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From；西村剛
八丁堀の事務所より、、、
昨日（5/30）の日経平均株価は小幅下落しました。
日経平均株価は、
前日比0.02%マイナスの19,677円85銭、
東証マザーズ指数は、
前日比0.4％プラスの1101.98ポイント
でした。
米国市場が休場で株価が動く材料が乏しく、
朝方から軟調に始まりました。
しかし、、、
後場に入り日銀のETF買いの思惑によって、
買い戻しが入り、それが昨日の株式市場の支えとなりました。
さて、今の日本株市場ですが、
5/16（火）に19,998円49銭をつけたあと、
19,500円から20,000円のボックス圏で推移しています。
ですので、日本株全体が
軟調に推移している印象があるかもしれません。
ですが・・・
その中で、見落としてはいけないことがあります。
それが
「東証マザーズ指数やJASDAQ指数は上昇トレンド入りしている」
ということです。
どうやら、日経平均株価に採用されるような
大型株が材料不足で伸び悩む中・・・
値動きの軽い新興市場に
投資家たちの資金がシフトしているようです。
このような背景があり、
新興市場が上昇トレンド入りしてます。
さて、今のこの大型株がボックス圏を推移し、
新興市場銘柄が上昇トレンド入りしている状況ですが、
私は、この状況を見て、2つの戦略を思いつきました。
1つ目は、、、
「大型株のボラティリティが低下しているときに、
上昇トレンドに入った新興市場銘柄を買う戦略｣
です。
そして、2つ目は、この反対の、、、
「新興市場のボラティリティが低下しているときに、大型株を買う戦略」
です。
つまり、「投資家の資金のシフトに合わせて、
資金が集中している銘柄を買う戦略」です。
ただし、この戦略は昨日の株式市場を見て考えただけで、
検証してみないと、その有効性は分かりません。
しかしながら、「投資家の資金シフト」というキーワードは、
売買ルールに上手く組み込むことができれば、
新しいアイデアの一つになるかもしれません。
もちろん、斉藤正章さんのように純粋に
システムトレードを突き詰めるのも良いのですが、
このような株式市場ならではの傾向を
システムトレードに取り入れるのも一つの方法でしょう。
これはあまり知られていない情報ですが、
世の中のアナリストの中には、
株式市場のメカニズムを研究している人もいて、
そのような人が論文やレポートを発表しています。
この投資家の資金シフトは、
ある種、一つの市場メカニズムのようなものでしょう。
ですので、私は以前より
純粋なシステムトレードに加えて、
このような市場メカニズムの発想を取り入れて戦略を考えるようにしています。
案外このような情報は、
取る気になれば取れるのですが、知らない人が多いので、
価値の高い情報です。
もし、そのような情報を取り入れた戦略が
システムトレードで実践できれば、
それはあなたにとって大きなアドバンテージになるのではないでしょうか？
それほど大きな動きのないように見えた昨日の株式市場でも、
このような市場メカニズムの視点を入れることで、
読み取れる情報が大きく変わります。
ぜひ、あなたもこのような部分も意識して株式市場を見てみてはいかがでしょうか？
いきなり見るのは難しいかもしれませんが、
常にそのような視点で見ていると、
トレーニングが積み重なり、これまで考えられなかった情報を得られるでしょう。
ぜひ、あなたも挑戦してみませんか？
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西村 剛
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