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From；西村剛
「あなたの人生を豊かにするものは何ですか？」
と聞かれたら、一体何と答えるでしょうか…もちろん、答えは様々でしょう。友人と答える人もいれば、趣味と答える人もいれば、お金と答える人もいるでしょう。まさに千差万別だと思います。せっかくの機会ですので、私が自分の人生を豊かにするものについて、お話ししようと思うのですが、それにはきっかけがありました。
7年前に、この光景は想像できなかった…
先週末、長年一緒に勉強してきているシステムトレーダーの皆さんからお誘いをいただき、金沢に旅行にいきました。定番の金沢の美味しいモノを食べたり、観光にいったりと、金沢を満喫してきました。ちなみに、やはり、私たちはトレーダーですので、金運があるに越したことはありません（笑）ですので、金沢にある金運スポットの「金劔宮（きんけんぐう）」という神社をお参りし、成績の向上を皆さんで願ってきました。
実は、それがこの「人生を豊かにするもの」を改めて考えるきっかけでした。自分自身のことを振り返ると、「7年前の自分から、今が想像できたか？」と、ふと考えてしまいました。正確に言えば、7年よりも前なのですが、その頃は、世の中にシステムトレードという言葉も概念もほとんどありませんでしたからね。だから、システムトレーダーなんて、ほとんど存在しません。それを思うと、今の状況は全く想像がつきませんでした。
システムトレードで、私の人生は変わった
私は、その7年前あたりから、システムトレードの普及に本格的に取り組みました。それまでは、ファンダメンタルズ投資を中心に個人投資家への個別指導を行っていて、まだシステムトレードという概念自体がないときでした。それが、ある日斉藤正章さんと出会い、システムトレードの存在を知りました。ちょうどそのときは、あのリーマンショックがあった頃で、私は得意のファンダメンタルズ投資で、ずいぶん大きくやられてしまっていたときでした。と、同時にその投資法に限界を感じていたきときでした。
そんなとき、このシステムトレードに出会い、私の人生は変わりました。いや、人生が変わったというよりも豊かさを感じるようになったというほうが正確かもしれません。なぜなら、システムトレードは、私に「3つの豊かさ」をもたらしていると感じるからです。
1つ目は「経済面の豊かさ」と「内面の豊かさ」を…
まず1つ目は「経済面」です。単刀直入に言えば「お金」です。いや、正確に言えば「内面の豊かさ」かもしれません。やはり、私たち日本人は、資本主義経済に生きていますので、お金は必要です。もちろん、自給自足という選択肢もありますが、その選択ができる人は、なかなかいないでしょう。だから、やはりお金は重要です。システムトレードは、大小はあるものの、そのお金をもたらしてくれます。
ただ、システムトレードはお金をもたらすと言っても、単純にお金をもたらすだけではありません。お金があると、衣食住の基礎的な部分や趣味に費やすことができるので、私の内面に余裕をもたらしてくれます。そして、その余裕は豊かさにつながります。やはり、内面に余裕がないと、いつも何かに追われる生活になってしまいます。そういった意味では、あるシステムトレードは「第2の収入源」と表現していましたが、こういったものがあるかないかでは、「内面の豊かさ」が変わるでしょう。
2つ目は「時間の豊かさ」を…
そして、2つ目は「時間」です。これはあまり意識しない部分かもしれません。ただ、冷静に考えると、システムトレードは私に「時間の余裕」をもたらしてくれました。もちろん、ファンダメンタルズ分析を中心にしていたときも時間の余裕はありました。ですが、システムトレーダーとしての時間の余裕と、以前は全く違います。
以前、システムトレーダーにアンケートを取りましたが、トレードに掛ける時間は、発注時間のみの「1日10分程度」でした。もちろん、それ以前に売買ルールを作成するという必須の部分はありますが、それが完成してしまえば、たったこれだけです。また、このような状態になると、今後は売買ルールを作成することが趣味のようになります。ということは、もう苦痛ではなく、楽しみになります。そして、楽しみになれば、それは時間を浪費するのではなく、投資や内面の余裕や充実を作るためのものになります。
つまり、同じ時間でも、時間の使い方が変わり、人生を豊かにする要素になるのです。また、他の投資法と違い、買うタイミングと売るタイミングがシグナルで決められているので、日中の株価が全く気にならないということがあります。だから、それも結果的に、株価が気になって目の前のことに集中できないということがなくなります。そうなれば、常に目の前のことに全力投球できるので、時間を有効活用できるでしょう。そして、それは「時間の豊かさ」につながるでしょう。
3つ目は…
最後に3つ目です。3つ目は「仲間」です。きっと、これがシステムトレードで最大の功績とも言える豊かさでしょう。よくよく考えると、システムトレードの全ては、ここを豊かにするためにあるのかもしれません。ただ、仲間といっても文字通り、友人のような仲間の意味合いだけではありません。大きく言えば、「私やあなたの人生で関わる人全て」です。だから、家族や同僚、先輩、後輩など、様々でしょう。
ちょうど、12/3（日）に年末特別システムトレーダーズ・ミーティングが開催されます。今回も約80名のシステムトレーダーが集結します。まさに、これが仲間の象徴でしょう。毎回システムトレーダーズ・ミーティングは大盛り上がりで、私の知る限り、投資やトレードの世界で、こんなに仲間との触れ合いで盛り上がるところはないのではないかと思います。
それこそ、10月に開催したシステムトレーダーズ・ミーティングでは、ラジオを私と4名の著名トレーダーで公開録音しましたが、話に夢中で、誰も聴いていなかったくらいですから…でも、それくらい親密な仲間が、システムトレードを通じてでき、毎回盛り上がっているということです。
システムトレードは豊かさの影響の輪を広げる
そして、そこではまさに「豊かな笑顔」が溢れてします。その笑顔は、もちろん、この場だけでなく家族や同僚、先輩、後輩などにも影響し、「仲間と豊かさを分かち合う」というところに到達するのではないでしょうか。だから、仲間は、仲間がいること自体も豊かさをもらたしますが、豊かさを分かち合うことで、仲間と更に豊かさを生み出しつつ、仲間に豊かさの影響の輪を広げるということでしょう。
でも、これも考えてみると、システムトレーダーは、私が考えでは、「経済目の豊かさ（内面の豊かさ）」「時間の豊かさ」を得ることができるから、「仲間を得て、もっと豊かになる」という流れがあるのではないかと思います。「経済目の豊かさ（内面の豊かさ）」がないと、なかなか仲間と心の底から楽しむことができないでしょう。「時間の豊かさ」がなければ、なかなか仲間と接する時間が作れないでしょう。そう考えると、システムトレードは3つの豊かさをもたらすと言いましたが、結果的には「仲間と豊かさを分かち合う」ために、2つの豊かさがあるかもしれません。
まだまだ、お話ししたいことはありますが、今日はここで留めておきましょう。ただ、改めてシステムトレードを豊かさの視点でみると、非常に深いことに気が付きました。そして、システムトレードは、私にこのような豊かさをもたらしていることを改めて実感しました。ぜひ、あなたも、システムトレードを通じて、その豊かさを仲間たちと分かち合い、その影響の輪を広げていただければと思います。
ー西村剛
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西村 剛
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