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From;秋山大介
宇都宮の自宅より、、、
今日、お話しすることは、
ほんと~~~~~に、個人的に思うことです。
って、もちろん毎回書いていることは、
私の意見であって、世の中の全員がそういうことでも、
考えを押し付けようとも、全員に同意してもらおうとも、
全く考えていません。
だから、毎回私の記事を読んで、
「確かに、そうかもな~」と思っていただいたり、
「いやいや、違うでしょ~」と思っていただいたり、
千差万別だと思います。
もちろん、私はそれでかまりません。
私が取り上げるのは、
「この話、あなたはどう思いますか?」
というものばかりですからね。
だから、それで良いのです。
ということで、、、
ここまでしっかりと、断らせていただいたところで
今日の本題に入りましょう(笑)
私がここまで念入りに、こんな断りを入れるということは、
何かあるということ・・・
きっと、カンの良いあなたは、
もうお気づきでしょう。
そうです、あなたのカンは素晴らしいです!
その通りです!
だって、取り上げるのは、この話なのですから・・・
『17年は「10倍株」の当たり年? 大化け株はこう探す』
いや~、来ましたね、
すっごい記事のタイトルが・・・
この記事、メールで届いたのですが、
はじめ、迷惑メールかと思いましたよ。
だって、『17年は「10倍株」の当たり年? 大化け株はこう探す』ですよ。
いや、ほんとびっくりしました。
ただ、送信主が、私が電子版で購読している新聞社でしたから、
「あっ、迷惑メールではなく、何か良い記事なのかな?」と思いました。
そうそう、蛇足ですが・・・
メールの送信主って、ほんと重要ですよね(汗)
私の行動が、まさにそれを意味しています。
ということは・・・
このメールの送信主には、私の名前が入っていますので~
「スルーされることが多い」かもしれませんね。。。(笑)
自虐的な話はこれくらいにしておいて、、、
その記事は、こちらです。
↓
http://style.nikkei.com/article/DGXMZO10883330Q6A221C1000000?channel=DF280120166590&n_cid=LMNST002
(『 17年は「10倍株」の当たり年? 大化け株はこう探す|マネー研究所|NIKKEI STYLE』より引用)
申し訳ありませんが、
一度、目を通りしていただけますか・・・
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いかがでしょうか、読み終わりましたか?
さて、この記事ですが、これからお話することは、
決して批判ではありません。
あくまでも、システムトレーダーとして、
この記事をどう見るかの話をしたいと思います。
もちろん、このタイプのトレード法というより、
投資法をしている方は、この記事に賛同するでしょう。
だからと言って、私はこれから批判しようとは思っていません。
あくまでも、システムトレーダーとして、
この記事をどう見るか?です。
まず、考えなればならないのが、、、
「10倍株(=大化け銘柄)」という発想です。
おそらく、私たちシステムトレーダーには、これはないでしょう。
これはどちらかといえば、「一攫千金」の発想です。
ただ、世の中の個人投資家の8割は、
この発想でしょう。
以前、私たちも調査したことがありますが、
8割といわず、9割近かった記憶があります。
一方、私たちシステムトレーダーは、
基本的には、「一攫千金」を狙っては失敗するという発想です。
まったく反対の「コツコツ利益を積み上げる」ことで成功を狙います。
別の言い方をすると、
前者は、成功する確立を高めにいって、
後者の私たちは、失敗する確率を下げて利益を上げるタイプです。
どちらが良いかは、その人の判断によりますが、
私たちは、後者が良いと思うから、
システムトレードを選択しているのでしょう。
では、もう少し、この記事の中身に踏み込みますが・・・
ここには、3つポイントがあります。
「10倍株(=大化け銘柄)」が今年誕生すると言い切っている根拠です。
1つ目が、「10倍株(=大化け銘柄)」がたくさん生まれた1998年のチャートの動きに酷似しているということです。
2つ目が、98年に投資して大化けした銘柄の共通点です。
3つ目が、それらのポイントから抽出した大化けの可能性を秘めた銘柄です。
という具合に、3つポイントがありました。
さて、システムトレーダーのあなたは、
これらをどう見るでしょうか?
これは、ぜひあなたに考えていただきたいことなのですが、、、
私はシステムトレーダーの視点でみると、
「う~ん、どうかな?」と思ってしまいました。
確かに、ビジネスの世界などでは、
今は〇〇のときに似ているから、一気にいけ~みたいのがありますが・・・
トレードでは、ちょっと違うかな~と思ってしまいます。
だから、ちょっとポイントの「不確実性が高い」ので、「再現性」があるか?と考えてしまうのです。
しかも・・・
私はある意味、システムトレードの英才教育を、
斉藤正章さん、西村から受けていますので、
もし、これを二人に聞いたら、どう答えるかと思ってしまうのですよね(汗)
斉藤さんは、きっと検証してみればわかると思いますよと言うでしょうし、
西村は、ま~、そういうこともあるんじゃないのかな~と言うでしょうし、
二人とも、ま~記事が言っているからそうなんじゃないの~くらいの感覚の返答が来ると思います。
例えばですよ・・・
西村もよく、この動きは「〇〇年」の動きと似ているとは言いますが・・・
それって、過去に1回だけ起きた動きの話をしているのではないのですよね。
彼の頭の中には、あらゆるチャートパターンが入っていて、
いわば、人間の頭で検証しているような感じで言うので、
信ぴょう性は高いのですよね。
しかも、そこに「暴落指数」や「上昇指数」など、独自の指標をいれて、
仮に、過去に1回しかなかったチャートの動きでも、
そのときの各指標の動きと、今の動きを比較して、
ここからこういう動きが想定されると話していますよね。
指数だと数字が並んでいて、
定性データではなく、定量データで比較するので、
私にとっては信ぴょう性が高いのですよね。
と、、、それを考えると、
この記事の根拠の取り方は、私にとっては、
少々心もとないといったところでしょう。
もちろん、これは批判ではありません。
あくまでも、システムトレーダーの視点で見ると、
う~んと思ってしまっただけです。
しかし、他の方法を採用している個人投資家の皆さんは、
「10倍」「大化け」なんて、夢のような言葉が並んでいれば、
きっと、楽しく読めるのでしょうね。。。
でも、私といったら、、、
システムトレードと出会ってしまったばかりに、
全く楽しみなどなく、「えっ、本当に?根拠は?」と
記事に突っ込みながら読んでしまう始末です。。。
う~ん、これって良いのかどうか分かりませんが、
素直に記事を読めなかった自分に、う~んとなってしまいました。
ま~、でもこれでいいんでしょうね。
あなたは、この記事を読んで、どう感じましたか?
もちろん、システムトレーダーの視点でですよ・・・(笑)
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