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From；西村剛
八丁堀の事務所より、、、
「うわ、日経平均株価マイナスだよ・・・」
「えっ、今度はプラス？？？どっちなんだよーーーーー！」
と、、、
もし日経平均株価だけを見ていれば、
こんな気持ちであった個人投資家が多かったのではないでしょうか。
もちろん、私たちシステムトレーダーにとっては、
このようなときこそ、美味しいところなのですが…
ここ最近の株式市場は、
私たち以外の個人投資家にとっては、
今は気が気ではない状態でしょう。
昨日が特に良い例で・・・
前場は、日経平均株価がマイナスで、
後場は、一気に盛り返しました。
前場こそ前日比からマイナスでしたが、
気が付けば終値がプラス106円74銭です。
だからもし、日経平均株価を基準に
日々の投資の判断をしている個人投資家にとっては、
日中仕事をしていても気が気ではない状況だったかもしれません。
さて、このように、ここ最近の株式市場は、
いよいよトランプ新大統領の発言によって
乱高下する展開になってきました。
特に昨日は一日の中で、
乱高下とも見える動きだったでしょう。
そして、同時にそれは、
私たちシステムトレーダーは、平然と構えて、
シグナルを待つだけでしたが…
私たち以外の個人投資家にとっては、
精神的に非常に厳しい一日だったでしょう。
まさに、今の株式市場は、
トランプ新大統領の発言で、上にも下にも動く状況です。
入国禁止令による混乱や日本の為替政策に対する批判など、
トランプ大統領の発言や行動で為替が大きく乱高下し、
それに伴い日本株も乱高下しています。
トランプ氏の過激な発言や行動により、
アンチ・トランプ派によるデモ行動も目立ち始め、
更なる混乱を嫌気して、いったん株式を売却する動きも目立ち始めています。
というように、
しばらくの間、株式市場も為替市場も波乱含みの
展開が当分続くと考えられるでしょう。
では、この乱高下ですが、
いつまで続くのでしょうか？
そこで注目したいのが
「2月10日」です。
この日は、日米首脳会談があります。
今の日本株市場に立ち込めている懸念は、
この日米首脳会談で、
「トランプ大統領から無理難題を言われ、為替や株が急激に動くのではないか」
だと考えられます。
ここでの動き次第で
乱高下が止まるか、さらに加速するかの分岐点を迎えるかもしれません。
ですので、少なくとも、
この日までは、日本株式市場の乱高下が続くでしょう。
だから、これからしばらくは、
私たちシステムトレーダー以外の個人投資家には、
非常に厳しい状況が続くかもしれません。
しかし・・・
反対に私たちシステムトレーダーにとっては、
この乱高下は終わってほしくない非常に美味しい部分です。
当然のことながら、
私たちシステムトレーダーは、株価の動きに関係なく、
例えば、株価が上昇すれば順張り戦略で利益を上げ、
株価が下落すれば逆張り戦略で利益を上げていくことができます。
もちろん、そこに押し目買いが入れば、
細かい部分も利益を上げることができるでしょう。
乱高下するということは、それだけ値動きに幅があるので、
私たちシステムトレーダーのように、
小さな利益をコツコツ貯めていくタイプのトレーダーにとっては、
願ってもないチャンスです。
また、それと同時に、
もし、システムトレーダーでなければ・・・と考えると、
ゾッとする場面でもあるでしょう。
というように、この乱高下は
私たちにとって有利な展開であることは間違いありません。
だからこそ、
合言葉である「シグナルの奴隷」のごとく、
シグナルに従って、シグナルが買えと言えば、買い
シグナルが売れと言えば売り、
どちらでもないといえば、何もしないということは必ず守っていきましょう。
そうすることで、
周囲は、この乱高下に慌てて右往左往するかもしれませんが、
私たちシステムトレーダーは、落ち着いて着実に利益を積み上げられるでしょう。
だからぜひ、あなたがこの乱高下をチャンスにするためにも、
これまで通りの方法で、着実に利益を積み上げていきましょう。
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西村 剛
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