら・・・

「売買しないと不安症候群」

でしょう。

 

これは、システムトレーダーでも、
他の方法でトレードする個人投資家でも、
どちらの場合でも起こりやすいことです。

 

というより、、、
この症状に、8割以上の人がなっているかもしれません。

反対に・・・
残りの2割の人は、

この症状ではないので、
いずれの方法でも着実に利益を上げているでしょう。

 

さて、なぜこんな話をしたかですが、

ここ最近、逆張り戦略などがフィットして
利益が上がったシステムトレーダーが多いこともあり、
このようなご質問をいただきました。

 

「売買回数が少なくて困っています。
もっと売買回数を増やすにはどうしたらよいでしょうか?」

 

この質問、もしあなたに同じ質問が来たら、
一体、どのように回答しますか?

もしくは、この質問をするシステムトレーダーの真意は、
いったいどのような内容でしょうか?

まず、この真意ですが、
おそらく、Aパターン、Bパターンのシステムトレーダーに分かれるでしょう。

 

Aパターンは、、、

その売買ルールを運用すればするほど利益が上がることが分かり、

「いかに売買ルールを動かし続けるか」

が勝負になってきている上級レベルの
システムトレーダーです。

ちなみに、上級レベルに近づくほど、
「資金効率」という話が出てきます。

これは、まさしく、このパターンです。

 

そして、もう一つのBパターンは、、、

「売買しないと不安症候群が抑えられれない」

言ってしまえば「売買しない状態に我慢できない子」ですね(笑)

こちらは、システムトレーダー初級者から中級者が
比較的多くあてはまるパターンです。

 

だから、その真意を加えて
質問を直すと・・・

「売買しない状態が続いて我慢できません!
もっと、売買できるようにするには、どうすれば良いでしょうか?」

ということになります。

 

もちろん、売買回数を増やすことは、
利益を大きくするために重要な要素であり、必要な改良です。

だから、先ほどのAパターンの最上級レベルのシステムトレーダーたちは、
売買が動いていないと不安というものではなく、

「売買ルールが動けば動くほど利益が上がる」

という発想のもと、売買回数を増やすことを
目的に売買ルールの改良を重ねていくのです。

そこで、売買回数が増えるように、
デイトレ戦略のような保有期間が短い売買ルールを作るなど、
そのような工夫をしています。

 

ただ、、、

ここで絶対に間違えてはいけないのが、
このように売買回数を増やす改良をして良いのは、

「実運用でほぼ間違いなく利益が上がる売買ルール」

を持っている場合です。

 

だから、まだまだ改良の余地があったり、
テスト運用して、利益を上げる安定性がなかったりした場合は、
「売買しないと不安症候群」に負けて、
売買回数を増やすことに動いてはいけないのです。

売買回数を増やすということは、
最終的には、売買回数が増えるものの、
ドローダウンが大きくなり、連敗回数も増える傾向があります。

 

ですので、、、

すでに売買ルールを実運用していて、
その安定性を確認済みで、

「シグナル通り売買すれば利益が上がる!」

と確信がない限り、
この改良はおすすめできないのです。

だって、リスクだけが大きくなるのですからね。

 

しかし・・・

反対に、売買ルールに確信があれば、
この改良方法は有効です。

理屈上、現状よりもリスクが高まりますが、
その分、リターンを拡大することができます。

だから、上級レベルに近づいているシステムトレーダーにとっては、
非常に有効な改良なのです。

 

ということは、、、
結局のところ、この売買回数を増やすにはどうすればよいか?

という質問の回答は、
あなたの状況によって変わるということです。

 

もし、あなたが上級レベルに近づいていて、
Aパターンのように、信頼できる売買ルールなので、
もっと動かせば利益が上がるということが分かっていれば、
売買回数を増やす改良をしてよいでしょう。

 

しかし・・・

もし、あなたがまだその前の段階ならば、
売買回数を増やすよりも、

「この売買ルールを動かせば、利益が上がる!」

と確信が持てるようになるまで、
売買ルールを改良し充実させるとよいでしょう。

 

そうそう、タイトルに
「なぜ、売買しないほうが利益が増えるのか?」

というのは、そういうことです。

これは、上級者には当てはまりませんが、
もし、あなたがその前の段階なら、売買回数を増やすよりも、
少なくてもよいので、しっかりとシグナル通りに売買し、
回数は少なくても、着実に利益を積み上げるほうが、利益が増えるということです。

もちろん、この売買回数を増やす改良は有効な方法であることは確かです。

ですが、あなたの状況によって、
有効ではなくなってしまう場合もあるので、
その見極めだけは十分に注意して取り組みましょうね。

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。