針鼠と狐…勝つのはどっち?



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From;秋山大介
宇都宮の自宅より、、、

 

針鼠の戦略・・・

この言葉に「あっ!」と思ったあなたは、
あの本を思い出していることでしょう。

これは『ビジョナリー・カンパニー2』の中に載っている言葉です。

連休中、私は5冊くらいの本を読んだのですが、
その中の一冊に、この『ビジョナリー・カンパニー2』の引用文が
たくさん載っていました。

その中の一つが、この針鼠の戦略です。

 

これは、いったい何の話かと言うと、
世の中の企業で生き残っている企業の戦略は、
流行りに乗ることなく、自分たちの得意な分野に特化して
それこそアホみたいにワンパターンで攻め続けるということです。

極端な話ですが、食品を扱う企業が
これから飛行機だ!といって、飛行機を扱う戦略は取らず、
愚直に食品の中でも、とある部分に特化して追い続けるということです。

そういう意味では、モスバーガーなんかが
その代表例かもしれませんね。

 

それで、なぜ針鼠かと言うと、
まず、その対極にキツネがいます。

キツネは昔話でも策士のような部分が垣間見えるので、
やはり、賢い生き物のようです。

それで、そのキツネは何とかして、
針鼠を攻撃してやっつけたいようなのです。

賢いキツネは、あらゆる策を練ります。

そして、一つ策ができるごとに、
針鼠に襲いかかります。

 

すると、針鼠は、、、

「体を丸めて全身の針を出します」

そして、キツネはその針にやられて、負けます。

 

キツネは、今度こそは、、、
今度こそは、、、

と、次は勝てるのではないかと
あらゆる策を練り、再び襲いかかります。

すると、針鼠は、、、

「体を丸めて全身の針を出します」

そして、キツネはその針にやられて、負けます。

あとは、永遠にこの繰り返しです。

 

まさにワンパターンです。

===================
キツネ:策を巡らせ攻撃する

針鼠:体を丸めて針を出す

キツネ:負けたので、策を巡らせ攻撃する

針鼠:体を丸めて針を出す

キツネ:負けたので、策を巡らせ攻撃する
===================

この構図が永遠に続くというのが、
この話のオチといいますか、伝えたいことです。

 

つまり、、、
ワンパターンでも確実に勝てる術を持っていれば、
それをひたすら繰り返せば良い良いということです。

ちなみに、この『ビジョナリー・カンパニー2』は、
企業のことが書かれているので、
世界一になれる分野があれば、
それを愚直に貫き通せというようなことが書かれています。

 

さて、あなたはこの針鼠の戦略を聞いて
何を考えたでしょうか?

ちなみに、私はと言うと・・・
この2つのことを考えました。

○1. システムトレーダーと他の個人投資家
○2. 王道のシステムトレーダーと、テクニック重視のシステムトレーダー

こんなことを考えました。

 

まず、「1. システムトレーダーと他の個人投資家 」では、
まさにというところでしょう。

私たちシステムトレーダーは、
他の個人投資家から見れば、馬鹿みたいに売買ルールという
ワンパターンを繰り返すトレーダーです。

株式市場がどんなふうに攻めてきても
針鼠の如く、毎回同じ方法で株式市場を受け止め、
少しずつ着実に利益を積み上げていきます。

 

一方、私たち以外の個人投資家は、どうでしょうか?

まるでキツネのように、この方法が駄目であれば、あの方法。
あの方法が駄目であれば、この方法。

と次から次へと攻めてくる株式市場に向かって、
策という策を巡らせて、攻めます。

でも、ある意味、彼らにとって、株式市場が針鼠です。

だから、その針鼠に何度も何度もやられ・・・
でも、今後こそは・・・今度こそは・・・となるのでしょう。

そして、気がつけば一攫千金を夢見ていたはずが、
惨敗などの結果になってしまうのでしょう。

 

では、もう一つの
「2. 王道のシステムトレーダーと、技巧派(テクニック重視)のシステムトレーダー」ですが・・・

これは、初めての対比かもしれません。

最近というより、2年前くらいから思っているのですが、
私たちシステムトレーダーの中には、
この2つの傾向があるのではないかと思います。

正直、どちらが良いのかは分かりません。
まだまだ、結果を見極めるには、材料が揃っていませんので。

 

