【お知らせ】
下記リンクのメルマガを中心に情報を更新していく予定です。
無料ですのでぜひご登録いただけるとありがたいです
↓
西村剛の投資戦略メルマガ【無料】
From;西村剛
日本株市場が続落ました。
昨日の記事ではVIX指数を見る限り、株式市場が大きく下落する心配はないとお伝えしました。ですので、昨日の下落に「あれっ?」を思っている方も多いかもしれません。しかし、私の見解では依然として変わりません。実は、その理由には、3つの要素があります。今日は、その3つの要素をお伝えしましょう。。ただ、ここで注意していただきたいのは、これからお伝えする要素は、「悲観的」に見た場合です。昨日お伝えしたVIX指数を見ても、まだ株式市場は悲観的ではありません。
ですので、もし、悲観的に見た場合、どのようなシナリオが想定されるか?そして、そのシナリオをふまえると、「どのようなシナリオが考えられるか?」についてお伝えします。
シナリオ.1:80%の確率で起きるかもしれないこと
まず、1つ目のシナリオをです。80%の確率で起きると考えられるのが「現在の米朝間の関係緊迫化が当面続く」ことです。今後も、北朝鮮が何度かミサイル発射や核実験をし、米朝間の関係がより緊迫化することがシナリオとして考えられます。
しかし、だからと言ってすぐに戦争になることは想定しにくいでしょう。今も行われている駆け引きのようなものが続き、緊迫化するものの戦争にはいたらず、この状況が長期化するのではないかと、私は考えています。
ですので、もしこのシナリオを想定すると、ミサイル発射や核実験直後に、今のように株価が一時的に急落することはあるものの、リーマン・ショックのような先が全く見えず、呆然と株価を見ているだけという「大暴落」は起きにくいのではないかと考えます。
ただし、このシナリオで注意しなければならないのが、「ジリジリと株価が下落する」ことです。米朝間の関係緊迫化が長期化すると、株価の上値が抑えられてしまいます。そうなると、ジリジリと株価が下落することが想定されるでしょう。
そうなった場合は、大暴落はないものの、中長期的に下落トレンドに突入して、緩やかに株価が下落していくでしょう。ちなみに、そのときの下値のめどは「日経平均株価15,000円」前後かと思います。
これが1つ目のシナリオです。
シナリオ.2:15%の確率で起きるかもしれないこと
次は、2つ目のシナリオです。ただし、これは15%くらいの確率で想定されることです。そのシナリオは「米国が北朝鮮を攻撃し、北朝鮮政府を壊滅する」ことです。度重なる北朝鮮の挑発にしびれを切らし、米国が北朝鮮を攻撃します。そして、北朝鮮が反撃する間もなく、北朝鮮政府が壊滅してしまうというのが、このシナリオです。
もし、このようなことが起きた場合、株価は暴落するでしょう。ただし、その暴落は、短期間で底を打ち、株価は回復すると想定できるでしょう。
ですので、このシナリオが現実になった場合、短期的には暴落があるものの、中長期的には再び上昇トレンドに転換することが予想されるでしょう。
これが2つ目のシナリオです。
シナリオ.2:5%の確率で起きるかもしれないこと
最後は、3つ目のシナリオです。これは、5%の確率で起きるかもしれないことです。このシナリオは、「米国が北朝鮮を攻撃するも失敗、その後北朝鮮が核ミサイルで反撃してくる」ことです。
もし、このようなことが起きた場合、株式市場は短期的なパニックを起こし暴落する可能性が高いでしょう。しかも、この暴落はパニックによるものなので、株価が回復するには、長期間かかる可能性が高いでしょう。
ですので、このシナリオが現実になった場合、株価が低迷することが予想されるでしょう。これが3つ目のシナリオです。
私たちには特権がある…
これら3つが、私が今想定する、株式市場が悲観的になった場合の3つのシナリオです。このように、昨日の株式市場は下落したものの、これらのシナリオが起きることは、案外想定しにくいものです。ここで示した確率は、あくまでもこの3つのシナリオの中での話です。それを想定すると、やはり起きにくいことでしょう。
ただし、私たちシステムトレーダーは、仮にこの3つのシナリオに株式市場が動いた場合でも、用意しておく必要があります。いえ、むしろ用意しておくことで、このピンチを利益に変えることができる、唯一のトレーダーですので、そのチャンスを活かすべきでしょう。
だからこそ、このようなときに機能する逆張り戦略を中心に、これらのシナリオが現実になった場合も、利益を着実に積み上げられるように入念に準備をしておきましょう。
私たちシステムトレーダーは、周囲の投資家たちがパニックになっても、そのパニックを逆手に取って、彼らとは別世界にいるかのように、そのようなときほど利益を上げていきます。そのようなトレーダーは、株式市場を見ても、そうそういるものではないでしょう。
そう考えると、これは私たちの特権でもあります。ぜひ、この特権を活かし、もしこれらのシナリオが現実になったときでも着実に利益を積み上げられるように準備しておきましょう。
ー西村剛
【無料】システムトレードの検証ができる株式投資ソフトのフリー版を無料プレゼントします。こちらをクリックください!
西村 剛
最新記事 by 西村 剛 (全て見る)
- 寒波到来でねらい目な銘柄【西村剛】 - 2025年1月9日
- 売り出し、公募増資に対する考え方【西村剛】 - 2025年1月8日
- 2025年に注力しておきたい投資戦略【西村剛】 - 2025年1月7日