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From;西村剛
昨日(11/7)の日本株市場は大きく上昇しました。
日経平均株価は、前日比1.7%プラスの22937円60銭、マザーズ指数は、前日比0.6%プラスの1126.75ポイントでした。
25年10ヶ月ぶりの水準
日経平均株価は、バブル崩壊後の戻り高値を上回り25年10ヶ月ぶりの水準に到達しました。日本株の投資環境は、今良好そのものです。米国株が上昇トレンドを継続し、買い安心感が拡がる中、日本株も高値を更新し続けています。
ただ、このような中、あのバブル崩壊を味わったり、その後の株式市場で起きたバブルの崩壊を体験しているあなたにとっては、株価上昇を見て嬉しい半面、日々「これが天井ではないか?」と心配になっているかもしれません。そこで、今日は、単刀直入に、私の見解をお伝えしましょう。
日本株は、どこまで上がる?
まず、結論から申し上げると、私の見解では、
「日本株の高値更新が継続し、次の上値の目安は日経平均株価25,000円」
と考えています。
なぜ、そう思うか?ですが…それは、今の日本株の上昇トレンドの終わる要因が見当たらないからです。あえて、今の上昇トレンドが終わる要因を挙げるなら、2つあります。
もし、上昇トレンドが終わるなら…(要因~その.1)
1つ目は、北朝鮮問題の再燃です。もし、今後核実験や長距離ミサイルの実験をすれば、戦争リスクが高まり、今の上昇トレンドが終わるでしょう。しかしながら、仮にそのようなことになっても、株価の下落は一時的であると考えられます。つまり、それくらい、今の上昇トレンドは強いということです。
もし、上昇トレンドが終わるなら…(要因~その.2)
そして、2つ目の上昇トレンドが終わる要因は、米国株の上昇トレンドの終焉です。米国株の上昇トレンドが終わり、下落トレンドに転じれば、日本株も同様に足踏みする可能性が高いでしょう。そういった意味では、悲観的に見て、米国株の傾向に変わりがないか、私も注視しているところです。ただし、日米共に投資環境が良好なので、現時点ではここから崩れることは、なかなか考えにくいでしょう。
ただし、この2つの要因は注視しよう
よって、これらを考慮すると、悲観的に見れば、確かにこの2つの要因は上昇トレンドが終わる要因なのですが、現時点では上昇トレンドが終わる要因ではないと考えれるでしょう。ただし、あくまでも現時点での話ですので、この2つの要因は注視しておかなければならないとも言えるでしょう。
日経平均株価、年内25,000円到達も…
ただ、やはりこのまま上昇トレンドが、継続すると考えられます。そして、この勢いが継続すれば、日経平均株価が年内に25,000円に到達することも十分に考えられるでしょう。順張り戦略で得られる平均的な利益を根拠に考えれば、ここから想像以上の幅で上昇することも考えられます。イメージとしては、同じ1%でも1万円から1%上昇するとの、2万円から1%上昇するのでは、値幅が違うように、ここから先の数%の伸びは、思った以上に大きくなるでしょう。
システムトレーダーとして、そして、一人の個人投資家として…
ですので、もちろん将来の株価がどうなるかは誰にも分からないことが前提ですが、ここからの上昇に備えておく必要があるでしょう。特に、私たちシステムトレーダーは、順張り戦略を効果的に使える株式市場に突入しています。このような強い上昇トレンドでは、とにかくポジションを持つことが利益を上げるコツとも言えます。ですので、上手くこのトレンドを掴めるように戦略を組み立てていきましょう。
また、同時にシステムトレーダーとしてではなく、いち個人投資家としても、これからの株式市場は興味深いと思います。どのように今後株式市場が動くか、様々な視点で見たり、「なぜ、こう動いたのか?」など考えてみると、面白いでしょう。利益も重要ですが、ぜひ、そのような「株を楽しむ」姿勢も忘れずに、これからの株式市場に挑んでいきましょう!
ー西村剛
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