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From；西村剛
昨日（12/13）の日本株市場は下落しました。
日経平均株価は、前日比0.4％マイナスの22,758円07銭、マザーズ指数は、前日比0.5％プラスの1187.55ポイントでした。昨日の下落の理由は、前日の米国ダウ指数が最高値を更新し、寄り付きこそプラスでしたが、その後利益確定の売りに押されたことでしょう。
11月中旬以降、なかなか伸び切らない…
さて、11月中旬以降、日経平均株価は22,000円から23,000円のボックス圏で推移しています。また、高値圏に到達するたびに反落する展開が続いています。まさに、上がっては下落、上がっては下落という展開で、イマイチ伸び切らない展開が続いています。
12月が上昇しやすいのはウソ？
そのような展開に、12月は株価が上がりやすい傾向があると耳にしたことがあるものの、不思議に思っている方も多いかもしれません。もしくは、伸び切らないこの展開に、不安になったり、モヤモヤしたりしている個人投資家も多いかもしれません。
そこで、カンタンではありますが、この12月のこれからの展開について、私の見解をお話ししましょう。まず、結論としてお伝えしたいのが、私はこの展開は例年通りの動きなので、それほど心配していないということです。もちろん、将来の株価は誰にも分かりませんので、その部分だけは不確定要素で残っています。しかし、それは誰しもが同じ条件です。
外国人投資家の動きに注目してみよう！
では、なぜそれほど心配していないかと言うと、この「投資主体者別売買動向」を見てください。
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http://www.traders.co.jp/domestic_stocks/stocks_data/investment_3/investment_3.asp
（『投資主体別売買動向:日本株 – トレーダーズ・ウェブ(株式情報、ＦＸ情報)』より引用）
こちらを見ていただくと分かりますが、今日本株が伸び悩んでいる要因の一つが、利益確定の売り、つまり「外国人投資家の売り」です。「投資主体者別売買動向」を見ると、11月3週以降、外国人投資家は売り越しに転じています。
外国人投資家にとって、この12月は…
12月は、外国人投資家にとって期末に該当します。ですので、1年の成績の締めの月になりますので、まさに今、利益を確定している考えられます。特に、この2017年は、前半は苦戦していたものの、後半に巻き返し、日本株は20％以上上昇しています。それを考慮すると、より利益確定の動きが高まるのことは十分に考えられるでしょう。
では、この利益確定の売りは、いつ終わるか？ですが、それは「クリスマス以降」だと考えられるでしょう。外国人投資家の多くは、クリスマス前後から長期休暇に入ります。つまり、裏を返せば、休暇に入ってしまえば動きが止まります。ということは、休暇に入るまでは、このような動きが継続すると考えられるでしょう。
むしろ、これからが注目…
このような理由から、私は今の株価の動きについて、それほど心配はしていません。むしろ、この外国人投資家の動きが終わったあと、株価は上昇する傾向がありますので、そのタイミングに注目しています。
ちなみに、この12月の株価の傾向については、こちらで詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
私たちシステムトレーダーがすべきこと
ただ、私たちシステムトレーダーは、いつでもやることは同じです。シグナルの奴隷のごとく、シグナル通りにトレードするだけです。シグナルが買えと言えば買い、売れと言えば売ることには変わりありません。それこそが、あなたの望む成功への最短ルートなのは、あなた自身が一番よく分かっているでしょう。ですので、目の前の株価の動きに翻弄されることなく、私たちは私たちの信じる道を、まっすぐに進みましょう。
ー西村剛
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西村 剛
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