営業部長 吉良奈津子



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From;秋山大介
宇都宮の自宅より、、、

 

ドラマ『営業部長 吉良奈津子

これは私が、なぜかハマってしまって
毎週見ていたドラマです。

先月、最終回を迎えました。

最近何かと視聴率の悪さを指摘されてしまいますが、
どうやら、これも良い数字ではなかったようですね。

でも、以前はここまでテレビドラマは乱立していなかったので
一極集中して視聴率は上がると思いますが、

今は、ほぼ毎日ドラマを放送しているので
視聴率が分散して、落ちるのも仕方ないですよね。

とは言っても、皆さん人気投票は好きなので、
そう割り切ることもできないところなのでしょうか。

 

さてさて、ドラマの話に戻すと、

主人公がこんな人で、あんなことこんなこと
というのは、ホームページを見ていただきたいのですが・・・

 

なぜ、私がこれにハマってしまったかを
お話ししたいと思います。

 

まず、そのキーワードになるのは

「常識を疑う」

ということです。

 

ま~、あくまでも会社を舞台にしたテレビドラマですし
こち亀の両さんではないので、破天荒まではいかないのですが、

主人公の「吉良奈津子」は、
ことごとく業界?社内?の常識を破り、
一つずつ成果を積み上げていきました。

 

例えば、、、
よくある話ですが「部門の対立」の話などです。

あの会社は、すでにあの部門がアプローチしているから
手を出してはダメだとか…

あれは、あの部門の誰々が何とかだからダメだとか…
まずは、社内の誰々を説得しないとダメだとか…

そんな話に対して、
この主人公は「何が悪いの?」という感じで
どんどん切り込んでいきました。

 

もちろん、その分横槍で攻められたり、
味方の中に敵がいたりと大変だったのですが、
それにも負けず、今ある常識を疑い、
成果を求めて突き進んでいました。

私もこの部門の対立に代表されるような
いわゆる「社内調整」といものが嫌いです。

というより、会社の中で一番ムダなことだと思っています。
また、これが俗にいう大企業病の原因ではないかと思っています。

でも、これって大企業に限らず、
どんな会社でも起きてしまうのですよね。

 

例えば、私の実家の会社でも、
ちょいちょいあります。

だいたいは、相手の都合ではなく、
こちらの都合というより感情で判断してしまうときです。

お客さまの利益と会社の利益を基準に考えれば
そのような後ろ向きな調整はなくなり、
前向きな調整ですむはずですよね。

でも、実際はなかなか前向きな調整は少ない…

というところでしょう。

 

このドラマは、そんな部分を描きつつ、
そのムダともいえる社内の常識を疑い、
立ち向かう主人公の姿が描かれていました。

そうだよな~、こういうのを疑わなきゃな~
な~んて見ていました。

 

さて、そんな常識を疑い、
その常識を疑うことで着実に前に進んでいた主人公ですが、

 

こんなセリフを言う機会がありました。

 

「シンプルよ、シンプル~、答えなんて。
複雑にしているのは、あなたが複雑にしているだけ。」

 

お~~~~~、と私は感心してしまいました。
この言葉すごい!と。

 

これは、クリエイティブ・ディレクターという
テレビCMや広告を作る後輩に言ったことでした。

 

その後輩は、

う~~~ん、
う~~~ん、
う~~~ん、
う~~~ん、

と、次の案件のアイデアがまとまらず
苦しんでいたのです。

 

そうしたところ、この主人公
吉良奈津子は、こう言ったのです。

「複雑にしているのは、あなた」

 

どうですか?

私は、なるほどな~と思ったのですが、
あなたはいかがでしょうか?

私は、会社で人を育成する立場でもあるので
よく言うのですが、

「複雑に考え過ぎ」

と。

 

でも、複雑にしているのが、
その当事者と考えたことはありませんでした。

確かにそうですよね。
というより、当たり前なので全く意識していませんでした。

 

確かに、自分自身を思い返せば、

「自分が」複雑に考えているだけで、
そこにある答えは、シンプルなのですよね。

でも、自分が複雑のフィルターを掛けてしまったせいで
本来見えるものが見えず、自分からその事象を複雑化しています。

 

だから、私は育成のときは、
私は複雑化していないので、答えはスグに見つかりますが、
育成される側からすれば、複雑のフィルターを通してしまっているので、
どうやっても分からないのですよね。

だから、たしかに「複雑にしているのは、あなた」なのでしょう。

私もあるときから、
できるだけシンプルに物事を考えるようにしました。

 

英語の文法で言えば、

SV
SVC
SVOC

とかありましたが、
できるだけ修飾語などに該当する部分は取り払い、
SVだけで捉えるように心がけています。

そうすることで、余計な物が見えなくなり、
物事の深層を捉えるようになると思っています。

そして、その後に、修飾語などに該当する部分を付けることで、
シンプルだけど複雑、複雑だけどシンプルということが
生み出せると思っています。

 

ただ、これはあくまでも私がこう考えているだけです。
正しいか、正しくないかは分かりません。

でも、今のところ、
私はこのやり方で、以前よりも上手くいくようになりました。

実際、売買ルールの条件式の組み方なんかもそうですよね。

 

斉藤正章さんはいつもこう言います。

「私の売買ルールを見ると、残念になってしまうと思いますよ。
えっ、これだけしかやっていないの?と思うくらい、
皆さんからするとシンプルです。」

と。

 

私も実物は見たことがありませんが、
斉藤さんに直接聞くと、

「複雑に見えるかもしれないが、シンプル」

と言っていました。

 

私も想像の範囲ですが、
こうやっているのかな~というのは何となく見えています。

その何となくの話になってしまいますが、
きっと、これは斉藤さん以外の人からすると、

自分から複雑に考えてしまい、
なかなか、その条件式を組むことができないでしょう。

 

ですが、、、

斉藤さんは、複雑に考えてないので、
シンプルなのでしょう。

だって、私は初めて斉藤さんの言葉を聞いたとき、
シンプルなら「条件式は1つだけなのか?」とか思いましたからね。

でも、さすがにそれはないので、
じゃ~、どんな感じかと言えば、、、

結局私の頭の中は複雑になり、
もう答えが見つからない迷路に迷い込むのです。

しかし、斉藤さんは複雑のフィルターなしに見ているので、
周囲から見れば、複雑だけど、斉藤さんから見ればシンプルなことをしているのでしょう。

 

と・・・

このドラマのたった一つのセリフから
こんなことを考えてしまいました。

これは私にとって大きな収穫材料でした。

だから、今やドラマは視聴率も商業ベースでは重要かもしれませんが、
何を伝えられるかが、もっと重要なのかもしれませんね~

いや~、でもほんと、あの一つのセリフは大きかったです(笑)

なまえ

 

 

 

 

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西村剛 著 斉藤正章 監修

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。