新人潰し



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From;秋山大介
宇都宮の自宅より、、、

 

重版出来

これ、私が毎週欠かさず見ている
テレビドラマです。

 

と言いつつ、、、

完全なあるテレビっ子の私は、
毎週録画を駆使し、
その時期にもよりますが「5~10本」くらい
毎週ドラマを見ていますwww

 

特に理由があるわけではないのですが、
おそらく、テレビが好きなんでしょうね。

なんてったって「ラク」ですからね。

横になってても、イスに座ってても
ご飯食べてても、体勢が後ろのままで観られますからね。

 

ちなみに・・・
実は、私今ひじょ~に重要なことを言っているのですが、

「なぜ、インターネットがテレビを超えられないか?」

その理由、ここに入っています。

 

とは言っても、それが本当の理由かは分かりませんが、
とある業界の人の中では定説です。

これができれば、インターネットはテレビを超えますし、
これができなければ、視聴率が何とかと言われても、
一生超えられないのです。

きっと、これは映画とテレビでも同じかもしれません。。。

 

と、、、

そんな話は、個人投資家にとっては
どうでもいい話(笑)

真面目にトレードの話をしますが、
この『重版出来』というドラマ・・・

視聴率は冴えないようですが、
ま~、泣けるんですよ、毎回・・・

観てる人の感情に
ど~んと来るものがあるんですよね。

 

先週は編集長が

「私たちが夢を売らんでどうするんだ!」

みたいなことを言っていたのですが、
ま~、アベノミクスがどうこう騒がれていますが、
短期的な成果や自分にどうこうというよりも
「アベノミクス=夢」でもいいじゃないかな~と思うところでした。

ちなみに、某政治家に聞くと、
安倍首相というのは、ビジョンを描くのが上手いらしいですね。

だから、リーダーと実働部隊が
上手くバランスが取れていると聞きました。

まっ、そんな話どうでも良いように聞こえるかもしれませんが、
伏線になるので、頭に入れておいてくださいね。

 

で、『重版出来』に話を戻しますが、
先々週ですかね、非常に印象的な言葉がありました。

 

それがコレです。

//////////////////////////////////////////

お前が確実な売り上げを作ってくれるから、
他のメンバーで勝負ができる。

ありがとな、感謝してるよ。

//////////////////////////////////////////

 

これは、編集長がとあるメンバーに言った言葉です。

このメンバーは「外す確率が非常に低い」人でした。

だから、出す本、出す本が大ヒットはなくても、
かなり安定的な売上を作りだしていたようです。

イメージとしては、ホームランバッターではなく、
イチロー選手のような、ヒットを重ねるタイプでしょうか。
しかも、イチロー選手もアウトになる確率は、
他の選手よりも低いのですから、なおさらそうでしょう。

 

ただ、そのやり方は、冷徹な部分が多く
「新人潰し」の異名もあるくらいでした。

なので、このときの話も
新人潰しをするような話だったのですが・・・

 

その話の最後に、あの編集長の言葉があったのです。

すると、彼はこう言いました。
(いや、心の声?)

 

//////////////////////////////////////////

いいんですよ。仕事のやり方を変えたのですから。

//////////////////////////////////////////

 

ま~、彼がここに行き着くには色々あり、
家族のことを考えて、ここにたどり着いたようです。

だから、新人潰しと言われても、
安定的に売り上げることを重視して、
編集部の中でも、その役割をかってでたということなのです。

ちなみに、彼はもともと
熱血漢のホームランを狙うタイプでした。。。

私も実際のところは分かりませんが、
イメージとして、編集部って、

「一発逆転満塁ホームラン」を常に狙っていそうですよね。

「ここが勝負だ~」と根拠のない感覚で言いながら、
日々、何とか乗り切っている印象です。

 

何ていうのでしょう・・・

日々打ち上げ花火ですか?

そんなイメージです。
特に、このドラマの舞台はマンガの週刊誌の編集部ですし。

なので、自然とその組織を構成する人たちは、
全員ホームランバッターのようになってしまい、
全員4番バッターの組織になってしまうのですね。

 

そうなると・・・

ですよね、、、常に賭けをしている博打集団になってしまいます。

 

ということは、、、

当たればとんでもない売上、
当たらなければ、倒産、

そんな生きるか死ぬかの大勝負を常にしている集団になってしまうでしょう。

だからこそ、その「新人潰し」の異名を持つ彼は、
一人その中で、安定的にヒットを打つバッターになり、
他の人をカバーしているのです。

野球の打順のように、それぞれ役割があるので、
その人がバランサーとなり、周りが生きるようになっているのです。

だから、あの編集長の言葉が出たのですよね。

 

さて、この話何かに似ていませんか?

そうですね、私たちシステムトレーダーで言えば、
「マルチストラテジー」であり、

個人投資家のくくりで言えば、資産運用の
「ポートフォリオ」でしょう。

どちらの場合も、ホームランバッターだけの組み合わせでは
安定した結果が残せず、ヘタしたら資産ゼロ、
上手く行けば大当たりです。

 

でも、自分の大切なお金をそんなことできませんよね。

資産運用のポートフォリオについては、
私もあまり話はできませんが、

システムトレードのマルチストラテジーであれば、
必ず安定して利益を上げられる売買ルールが
一つは入るものです。

ただ、その利益は大きくありません。

ローリスク・ローリターンといったところでしょうか。

 

でも、その売買ルールが
一発逆転満塁ホームランを打つような

ハイリスク・ハイリターンの売買ルールが動くまで、
上手く補うのです。

そして、一発逆転満塁ホームランを売ったら、
また、安定して利益を上げる売買ルールが
コツコツ稼いで、それをまた一発逆転満塁ホームランが動いたら
一気に増やすの繰り返しなのです。

 

もちろん、明確にこうなるというわけではありませんが、
マルチストラテジーは、何でも組み合わせればよいというわけではなく、
しっかりと、各売買ルールに役割を持たせないと
上手く利益を上げるようにならないということなのです。

 

だから、あの編集部は、
一人安定利益を出す人がいるおかげで、
他のメンバーが一発逆転満塁ホームランを狙いに言っても
全体として大崩しないという状況なのです。

でも、安定利益を出す人は目立ったものをもたらすわけではないので、
こういった組織の中では、目立ちませんので編集長は
あのような言葉をかけたのでしょう。

反対に言えば、そういった部分を見出すことができれば、
安定利益と、勝負して取りに行く利益を使い分けられるので、
行くときはいく、引くときは引くという効率の良い
エネルギーの使い方ができるのでしょう。

 

と、分かるような分からないような話をしてしまいましたが、
なんんとな~くでも伝われば幸いです。

でも、きっとマルチストラテジーで苦戦しているあなたは、
これが組み合わせの一つのヒントになるかもしれません・・・

なまえ

 

 

 

 

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西村剛 著 斉藤正章 監修

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。