安倍政権支持率低下の株価への影響は?



【お知らせ】
下記リンクのメルマガを中心に情報を更新していく予定です。
無料ですのでぜひご登録いただけるとありがたいです

西村剛の投資戦略メルマガ【無料】





From:西村剛

連日、政治の世界が賑わっています。

「加計学園問題」や「自衛隊の日報問題」
少し前であれば「森友学園問題」…

他には某議員のツイートが話題になったりと、
私は普段見ないので分かりませんが、

こんなに政治の話題が多いと、
ワイドショーは芸能ネタよりも、
この手の話題のほうが多いのではないでしょうか。

 

さて、そのような中、

というより・・・

問題ばかりが繰り広げられる中で、
安倍政権の支持率が急落しています。

ただし、支持率も国勢調査のように厳密なものではなく、
各メディアが独自に調査しているので、
どこまで本当なのかは否めません。

そんなところが、
やはり統計データを扱うシステムトレーダーだからこそ、
思うところなのですが・・・

ただし、どの支持率も急落には変わりありません。

 

だから「急落」は、事実なのでしょう。

こうなると、考えられるのが、
「政治的リスクによる株価の下落」です。

特に、以前私は今続いている上昇トレンドが終わるときの一つの要因として、
「政権交代」などの政治的リスクだとお伝えしました。

ただ、そのときは今の時点では、
そのようなリスクはないだろうとお伝えしました。

 

しかし・・・

これだけ問題を取り上げられ、
支持率が急落すると、このリスクがいよいよ現実になるのではないかと
心配になっている方もいるかもしれません。

そこで今回は、この支持率の急落は、
株価に影響するのかについて、考えてみたいと思います。

それにあたり、まず昨日(7/26)の株式市場を
振り返りましょう。

 

昨日の日本株市場は、上昇しました。

日経平均株価は、
前日比0.4%プラスの20,050円16銭、

東証マザーズ指数は、
前日比0.2%プラスの1190.51ポイント

でした。

この上昇の要因は、
前日に米国株が上昇したことで、
日本株も好感したことです。

ただ、株価が上昇したとはいえ、
もうひと伸びないのが気になります。

その理由も確認すると、
日経平均株価が20,000円を超えてくると利益確定の売りが出て、
どうしても高値から押し戻されてしまう展開が続いているからです。

このように、今の日本株市場を確認する限り、
どうやら、政治的な影響はあまり見られないと思われます。

 

では、視点を変え、
「どのような状態になったら」政治的リスクで
株価が下落すると考えられるのでしょうか?

 

まず、結論から言うと、、、

「外国人投資家が日本株を売ってくる状態」

になったら、そのリスクが顕在化する兆しであるということです。

 

では、なぜ彼らが日本株を売ると、
政治的なリスクが顕在化し、株価に影響を与えるかですが・・・

外国人投資家は、

「政治の不安定を嫌う」

傾向があるからです。

 

やはり、政治が不安ですと、
例えば、内閣や政権が変わり、従来の政策に
変更が出るのではないかと危惧してしまいます。

そして、その危惧があると、
彼らは日本株を手放す傾向があります。

確かに反対に考えると、
私たちがトランプ政権の不安定な姿を見れば、
その気持は揺らぎ、もし株を持っていれば手放す可能性は高いでしょう。

 

また、外国人投資家は
日本株市場を形成する、二大投資家の一つです。

つまり、彼らが大きく動くと、
それだけ株式市場が歪み、下落するリスクが大きいのです。

 

だから、私たちは決して、メディアで流れている
安倍政権の支持率や、問題の解説を見て、株価を判断するのではなく、

「外国人投資家が日本株を売っているか?」

という指標で、今後の株価を判断する必要があるでしょう。

例えば、その指標の一つが、コチラです。

<外資系証券寄付き前動向>
http://www.traders.co.jp/domestic_stocks/domestic_market/foreign_funding/foreign_funding.asp
(『外資系動向:日本株 – トレーダーズ・ウェブ(株式情報、FX情報)』より引用)

こちらは日々発表される外国人投資家の動きですが、
今のところ、大きく売ってきている様子は見られません。

 

念のため、もう一つの指標を確認しましょう。

<投資主体者別売買動向>
http://www.traders.co.jp/domestic_stocks/stocks_data/investment_3/investment_3.asp
(『投資主体別売買動向:日本株 – トレーダーズ・ウェブ(株式情報、FX情報)』より引用)

こちらは、毎週発表される外国人投資家の動きですが、
6月は売り越しでしたが、今月の第2週には買い越しに転じています。

やはり、同様に今のところ大きく売ってきている様子は見られません。

つまり、この2つの指標を確認する限り、
外国人投資家は、日本株を売っていないと判断できるでしょう。

そして、外国人投資家は、
政治的なリスクを考慮していないということでしょう。

このように、現時点では、この外国人投資家の動きを見る限り、
日本株が下落するようなリスクは考えにくいでしょう。

 

しかし・・・

これが一転して売り越しに転じた場合は、
暴落のリスクも十分に考えられます。

だから、ここからは、まだ大丈夫だと思う一方で、
外国人投資家の動向を確認して、
急な変化をいち早くつかめるようにしておきましょう。

 

もちろん、私たちシステムトレーダーは
いつも変わらず、シグナルの奴隷のごとくトレードするだけです。

ただし、そのような私たちでも、
他の個人投資家の勢いや雰囲気にのまれ、
我を見失ってしまうことがあります。

特に株式市場が急転したときはそうでしょう。

ですので、実際に株価が急転するようなことがあっても、
決して慌てることなく、いつも通りにトレードを継続しましょう。

それが、着実に利益を積み上げることになり
あなたの望む成功へ、また一歩近づくことになるのですから・・・

 

<ロングセラー>【送料無料!】ストラテジー・テンプレート[eブック(電子書籍)]
stt

 

 

 

 

 

 

 

 

西村剛 著 斉藤正章 監修

価格700円(税抜)※配送無料

・このレポートはパソコン・スマートフォン等でご覧いただけるPDF形式の電子書籍(eブック)です。iPad等の電子書籍用端末がなくてもお読みいただけます(プリントアウト可能)。

・クレジットカード、銀行振り込みでの決済完了後、すぐに発送いたします。
詳細はこちらをクリック

 

 

 

■追伸

【<大好評の「5つ星」評価のロングセラー!>西村剛著『株2年生の教科書』】

株1年生とは、
相場が良いときは利益を上げ、
悪いときは利益を上げられない人。

株2年生とは、その状態を脱却できて、
「相場が良いときも、悪いときも利益を上げる人」

1年生から脱却して、2年生になる方法とは?


『株2年生の教科書』の詳細はこちらをクリック

 

【無料】システムトレードの検証ができる株式投資ソフトのフリー版を無料プレゼントします。こちらをクリックください!


The following two tabs change content below.

西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。