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From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、
「過去の検証結果は成績が良いのですが、
直近の成績が伸び悩んでいます。
どのように改良すればよいでしょうか?」
先日、このようなご質問をいただきました。
直近はボックス相場が続いているということもあり、
なかなか思うように利益を上げることができないという話を聞きます。
また、検証結果でもあまり思わしくないという話を聞きます。
そのようなこともあり、
日経平均株価が2万円台に上昇し、
好調に見える裏側で、このような悩みは継続しています。
ただ、ここで忘れてはいけないのが、
どのような売買ルールでも、成績の良い時期もあれば、
悪い時期もあります。
だから、直近の成績が悪いからといって、
安易に改良しないほうがよいというのが私の見解です。
とはいっても、これは斉藤正章さんも同じ見解であり、
どうして我慢できないということがなければ、
改良するのは避けたほうが良いと常々言っています。
ですので、この質問への回答は、
「無理に何かしようとしない」
ということです。
しかし。。。
どうしても運用している中で、
精神的に苦痛になり、運用をストップしてしまうことも
考えてしまう場合もあるでしょう。
もし、そのような場合は、
「売買ルールを分解して直近の成績が悪い理由を解析する」
ということをオススメしています。
おそらく、直近の成績が悪いとはいっても、
全戦全敗ということではないでしょう。
勝ちトレード、負けトレードの両方があると思います。
そこであなたにやってもらいたいのが、
◯1、2回大負けトレードがあったのか?
◯特定の銘柄で負け続けているのか?
◯大型株が負けているのか?
◯新興株が負けているのか?
など、直近のトレードの特長を分析することです。
そうすると、、、
おそらく、一時的な理由で成績が悪いということがほとんどでしょう。
もし、そのようであれば、
継続して、そのままトレードするのが良いでしょう。
反対に、一時的ではない理由で成績が悪いとします。
もし、そうであれば、そこから問題を発見し、
その問題を速やかに解決するのが良いでしょう。
ただ、今回の話ですが、総じて言えるのは、
あまり直近の成績にこだわりすぎると、
カーブフィッティングになる恐れがあります。
ですので、分析して一時的だと分かれば良いのですが、
とにかく短期的ではなく、長期的な視点で考えるようにしましょう。
そうしないと、直近にこだわりすぎて、
長期的に利益を上げられる売買ルールではなく、
直近だけしか利益を上げられない売買ルールになってしまいます。
この点には、細心の注意をして、
この直近の成績のことを考えてみましょう。
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西村 剛
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