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From;西村剛
単刀直入に申し上げましょう。
今日は、今週だけ有効な戦略をお伝えします。非常にシンプルな内容なので、今日はここ一年で最短の話になるかもしれません(笑)でも、内容はしっかりしていますので、安心してくださいね。さて、今年の株式市場は12/29(金)までですので、本当に残りわずかになってきました。そのような中、実はこの最終週が株式市場にとって…いや私たちトレーダーにとって勝負の週であることをご存じでしょうか?
12月思ったより株価上昇していない?
私はこれまで12月は中旬ごろまでは、外国人投資家の売りや個人投資家の節税対策の売りにおされ、株価が下落傾向にあるとお伝えしました。そして、傾向通りいけば、先週そろそろ上昇してくるだろうとお伝えしました。
まだ、ドーンと上昇していないので、上昇している印象はないかもしれませんが、気がつけば、再び日経平均株価は2万3000円を目前に控えるところまで上昇しています。そして、実は、この12月ですが、もう一つ重要な傾向があります。
実は…見落としがちな重要な傾向
それが「12月最終週は株価が上昇すやすい」という傾向です。実際に、これは検証してみると、分かります。全銘柄を対象に、昨日(12/25)前後に株を買い、5日後に決済した場合を検証してみましょう。検証結果h以下の通りです。
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◯勝率: 72.95 %
◯平均損益(率): 2.86 %
◯平均利益(率): 5.44 %
◯平均損失(率): -3.65 %
◯PF: 4.015
◯平均保持日数: 10.73 日
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いかがでしょうか。勝率は約73%と高いです。また、平均損益2.8%、プロフィットファクター(PF)4.015と高い数字を示しています。つまり、このクリマスを超えた最終週は、12月の中でも、最も株価が上昇しやすい傾向があるということでしょう。
なぜ、12月最終週に株価が上昇しやすいのか?
では、なぜこの12月最終週は株価が上昇しやすのでしょうか?その理由は、個人投資家の節税対策の売りが、ようやく本当に落ち着くからでしょう。これまでは、外国人投資家の売りが終わっただけでしたが、今度は個人投資家の節税対策の売りも本格的に終わります。
そうなると、株価の上昇を抑えていたものがなくなり、上昇する傾向があるということです。また、節税対策の売りが終わると、今度は、個人投資家の買い余力が生まれやすくなります。加えて、この時期は、会社員が年末年始の休みに入る時期です。そこに、ボーナス支給月ということもあり、この最終週に個人投資家の資金が流入しやすいのでしょう。
こういった理由などが複数重なり、この最後の最後で株価が上昇しやすい傾向があるのです。そして、それが実際に検証結果として、綺麗に出ているということでしょう。
今週の株価の動きに注目!
このように、この12月最終週は、まるで駆け込み需要のように株価が急に上昇しやすい傾向があります。そうなると、年内に日経平均株価が年初来高値を更新し、年明けに勢いをもたらすことも考えられるでしょう。特に来年は、この上昇相場が続くとも考えられます。そういった意味では、年明けの動きもありますので、この最終週の株価の動きは注目でしょう。
ー西村剛
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