2016年暴落が起きた回数は?



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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、

 

2016年も残すところ、
あと4営業日となりました。

今日は、2016年の総括として、
今年システムトレードの成績を左右した出来事を
振り返りながら、来年に向け気持ちを切り替えていきたいと思います。

 

まず、お伝えしなければならいのが、
今年は「退場した個人投資家が例年になく多くいる」ということでしょう。

そういう意味では、今年利益を上げたり、
耐え忍んだあなたは、十分に素晴らしい成果を収めていると思います。

 

やはり、その背景には、
例年にない、異例な株価の動きがありました。

特に印象的だったのが、
もう、その後あらゆることがありすぎて記憶から遠のいているかもしれませんが、

「1月から2月にかけての暴落」です。

中国株式市場の下落や円高が加速したことを受け、
日経平均株価は19,000円から、14900円まで一気に下落しました。

日経平均株価が、1ヶ月程度で約4,000円下落です。

あまりに短期間での下落だったため、
システムトレーダーでは、

押し目買い戦略が暴落の途中でシグナルが発生し、
ポジションを保有してから含み損が
大きくなってしまったということが多かったでしょう。

そもそも、年初はご祝儀相場とも言われ、
株価が上昇していくものですが、
そのような傾向は全く無視で、暴落続きでした。

 

そして、次は6月の「英国のEU離脱ショック」です。

英国の国民投票でEU離脱が決定し、
日経平均株価は一日で約1,300円下落しました。

この暴落局面では、
システムトレードの戦略では短期の逆張り戦略が機能しました。

しかし、リスクを大きく取り、リターンを取りにいくタイプの
深めの逆張り戦略を中心に運用しているシステムトレーダーは、
上手くポジションが持てず、難しい状況でしたでしょう。

今年は、まだ大きな出来事が続きます。

 

次は、、、
7月の「ポケモンGO公開による関連銘柄の暴騰」です。

任天堂が公開した「ポケモンGO」の人気がすさまじく、
関連銘柄の株価が一気に暴騰しました。

この局面では、「空売り戦略」で大きな損失を抱えた
システムトレーダーが多かったのではないでしょうか。

 

そして、これが最後です。
11月の「トランプ新大統領誕生による上昇トレンドの発生」です。

米国大統領選挙において、
事前予想に反しトランプ氏の勝利が決定しました。

この影響で、株式市場はパニックに襲われ
日経平均株価も大きく下落しました。

ただし、それはたった1日の出来事で、
その後一転してトランプ氏への期待感から
日米の株価が大きく上昇しました。

この局面では、「順張り戦略」で
大きな利益をあげたシステムトレーダーが多かったのではないでしょうか。

 

このように、今年2016年を振り返ると、、、
年に4回も、株式市場を大きく揺るがす出来事がおきました。

しかも、この4つはシステムトレーダーに
大きな影響を与えました。

やはり、このような不確実性が高すぎる出来事が連続して
起きることは異例です。

ですので、過去の統計から利益の法則とも言える売買ルールを作り、
それを元にトレードしているシステムトレーダーには、
少々厳しい年だったでしょう。

 

ただし、これはあくまでも長期で見た場合、
例えば、仮に20年で見れば、そのたった1年です。

人間生きていれば、永遠に健康でいられないように・・・
もしくは、家計を見れば、貯蓄できる年もあれば、
教育費等で一時的に出費がある年もあるように、

システムトレードでも、たった1回のことと考えるのが良いでしょう。

 

斉藤正章さんも、年初から

「今年は、異例続きの相場なので、株価の動きが例年通りになるまで待ちましょう。
長期で見た場合、たった1年です。調子の悪い年は、あるものです。耐えましょう。」

とよく言っていました。

 

ただ、今年を振り返るにあたり、
たった1回のこととして捉えても良いのですが、
しっかりと、ここから学ぶ必要もあります。

私たちの投資戦略を、より盤石なものにするには、
このようなことを考えると良いでしょう。

○1月のような暴落局面で、押し目買い戦略と逆張り戦略が上手く組み合って運用できているか?
○6月の急落局面で、利益を上げられるような短期の逆張り戦略を開発しているか?
○7月のポケモンGO関連銘柄の暴騰局面で、空売り戦略で踏みあげられても問題がないように、資金管理できているか?
○11月の上昇トレンドの発生局面で、利益を上げられるような順張り戦略を開発しているか?

これらを考え、あなたの売買ルールに反映することで、
あなたの戦略をより強固なものに、今後につなげることができるでしょう。

 

やはり、私たちが使う戦略、つまり売買ルールは、
利益を伸ばすもの重要ですが、こういった異例の株式市場でも、

「崩れにくい」

ものにするのが重要です。

 

別の言い方をすれば、

「成功する確率を高めるのではなく、失敗する確率を下げる」という考え方です。

 

システムトレードを始めた方の多く最初に思う印象が、

「こんなにカンタンに利益が上がるとは思わなかった。今までの苦労は何だったのだろう・・・」というものですが、

同じくらい多いのが、、、

「損する機会が減って、利益は今までと変わらないから、結果的に利益になっている。
以前だったら、せっかく利益を上げても、それを1回の損失で吹き飛ばしていた。」

というものです。

 

システムトレードは、着実に利益を積み上げる方法ですので、もちろん利益も伸びます。
ですが、同時に、損失も抑えていきます。

つまり、利益が伸びて損失を減らせるので、
結果的に、以前よりも利益が大きく伸びるという方法です。

そして、今年のような異例の相場では、
正直利益を上げるのは、厳しい年でしたが、

「必要以上に崩れてはない」

というのが、私たちシステムトレーダーの強さを見せたところでしょう。

 

今年は、著名トレーダーたちも、株価から撤退した年です。
個人投資家に至っては、非常に多くの人が撤退というより退場させられました。

しかし、私たちは、耐えて生き残っています。

生き残っている限り、今年の相場から学習して、
さらに進化を遂げれば、明るい将来が待っています。

ぜひ、先ほど挙げた4つのポイントもふまえて、
来年に向けて、再びスタートを切りましょう。

今年に何を学んだか、それがきっと来年に活かされると思います。

ぜひ、ここからさらに進化を遂げるべく、
日々努力を怠らず、前に進みましょう!

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。