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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、
あれは、2週間前のことでした。
まさか、そんなことを質問される…
いや、お願いされるとは思いもよりませんでした。
はじめ、それを聞いたとき
「・・・」
まさに絶句でした。。。
そのお願いとは、
「西村さん、10万円ストラテジーのようなもの作れませんか?
10万円と言っても、価格が10万円のストラテジーではなく、、、
『資金量10万円向け』のストラテジーです。
あと~、できればシステムトレード実践12週間プログラムのような
一通りシステムトレードが学べて、1本のストラテジーが作成できる
プログラムができれば良いですよね~」
というものでした。
これを聞いた私は、心の中で、
「おいおい、また無茶なことを言ってくるな~。
いつものこととはいえ、これは今までで一番難易度が高いかもしれないぞ・・・(汗)」
と思いました。
ちなみに、これは社内で新しいプログラムを考える
打ち合わせで出たものです。
ま~、その言葉の主は、
あなたも毎週月曜日にメールマガジンを受け取っていただいている
秋山からでした。
だいたい、彼からは突拍子もない質問や依頼があり、
そこから生まれたものも多々あります。
そんなこともあり、
絶句するような依頼ではありますが、
考えることを、私は決意し、このゴールデンウィークに
集中して取り組もうと思います。
でも、言われて見れば、
その発想は一理あります。
私たちは通常、最低でも100万円、
できれば300万円の運用資金を想定して
ノウハウを研究しています。
その理由は、あなたもご存じのように、
システムトレードは、他の投資法やトレード法と違って、
「分散投資」
をほぼ前提にしています。
ですので、10万円ですと、
通常の個別株を買い付けてしまうと、
それ以上ポジションを持つことができません。
すると、必然的に1銘柄集中投資になってしまい、
リスクが大きすぎるのです。
しかも、、、
ドローダウンを考えると、10%で1万円、20%2万円と、
いくら同じ10%でも資金量が多い場合、10万円の場合は、
その受けるダメージが違います。
場合によっては、1回の損失が出たことで、
これ以上買い付けができないほど
資金量が減ってしまう可能性があります。
やはり、勝ち負けを繰り返しながら
利益を積み上げていくシステムトレードの考えでいくと、
10万円で始めるシステムトレードというのは難題なのです。
とはいえ、、、
それはもしかすると、私自身に固定概念があるから
そう思っているだけかもしれません。
視野を広げると、
これは、私が「10万円でシステムトレードは難しい」と思っているだけで
もしかすると、違うかもしれません。
また、もしこれができれば、
より多くの個人投資家の皆さんに、
システムトレードの楽しさや良さを伝えることができます。
そこで、今からゴールデンウィークに向け、
少しずつ考えを広げています。
例えば、こんなことを考えています。
◯運用資金10万円だから、投資できる銘柄は1銘柄かな。
それであれば、どのような銘柄を対象にするのが良いかな?
◯運用資金10万円だから、ある程度リスクを取ってでもリターンが高い戦略が理想かな?
◯運用資金10万円だから、レバレッジは最大までかけたほうが良いかな?
などなど、一部相反することを考えているところもありますが、
まずは、発想を広げることや、自分自身の固定概念を崩すために、
このようなことを、一人でブレインストーミングしています。
そして、今度の連休に
より集中して考えようとしているのですが・・・
現時点でも、少しまとまったアイデアが出てきています。
それが、
ETFを使ったシステムトレードです。
以前から、資金量が少ない方向けにETFの話はしていますが、
10万円という資金量で考えるのは初めてでした。
でも、やはり色々と考えた末に、
やはり同じくETFを使うのが良いのではないかと
今のところ、考えがまとまってきました。
ETFは日経平均株価やTOPIXなど
株価指数に連動して動く銘柄です。
そして、これらは株価指数自体が複数銘柄の株価の集合体ですので、
倒産リスクがほとんどありません。
ということは、、、
もちろん株価変動リスクはあるのですが、
倒産リスクが小さいので資金を集中させることができます。
ですので、こういった方向性で
10万円の資金量で実践できるストラテジーを作成してみようと、
今のところ考えています。
今は、サラッと書いていますが、
けっこう考えて、ここにたどり着いてします・・・
とはいえ、これは比較的はじめのほうのアイデアではあったのですが、
より良い方法を考えようとし、他にも色々と考えました。
でも、やはりここにたどり着いたので、
このアイデアを採用するのが良いのではないかと
今は考えています。
そして、このことは、今まで全くと言って良いほど考えたことのない
与えられたお題に対して答えを考えるのも良かったのですが・・・
実は、これを考えることで
「再認識」
ができたことが非常にためになりました。
その再認識したことは、
株価のリスクには、
株価変動リスクと倒産リスクがあるということが改めて分かりました。
そして、その株価変動リスクを小さくするためのリスク管理と
倒産リスクを小さくするための2つのリスク管理が
あるということが再認識できました。
私の中では、この再認識は大きなものでした。
まだ具体的には何もでていませんが、
この再認識によって、売買ルールの改良のアイデアが出てきそうです。
だから、結果的にこれを考えることは
頭の体操になり、良い成果を得ることが今の時点でもできています。
やはり、こういった質問から、固定概念を外し、
新しく考えることは重要ですよね。
だから、あなたも資金量10万円のストラテジーを考えてみると面白いかもしれません。
そこから、私のように再認識したり新しいアイデアが出るかもしれませんよ。
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西村 剛
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