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From；西村剛
昨日（12/20）の日本株市場は上昇しました。
日経平均株価は、前日比0.1％プラスの22,891円72銭、マザーズ指数は前日比0.5％プラスの1202.99ポイントでした。0.1％、0.5％の上昇と聞くとわずかな上昇に見えるかもしれません。しかしながら、気がつけば、日経平均株価は年初来高値まで、あと約2％の上昇です。また、マザーズ指数は、同じく年初来高値までは、あとやく1％の水準にきています。
そろそろ上昇トレンドに…
このように、しっかりと数字で把握すると、気がつけば再び年初来高値に到達しそうな状況にきています。しかも、これまでに何度かお話しした、例年起こる12月の傾向が、そろそろ終わったように思われます。その傾向とは、外国人投資家による期末のポジション調整の売りや、個人投資家の節税対策の売りです。
12月の前半は、このような動きが日本の株式市場では見られ、売りが先行することで、株価が下落傾向にあります。ですが、後半に差し掛かり、その傾向が収れんすると、株価が上がりやすい傾向があります。
つまり、その前半戦売りによる下落が、ようやく落ち着き、これから上昇に向かって動き出すのが、まさに今なのではないでしょうか。ですので、私の個人的な見解になってしまいますが、これで需給面が改善され、ここから年末にかけて、日本株は短期的に再度上昇トレンドに入るのではないかと考えています。
もし、この2つの指数が年初来高値を更新すると…
また、もし日経平均株価とマザーズ指数の両方が年初来高値を更新して今年の相場を終えた場合、年初は非常に楽観的な相場展開になるのではないかと考えています。そういった意味では、今年も残りわずかになっていますが、ここからの展開は見逃すことができないでしょう。
中でも注目は、コレ！
そして、特にその展開の中で、この年末から年始にかけて見逃せないのが「マザーズ指数」です。このマザーズ指数は、2016年4月につけた1230.82ポイントをこえることが、まだできていません。つまり、もしこの1230.82ポイントをこえてきた場合、1月はちょっとしたバブルになる可能性もあるでしょう。
あなたにオススメの戦略
もし、本当にそうなった場合、抑えておきたいのが「マザーズ銘柄に特化した順張り戦略」です。斉藤正章さんのこの記事にも書かれているように、マザーズ指数は、東証一部銘柄と違った傾向が見られます。それが、、、
「マザーズ銘柄は順張りの傾向が強い」
ということです。
マザーズ銘柄は、値動きが荒い傾向があります。そして、それに呼応するように、上昇し始めるとそのまま上昇し続けたり、急騰したりします。反対に、下落しはじめると、ドンドン下落し続けるという、どちらかに振り切りやすい傾向があります。これは、斉藤さんが、実際に検証結果で示しているので、ぜひ、斉藤さんの記事も参考にしてください。
つまり、このように一方的に動く傾向があるので、もし上昇トレンドに入ると、株価が急騰することは過去にもよく見られます。そして、それは言い換えれば「株価が順張りに動く傾向が強い」ということです。ですので、マザーズ銘柄に特化した順張り戦略を活用することは、一つ有効な方法になるでしょう。
試してみる価値アリ
ですので、これにあわせてあなたの順張り戦略を、マザーズ銘柄だけで検証したら、どのような結果になるか確認すると良いでしょう。その結果次第で、その戦略の延長線上で、新たな順張り戦略を作成できたり、改良を加えることで、作成することができるでしょう。
また、まだ順張り戦略を持っていないあなたは、このマザーズ銘柄だけを対象にした順張り戦略を作成してみると良いでしょう。全市場を対象に作成するよりも、上手くいく可能性が高いと考えられます。もし、これが上手くいけば、順張り戦略を手に入れることができるので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
ー西村剛
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西村 剛
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