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From;西村剛
単刀直入に申し上げましょう。
日本株に勢いが戻ってきたような展開が起きています。昨日(9/21)の日本株市場は上昇しました。日経平均株価は、前日比0.1%プラスの20,347円48銭、マザーズ指数は、前日比1.0%プラスの1071.42ポイントでした。
日経平均株価どこまで上がる?
これで、日経平均株価は、3日連続の年初来高値になりました。堅調な地合いが続いている証拠でしょう。では、この堅調な地合いをもとに、日経平均株価はどこまで伸びる可能性があるのでしょうか?そこで、今日は、それを論理的に考えてみたいと思います。
論理的に考えてみよう!
まず、論理的に考えるうえで、必要なのが、「今の日経平均株価は、システムトレードに置き換えた場合、何の戦略に当てはまるか?」ということです。例えば、この5つの最強の投資戦略に掲載されている典型的な戦略の型のどれに当てはまるか?です。
日経平均株価を戦略の型に当てはめると…
そう考えた場合…当てはまるのは、今は高値を更新しているときですので、高値ブレイクアウトで「順張り戦略」と考えられるでしょう。順張り戦略は、高値を更新したタイミングで上昇トレンドに突入したと考え、買いポジションを持ちます。ですので、まさに日経平均株価は、この状態ですので、順張り戦略がこれに当てはまるでしょう。
この戦略の特長は?
では、次に順張り戦略の特長を考えます。順張り戦略は、勝率はおおよそ40%で、平均損益が15~20%になる戦略です。つまり、勝率をふまえると、10回トレードすると、約6回は負けるということです。ただし、平均損益…つまり1回のトレードあたりの利益にならすと、6回は負けるものの、4回勝ったときの利益が大きいので、全体で見れば利益が出るというのが、この戦略です。
よって、この順張り戦略は、勝敗数で言えば、負け越すものの、勝ったときの利益が大きいので、全体で見れば利益を上げているというのが特長です。ただし、理屈ではこうなのですが、実際に運用すると、上昇トレンドから下落トレンドに切り替わった直後に売却するので、保有期間が長いという問題があります。
もちろん、保有期間が長いことに苦痛を感じないシステムトレーダーは良いのですが、比較的多くのシステムトレーダーが保有期間が短いことに慣れていることもあり、理屈で分かっていても…という部分があります。ただ、慣れてしまえば、問題ないので、これは戦略を使う側の問題であり、戦略上の欠陥か何かではないので、ご安心ください。
見落としがちな重要な問題…
そして、もう一つ「重要な問題」があります。それが「勝率が低い」ということです。いわゆる、「ダマシ」というやつです。ダマシとは、この一見、上昇トレンドに入ったと思われる勢いが、実はダマシで、ここを天井に下落してしまう可能性があります。
だから、順張り戦略は、勝率が40%程度でもあります。しかしながら、1回あたりの利益が大きいので、全体で見れば利益が上がるというのが、この戦略の仕組みです。
では、この視点で今の日経平均株価の状況を見るといかがでしょうか?
勝率は40%で、平均損益が15~20%です。そう考えると・・・
「日経平均株価は、40%の確率で、23,000円まで上昇するかもしれない」
と考えられます。
なぜ、23,000円まで上昇?
計算式は、昨日の日経平均株価20,347円でしたので、その平均損益が15%と考え「20,347円×15%=約3000円」ですので、そこに昨日の日経平均株価を足すと約23,000円というものです。なお、平均損益が20%の可能性もあるので、それも同じような計算式で求めると、約24,000円と出ます。
しかし、忘れてはならないのが、この上昇がダマシである可能性があることです。それは、勝率で考えられますので、ダマシでない確率は、勝つ確率ですので「40%」です。反対に言えば、負ける確率60%は、ダマシですので、ダマシ=60%の確率ということです。
よって、日経平均株価は40%の確率で、23,000~24,000円まで上昇する可能性があると言えるでしょう。ただし、その裏には、60%の確率で、ダマシであることは忘れないでください。
では、これがダマシでないと考えられる目安ですが、私は一つの目安として、「日経平均株価が2015年6月に付けた20,952円71銭」を超えてくるかどうかだと考えています。もし、このアベノミクス相場の高値を更新すれば、日経平均株価23,000円の可能性は十分にあるでしょう。
でも、ダマシの可能性があるので…
ただ、何度も繰り返すように上昇については、ダマシである可能性が必ず裏にあります。ですので、まだここまで上昇すると判断するのは早いかもしれません。しかしながら、これまでの株式市場の状況をふまえると、上昇への対応をしていないかもしれません。ですので、まだ根本的には北朝鮮問題のリスクを抱えた状況ですので、急落ということもあるかもしれませんが、この数日間申し上げているように、上昇への準備も必要でしょう。
これは私たちシステムトレーダーの特権
このように言うと都合よく聞こえるかもしれませんが、株価が上がっても下がっても対応できるようにどちらの準備もしておきましょう。ただ、これは私もシステムトレーダーのあなたにしか言えないことです。システムトレーダーは、前もって準備しておけば、売買ルールが勝手に切り替わり、株価が上がっても下がっても対応できます。
株価が上がれば、上昇に対応した順張り戦略が動き出し、株価が下がれば、下落に対応した逆張り戦略が動き出します。それを自在に切り替えられるから、このようなことを、システムトレーダーであるあなたにはお伝えできるのです。
おそらく、私たち以外の個人投資家では、このように器用なことは難しいでしょう。常に、これから株価がどう動くかを予測し、その予測に合わせて動くしかないでしょう。そして、その予測が外れたら、もう為す術がないというのが、私たち以外の個人投資家でしょう。
だから、このような対応ができるのは、私たちシステムトレーダーの特権です。ぜひ、この特権を活かして、これからも着実に利益を積み上げていきましょう!
ー西村剛
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