でも、あえてこの針鼠の話で例えると、

◯針鼠=王道のシステムトレーダー
◯キツネ=技巧派(テクニック重視)のステムトレーダー

となるのではないでしょうか。

王道のシステムトレーダーは、
例えば、この5つの投資戦略のように、
ベーシックな戦略を繰り返すシステムトレーダーです。

キツネのシステムトレーダーは、
例えば、独自のテクニックや新しい戦略を求めるシステムトレーダーです。

王道のシステムトレーダーは、
ベーシックな戦略を使うので、目新しさはありません。
いってしまえば、針鼠のようにワンパターンです。

仮に、本人がワンパターンではないといっても、
針の質が変わったとか、数種類の針が変わったというくらいで、
他人から見れば、全く区別がつかないようなものです。

私も何を調べてもイマイチ分かりませんが、
野球の球種で、ストレートとツーシームがあり、そのような区別でしょう。

もしくは、あったとしてもカットボールのように、
いわゆる変化球の球種とは違う微妙な違いでしょう。

だから、野球で言えば、速球で押し通すピッチャーのようなものかもしれません。

 

一方、技巧派(テクニック重視)のシステムトレーダーは、
毎回といって良いほど、人を魅了するテクニックを使います。

人から見れば、「そんな方法があったのか!」と驚くようなものです。
だからキツネのように策士のごとく、様々なテクニックを駆使し、株式市場に挑むでしょう。

野球のピッチャーで言えば、
まさに多様な変化球を扱うピッチャーでしょう。

縦の変化、横の変化、緩急など
様々な球種を投げるピッチャーが、
この技巧派(テクニック重視)のシステムトレーダーでしょう。

 

ちなみに、針鼠とキツネの例でいくと、
前者はワンパターンだが勝ち抜けるほうで、
後者は工夫を凝らすが勝ち抜けないほうです。

さて、これはシステムトレードの世界では、
いったい、どのような結果になるのでしょうか?

果たして、そのまま針鼠とキツネが当てはまるのか、
それとも、この世界では例外なのでしょうか・・・

 

これは判断が、なかなか難しいですよね(汗)

だから、今のところ、私が思うのは、
これはあなたのタイプによるかもしれませんよね。

もしくは、物事には先発優位性のようなものがあるので、
システムトレードを本当に初期のころから導入している
システムトレーダーは、先発優位性があり、王道かもしれません。

しかしながら、どうしても後発になると、
その王道を一見覆すような裏技的なものがないと
王道には勝てないので、技巧派に転じるしかないかもしれません。

はたまた、、、王道を通りすぎて技巧派になっているかもしれません。

 

いずれにしても、
やはり、この世界では、どっちがどうとは言えないかもしれません、

ちなみに、私は小さい頃に習い事をいくつかしていましたが、
その先生たちが、勝負の結果よりも、
基礎=王道を重視する人たちでしたので、
私はそのような背景があり、技巧派というのは苦手です。

というより、その先生たち全員に共通していたのは、

「小学生はテクニックはいらない。まずは基礎をしっかりと学ぶ。」

ということでした。

 

だから、技巧派になるのは、その後だという方針でした。

そんなこともあり、私自身は、技巧派になるのは苦手です。
正直、面倒ということもあります。

あとは、技巧派だと、一つのパターンが崩れると、
また新たしいことを生まないと生き続けられないというのもあります。

ただ、一方でその技巧の部分を極めれば、
それが、その人にとっての王道になるので、
もちろん生き続ける術になると思います。

でも、王道だと結果が出るのが遅かったり、
目立った結果がでなかったりするので、苦しい部分もあります。

しかし、王道は一度結果を出すと
長生きするというのも実感しています。

 

とはいえ、これはあくまでも私自身のタイプではこうだということであり、
あなたでは全く分かりません。

野球のピッチャーでも、王道のピッチャーもいれば、
技巧派のピッチャーもいるのと同じでしょう。

だから、これは人それぞれなのでしょう。

ただ、もしかすると、すでに個人投資家の中では、
針鼠の戦略をとっている私たちシステムトレーダーで、
また深く考えるのは考え過ぎなのかもしれません・・・(笑)

でも、こうやって自分たちのとっている戦略を考えると、
案外新しいものが見えてきて、自分がこれから進む道が見えてくるときもありますよね。

なまえ

 

 

 

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西村剛 著 斉藤正章 監修

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。