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From;西村剛
日本株の上昇が続いています。
今、まさに上昇トレンドに突入した日本株ですが、システムトレーダーのあなたに、一つ「注意」していただきたい重要なことがあります。それが「逆張り戦略」です。逆張り戦略とは、暴落した銘柄を上手く捉えて、その暴落した銘柄が上がるときに利益を獲得する戦略です。
よくある逆張り戦略の誤解…
ただ、これは一般的に誤解とまでは言いませんが…それに近いのが、逆張り戦略は「単に暴落した銘柄を捉えればいい」という考え方です。もちろん、その考えのまま進めれば、その結果は言うまでもありません。やはり、「正しい考え方」⇒「正しい行動」⇒「正しい結果」の出発点が狂ってしまい、「誤解した考え方」⇒「誤解した行動」⇒「想定しない結果」ということになってしまうでしょう。
ポイントは適正株価
ですので、まずこの誤解を解かなければなりません。逆張り戦略とは、あくまでも「適正株価よりも下がった銘柄を捉えて、その銘柄が適正株価に戻るときに利益を獲得する戦略」です。この適正株価という部分がポイントで、ここを間違えると、結果が散々になってしまうのが、逆張り戦略の怖さでもあります。
そもそも、適正株価よりも高いものが下落すれば、その銘柄の株価が回復する見込みは低いでしょう。もしくは、市場原理で、適正株価が下がってしまっていれば、それも回復する見込みは低いでしょう。だから、この適正株価が、本当に正しいかどうかというのも逆張り戦略で利益を上げるには、重要な部分でしょう。
危険なシグナルとは?
さて、この考えを頭に浮かべながら、ぜひ、あなたに考えていただきたいことがあります。それは、、、
「逆張り戦略でシグナルが出るのは、どのようなパターンか?」
ということです。どうでしょうか?思い浮かびましたか?これは、あくまでも私の経験上の見解ですので、他にもあるかもしれませんが、私はこの2つがあると考えています。
◯株式市場全体が暴落し、複数銘柄のシグナルが発生するパターン
◯何らかの悪材料が発表された1銘柄だけの株価が暴落しシグナル発生するパターン
この2つです。では、もう一つ質問です。この2つであれば、どちらのパターンのシグナルが比較的安心してトレードでき、どちらのパターンが比較的安心できないでしょうか?
それは、恐らく2つ目のパターンでしょう。1つ目の暴落パターンは、いわゆる逆張り戦略の王道パターンと言えるでしょう。株式市場全体の暴落を捉えるのは、まさに逆張り戦略の特長的な動きです。
1銘柄だけのシグナルは危険パターン
では、もう一方はどうでしょうか?「悪材料」発生によって、1銘柄だけシグナルが発生するパターンです。これはおそらく、多くのシステムトレーダーが安心してトレードできないでしょう。なぜなら、このような銘柄は、以下のようなことが考えられるからです。
倒産リスクの可能性も…
例えば、「会社が倒産するリスクが発生している」可能性があるかもしれません。もし、このような銘柄を掴んでしまっては、記書きではないでしょう。システムトレーダーにも関わらず、テレビのニュース等を真剣に見てしまうかもしれません。もし、本当に倒産リスクがあるのであれば、それは適正株価よりも下がったのではなく、適正株価そのものが下がってとも考えられるでしょう。つまり、それは、株価の回復の見込みがないということです。
しかし、例えば、これが、「偶然、決算発表の内容が悪かった」ということや「業績にインパクトがさほどあるような悪材料ではなかったが過剰に株価が反応してしまった」ということであれば、いかがでしょうか。こちらであれば、一時的に適正株価よりも下がり、これから回復する見込みがあるかもしれません。つまり、このような状態であれば、比較的安心してトレードできるでしょう。
ですが、やはり前者のように「倒産リスク」がある銘柄のシグナルは、危険と言えば危険です。極端な話ですが、株価がゼロに近くなる可能性もあります。また、仮に株価がリバウンドしても、小幅にとどまる可能性が高く、全体の成績を悪化させる可能性があるでしょう。
特に今の上昇トレンドの中では注意!
特に、今のように市場全体が上昇トレンドの中で、1銘柄だけ逆張り戦略のシグナルが出るときは注意が必要です。やはり、そう考えた場合、このような銘柄を「そもそも掴まないようにする」という方法をとることは必須でしょう。
例えば、その方法の一つとしてあるのが、シグナル数フィルターを「1銘柄しかシグナルが発生しないときは仕掛けない」と設定することです。こうすることで、今のように株式市場全体が上昇トレンドのとき、大きな悪材料で暴落し、成績の悪化の可能性がある銘柄をつかみにくくなります。
ただ、これだけで100%回避するのは難しいことだけは十分にご理解ください。やはり、トレードにはリスクがつきものですので、あくまでも高い確率で、そのような銘柄を除外できると考えるようにしましょう。しかしながら、特に今のような状況では、このような方法を採用することで成績が変わります。
ぜひ、この方法を使って、必要以上のリスクを受けないように調整しましょう。状況が良いときほど、状況に甘えず厳しく見るのが鉄則です。その一つとして、活用してみましょう。
ー西村剛
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