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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、
「AI(人工知能)」で運用する
投資信託が誕生します。
↓
http://feature.finance.yahoo.co.jp/promotion/funds/yjamplus.html#skip03
(『Yjamプラス! – ヤフーのビッグデータから作られた新しい投資信託 – Yahoo!ファイナンス』より引用)
最近何かと話題のAIですし、
国もここに力を入れているだけあって、
金融業界も何か動きがあるだろうと思っていましたが、
とうとう、このようなものが現れました。
この投資信託は、
ヤフーグループの3社が展開するもののようです。
そして、何よりも注目は、、、
「AI(=研究者)」が運用助言
を行うという部分です。
私もいつしかシステムトレードが
AIに変わるのではないかと、
悲観的に見ている部分もあります。
ですので、「これは・・・」と
少々焦り気味で、この情報を確認したのですが、、、
フタを開けてみると
こんな感じでした・・・
例えば、そのAIが
「日経平均株価の平均月次リターンは、7~12月よりも1~6月の方が高い」
という傾向を探し出し、
それに基づいてトレードする投資信託のようです。
日々熱心に勉強する
システムトレーダーのあなたは、これを聞いて、
「・・・・・・。」
でしょう。
思わず、私も無言になってしまいました。
いや、それなら私のロングセラー著書
『株2年生の教科書』のほうが、よっぽど賢いのではないかと(笑)
まっ、それは冗談ですが、、、
とはいえ、AIは学習する機能があるようなので、
これは序章にすぎないと思います。
でも、私はこのニュースから、
そんなことを言いたいのではありません。
いよいよ、これで
「システムトレードがメジャーになってくる」
ということです。
結局のところ、AIはシステムトレードと同じですよね。
傾向に基づいてトレードするのですから、
単に条件式が違うだけであって、
やっていることは変わりありません。
ただ、こういったAIが普及し、
トレードに応用されると、思っていまうのが、
「システムトレードが通用しなくなるのではないか」
という悲観論です。
技術の進歩は、インターネットを見ても分かるように、
10年前は動画配信が珍しく、動画を見るにもパソコンの
性能が高くないと見られない時代でしたが、
今は、当たり前のように見られます。
また、スマートの進化のスピードなどは、
もっと速いでしょう。
あの世界は、ドッグイヤーと言われるほど、
つまり、犬の年齢のように月日が経過するということですが、
まさにそのように進化しています。
ですので、必ずしも楽観はできない部分はありますが、
今のところ、私は、ほとんど心配していません。
もし、心配するなら、
「AIを利用した投資家が、半数以上を占めたとき」
だと思っています。
実際、これは以前も、今もよくいただく質問なのですが、
「投資家全員が同じ売買ルールを使ったら機能しませんよね?」ということがあります。
答えは、もちろん「Yes」です。
全員が同じ動きをしてしまったら、
同じタイミングで同じ銘柄を買ったり売ったりしてしまうので、
需給バランスが崩れ、トレードの意味がなくなってしまいます。
しかし、、、
現実的に、そうなるのは難しいでしょう。
だから、システムトレードには優位性があるのですが、
今回の話も、これと全く同じ理屈です。
ちなみに、仮にAIで全ての投資家を占められてしまっては、
株式市場の流動性が、全くと言ってよいほどなくなってしまうでしょう。
そうなると、株式市場が成立しなくなってしまうので、
株式投資という行為自体がなくなってしまうかもしれません。
だから、行くところまで行ってしまうと、
システムトレードがどうこう、AIがどうこうというところではなくなってしまうのですよね。
そうなると、何らかの規制が入り、
AIで運用できるのは、ごく一部の認可がおりたところなど、
そういう流れになるのではないでしょうか。
いずれにしても、そのような事態になれば、
私たちも、株式投資自体からどうするかという世の中になると思われます。
ですが、、、
そうなるまでには、まだ猶予がありますし、
そうなるとは限りません。
ここからが、今日の一番面白い部分です。
おそらく、このAIの話を聞いたとき、
多くのシステムトレーダーが将来に恐怖を感じるでしょう。
しかし、それはあくまでも将来のことです。
もっと目先のことを考えましょう。
実は、このAIの投資信託は、
私たちシステムトレーダーにとって、チャンスが眠っています。
それは、、、
「AIの投資信託の裏をかく売買ルールを作れるから」です。
例えば、
○「AI」が買いと判断する直前に買いを入れるような売買ルール
○「AI」が売りと判断する直前に空売りを仕掛ける売買ルール
など、こういったものが作れるのではないかと考えています。
今のうちなら、AIよりも私たちシステムトレーダーのほうが
対株式市場に対しては優秀です。
だから、彼らを逆手にとって、
利益のチャンスを作ることは十分に可能なのではないかと、
私は考えています。
なお、投資信託は1万円から始められる金融商品です。
ですので、売買ルールの開発費用として、
1万円だけ投入して、経過を観察するのも良いでしょう。
そうすれば、よりリアルな情報をもとに、
裏をかく売買ルールが作成できるのではないでしょうか。
そうそう、、、
最後にこれは蛇足かもしれませんが、
このAIの普及により、システムトレードやシステムトレードのようなものが、
ここ最近、注目されています。
某証券会社でも、検証ソフトを提供し始める話があったり、
書籍でも、AIではなく「ロボット」などの名称で出てきています。
ただ、これはあくまでも私の感想ですが、
みんな、ソフトやロボットの性能に任せっきりで、
ソフトやロボットを「使う人」に、十分なノウハウがないなというのが印象的でした。
同じ包丁を使っても、
料理人が切ったときと、私のような素人が切ったときで
見た目も、味も変わるように、
今のところは、「使う人の技術・心構え」などが結果を左右するのではないかと思いました。
実際、巷には検証ソフト「システムトレードの達人」のようなものは、
その某証券会社のものを含め、多々あります。
しかし、その基本操作を解説したものはあっても、
1円でも多く利益を上げるには、どうすればよいかという
肝心なノウハウにつていては、今のところ見当たりません。
そういった意味では、
日々熱心に勉強している私たちシステムトレーダーは、
「使う人の技術・心構え」がしっかり作られているので、強いのかもしれませんね。
AIが普及しても今のところ大丈夫だと話ましたが、
あくまでも、それは私たちのようなシステムトレーダーであって、
他のシステムトレーダーは、分かりませんよね。。。
やはり、「使う人の技術・心構え」これが重要なのでしょう。

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西村 剛



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