日経平均株価24,000円まで上昇か？

西村剛 2017.03.03

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From；西村剛
八丁堀の事務所より、、、

 

昨日（3/2）の日本株は上昇しました。

日経平均株価は、
前日比0.8%プラスの19,564円80銭、

東証マザーズ指数は、
前日比0.1％プラスの1071.08ポイント

でした。

 

株価が上昇した要因は、

米国でも「一番米国大統領のような演説だった」と評価があったように、
トランプ大統領が発表した経済政策が起点でした。

これにより、米国ダウ指数が1.4％上昇しました。
それに連動して、日本株も大きく上昇しました。

 

そして、これはあまり話題になっていないことですが、
米国ダウ指数は引き続き上場来高値を更新する中、

日経平均株価もザラ場ベースで、
昨年来高値を更新しました。

つまり、これまでどう株価の動きに変化が見られなかった日本株も
ようやく「明確な上昇トレンド」に入ったと言えるでしょう。

これは、明るいニュースです。

 

上昇トレンドと言えば、
活躍するのは、この5つの最強の投資戦略の中の一つ、
「順張り戦略」です。

順張り戦略は、大まかにいうと、
上昇トレンド入りしたときに株を買い、
下落トレンド入りしたときに株を売る戦略です。

ですので、戦略の特徴から株価が上昇するものに乗るので、
大きな利益を期待できる戦略です。

 

ただし、注意点としては、
勝率が「約40％」と低いことです。

分かりやすく言えば、
10回トレードしたら、4勝6敗ということです。

ですが、、、

平均利益率が「約15～20％」なので、
損失よりも、利益のほうが大きくなるので、
全体で見ると、利益が出る戦略です。

 

ただ、システムトレーダーの中には、
逆張り戦略、押し目買い戦略、空売り戦略など、
投資家心理を逆手に取ったような戦略を得意とする人は多いのですが、
順張り戦略は、ある意味投資家心理に乗って行くので、
案外苦手にしている人が多いのも事実です。

ですので、ぜひシステムトレーダーのあなたには、
この順張り戦略にも取り組んでもらいたいところです。

 

そして、日本株がこのような状況になってきたとなると、
これから考えられる展開が、

「日経平均株価の上値が22,000円から24,000円 」

という水準です。

 

仮に、この水準まで上昇すれば、
2015年の高値20,952円71銭を大きく超えます。

そうなった場合、日本株市場はさらに楽観ムードに包まれ、
もう一段の上昇が期待できるでしょう。

ですので、そういったシナリも含め、
今から動いておくと良いでしょう。

 

ただし・・・

そうは言っても、それは準備の話です。
実際のトレードではいつでも、私たちがすることは同じです。

シグナルの奴隷のごとく、
シグナルに忠実にトレードしていくだけです。

私たちシステムトレーダーは、
周囲で楽観ムードが起きているときほど、
地味な動きになることが多いです。

楽観ムードが漂うときほど、
裁量トレードのほうがイケイケドンドンになり、

「あれっ？自分は・・・？」

と思ってしまうかもしれません。

 

裁量でトレードしている私たち以外の個人投資家は、
そのよな楽観ムードのときこそ、更に上昇するのを期待して、
株を持ち続けます。

ですが、私たちシステムトレーダーは、順張り戦略を使っていれば、
上昇しきって、ここから下落トレンドに入るという瞬間に
利益確定をして、着実に利益確定をします。

 

しかし、、、

私たち以外の個人投資家は、
「一度、下がったけど、また上がるはずだ！」と
下落トレンドに突入したにも関わらず、
それに気が付かないで、大損をしてしまいます。

ですので、ここからもし楽観ムードが漂うことがあっても、
私たちは、私たちの信じる道を歩み、着実に利益を積み上げていきましょう。

それが、私たちシステムトレーダーの強みなのですから・・・

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 （過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある） システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。