日本株下落…本当にこれから上昇する?



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From;西村剛

昨日(12/21)の日本株市場は下落しました。

日経平均株価は、前日比0.1%マイナスの22,866円10銭、マザーズ指数は、前日比0.2%下落の1199.63ポイントでした。この下落の原因は、前日の米国株式市場が下落したことに連動したからと考えられるでしょう。こうなると、昨日の記事の中で、私はそろそろ株価が上昇し始めるとお伝えしましたが、本当に?と思う個人投資家も多いかもしれません。そこで、その見解について補足したいと思います。

株価まだ上昇しない?

まず、年末を控え、日経平均株価は、23,000円を上値にボックス圏で推移しています。おそらく、このあたりは、私が12月前半は外国人投資家の売りや、個人投資家の節税対策の売りによって、下落する傾向があると注意喚起していたので、予測の範囲内でしょう。

ですが、問題なのが、そのからいつ上昇に転換するかです。もう日付は12/22です。…「もう後半ではないか!」とお叱りを受けてしまうかもしれません。ですが、昨日の株式市場の個別株の動きを見ると、外国人投資家や個人投資家の特有の動きが、そろそろ終わったように見受けられます。

新興市場の個別株を見ると…

ちなみに、こういったとき注意したいのが、日経平均株価はあくまでも日経平均株価だということです。数ある上場銘柄の一部の銘柄群の話ですので、これで全てを判断しないほうが良いでしょう。やはり、こういったとき個別株の動きを見ることが重要です。では、その個別株は、どのような動きをしているのでしょうか?

そこで注目したいのが、これから個人投資家がどう動くかを見るために、個人投資家に好まれる新興市場の動きがどうなっているかです。新興市場を見ると、直近のIPO銘柄やバイオ関連銘柄の高騰が目立ちます。これは、一つ注目すべきポイントでしょう。

ポイントは、実績ではなく「期待感」で…

なぜ、注目すべきポイントかと言うと、このような銘柄は、しっかりと着実に業績アップしているというよりは、業績は安定していないものの、成長性が高く期待できるという理由から買われる傾向があります。つまり、実績ではなく「期待感」で高騰しているのです。それを考えると、個人投資家の心理状態が、楽観的になってきているように感じられます。

また、この新興銘柄の上昇を受け、ジャスダック指数も年初来高値で推移しています。そして、マザーズ指数も、年初来高値更新まで、あとわずかというところまで来ました。この12月は、サラリーマンにとってボーナス支給日ということもあり、個人投資家に人気の銘柄に資金が流入しやすい傾向もあります。それを考慮すると、ある程度節税対策の売りなどが一巡したここからが勝負の展開かもしれません。

やはり、年内に初来高値23,382円15銭を超える可能性が

もし、ここから本当に新興銘柄が、そのような資金流入を背景に年初来高値を更新すれば、日経平均株価も、再度23,000円を突破し、そこから年内に年初来高値23,382円15銭を超えてくる可能性もあるでしょう。特に、昨日の記事でも申し上げた通り、新興銘柄は順張りの傾向が強いということがあります。上昇しはじめると、そのまま上昇が続く傾向があるので、日本株を新興市場が引っ張るとも考えられるのではないでしょうか。

もちろん、将来の株価は誰にも分かりません。しかしながら、傾向や現状をふまえると、このようなことが考えられます。ぜひ、私たちシステムトレードは、このようなことをふまえつつ、強化すべき売買ルールなどを選別し、着実に利益を積み上げていきましょう。

ー西村剛

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。