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From；西村剛
八丁堀の事務所より、、、
昨日（1/18）の日本株市場は、上昇しました。
日経平均株価は、
前日比0.4％プラスの18,894円37銭、
東証マザーズ指数は、
前日比0.6％プラスの971.82ポイント
でした。
年初に19,615円まで上昇した日経平均株価ですが、
気が付けば、19,000円割れの水準で推移しています。
あまり気が付かれていない部分ですが、
今、日経平均株価は、短期的な下落トレンドに突入しています。
昨日の株式市場は上昇したものの、
1/16（月）、1/17（火）と大きく下落した反動の域を超えていません。
ですので、昨日株価が上昇したからと言って、
「短期的下落トレンドが終わった」とは考えにくいでしょう。
でも、なぜこれまで好調だった日本株が、
急に短期的な下落トレンドに陥っているのでしょうか？
これまでの勢いが良かっただけに、
急なこの動きに、やや心配を抱えている人もいるかもしれません。
そこで今日は、この株価が下落している
要因について、お話ししましょう。
要因は2つあります。
1つ目は、
1/21（土）にトランプ氏の大統領就任を控え、
利益確定の売りが出やすいタイミングだということです。
これは、機関投資家だけでなく、
個人投資家もそのような傾向があります。
例えば、楽天証券で、このような注意喚起があります。
↓
＜【重要】米大統領就任式に伴う相場変動に関するご注意＞
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20170117-02.html
（『 楽天証券 | 【重要】米大統領就任式に伴う相場変動に関するご注意』より引用）
私たちシステムトレーダーにとっては、
このような注意喚起は、関係ないことですので、
特に、何かを心配する必要はありませんが・・・
私たち以外の個人投資家はどうでしょうか？
きっと、こんな注意があったら、
「危ないから、手仕舞いしておこう・・・」となるのが普通ですよね。
ですので、この影響で、多くの個人投資家の心理が、
「相場が大きく変動するかもしれないから、株や先物を手仕舞いしよう」
となり、保有しているポジションを売却するのです。
今がまさにそのタイミングです。
これが、一つの要因で、
株価が下落していると考えられるでしょう。
そして、2つ目は、
「1/12（木）に行なわれたトランプ氏の演説による失望売り」です。
トランプ氏が大統領就任前の演説を行ないましたが、
その内容が相変わらず過激でした。
それが災いし、改めて
「トランプ氏が大統領になるリスク」
が意識されてきました。
そのリスク回避から、株が売られやすい状況に陥り、
株価が下落傾向にあると考えられるでしょう。
このように、以上の2つの要因で
株価が下落し、短期的な下落トレンドに入っていると考えられます。
ただ、そうは言いつつも、私は、楽観視しています。
この2つの要因は、ここからさらに何かが起きるようなものではなく、
大統領就任式後にはある程度株式市場に織り込まれる考えられます。
つまり、来週の半ばには、
ある程度、株式市場全体が落ち着きを取り戻すのではないでしょうか。
そして、それが日本株の短期的トレンドが変わるタイミングだと考えて良いでしょう。
ただし・・・
いつものことではありますが、
これから株価が上がるか、下がるかは誰にも分かりません。
むしろ、このようなニュースで動くような市場であれば、
投資家たちの心理状況で、上がったり、下がったりしますので、
私たちシステムトレーダーにとって、利益を上げるチャンスです。
私たちは、そのような自分たち以外の投資家たちが、
目先の株価に追われて右往左往するところを逆手に取って
上手く利益を積み上げていきます。
ですので、株価の動きに関係なく、
常に、準備を怠らないようにして、利益のチャンスを確実につかみましょう。
そうすることで、私たちは、
最短ルートで、成功を手に入れることができるのですから・・・
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西村 剛
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