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From；西村剛
八丁堀の事務所より、、、
昨日（6/19）の日本株市場は、
日経平均株価が再び2万円を超え上昇しました。
日経平均株価は、
前日比0.6％プラスの20,067円75銭、
東証マザーズ指数は、
前日比2.1％プラスの1173.13ポイント
でした。
この上昇は、米国ダウ指数が最高値を更新したことが要因です。
この更新により、
日本株にも買い安心感が拡がりました。
その結果、日経平均株価が
節目となる2万円の大台を回復しました。
そして、この2万円の大台回復ですが、
これは6/9（金）以来です。
それまで軟調に推移していただけに、
株価がここからどうなるか気になる
個人投資家の皆さんも多いでしょう。
具体的に言えば、このまま上昇トレンドを継続するのか？
それとも、ここが天井で下落の道を辿ってしまうのか？
その行く末が気になるかもしれません。
そこで、私の見解をお伝えすると、
まず、結論を申し上げると、、、
「このまま上昇トレンドを継続する可能性が高い」
と私は見ています。
その主な理由は、
「株式市場に過熱感がない状態で2万円台を回復したから」
です。
これは株式市場の雰囲気を見たり感じ取れる部分かもしれませんが、
今の株式市場は、過熱感がないように見えます。
実際、昨日の日経平均株価のRSI（9日を見ると、
「44％」の水準です。
これはまだ買われ過ぎの水準である70％にほど遠い水準です。
このように雰囲気や感じ取ったものだけでなく、
実際にこのような過熱感を表す指標を見ても、
過熱感がない中、日経平均株価が2万円を回復したことが分かるでしょう。
ちなみに、、、
直近で日経平均株価が2万円の大台をつけたのは、
5月と6月の初旬ですが、このときのRSIは「70％以上」でした。
もう、買われ過ぎの水準で大台をつけた状況でした。
しかし、今回はまだ44％と過熱感が少ない状況です。
また、これは「株を買いたい人が買っていない状況」とも言えます。
それを考慮し、株の受給バランスの視点で見れば、
まださらなる上昇があると考えて良いでしょう。
もちろん、将来の株価がどうなるかは
誰にも分かりませんが、現状を指標で見る限り、
私はこのようなことを考えています。
ちなみに、先日は上昇トレンドの中での下落のときでしたので、
押し目買い戦略の有効性についてお話ししました。
もちろん、ここからも押し目買い戦略は有効に機能すると思いますが、
更に株価が上昇する局面になると、
「順張り戦略」
がより有効になるでしょう。
順張り戦略は、利益は大きいものの、
勝率が低いのが特長です。
その特長から、結果的に利益が勝るのですが、
負ける回数が多いので、システムトレーダーからは
案外敬遠されている戦略です。
もしくは、あまり得意ではない戦略です。
しかしながら、周囲が上昇ムードで
そのようなときも着実に利益を積み上げていきたいというあなたには、
これから必須の戦略になるでしょう。
ぜひ、そのようなことも視野に入れながら、
これからこの順張り戦略の準備に入ってはいかがでしょうか？
ただ、どうしてもこのような上昇局面を迎えた場合、
システムトレーダーは、経験やカンをもとにした裁量トレーダーに
負けしまう傾向があります。
そもそも、トレードは自分との戦いであって、
人と競うものではないのですが、
このようなとき、何か不安にかられてしまうのが人間です。
しかし、、、
それはあくまでも一時的な話であり、
長期的に見て、着実に利益を積み上げて行けるのは
私たちシステムトレーダーであることを自負しましょう。
私たちシステムトレーダーの順張り戦略は、
いくら上昇トレンドで機能するといっても、
爆発的な利益を上げるような戦略ではありません。
ですが、私たち以外の個人投資家は、
爆発的な利益を上げる人がいるものの、
その後のトレードで、その利益を一瞬で失うことが常とも言えます。
そう考えると、やはり周囲が良さそうに見えるのは、
あくまでも一時的であり、長期的に見れば、
着実に利益を積み上げていくのは、
私たちシステムトレーダーなのでしょう。
そして、結果として大きな利益を手にするのは、
私たちシステムトレーダーだと考えます。
ですので、仮にここから更に上昇した場合、
周囲から景気の良い話が聞こえるかもしれませんが、
それに惑わされることなく、私たちは私たちの道を進みましょう。
そうすることが、私たちの望む成功への最短ルートなのですから・・・
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西村 剛
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