2018年はシステムトレーダー*注目*



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From;西村剛

「日本株上昇させたい政府の陰謀…」というタイトルのこの記事、たいへんありがたいことに、非常に反響がありました。

「陰謀」などと強烈な言葉を使いましたが、実際本当に陰謀めいた話であることは間違いありません。さて、それに付随して…そして、もう年末の本当に末日に近づいて来たこともあり、来年2018年の相場展望を聞かれる機会が増えてきました。そこで、改めて「新情報」を加えて、2018年の相場展望をお伝えしたいと思います。

来年2018年は上昇する展開に…

まず、結論から言うと、来年2018年は「日本株は上昇」と考えています。もちろん、その主軸になる理由は、まさに政府の陰謀とも言うべき、「株価を上げたい」という願望があることです。そのようなこともあり、日経平均株価ベースで考えると、25,000円~30,000円の大台を狙う展開になるのではないでしょうか。

上昇の理由~その.1:低金利

では、その理由は何か?2点あります。1つ目の理由は、金利が上がっていないことです。リーマン・ショック以降、世界的な金融緩和が続いている中、金利は上昇していません。最近になり、徐々に金利を引き上げる国も現れましたが、それでもリーマン・ショック以前と比較すると、大半の国が低い状況です。

しかしながら、そのように金利が低い状況で、米国株や日本株は高値を更新しています。まさに、これが新たな政府の陰謀とも言えることかもしれませんが、通常このように金利が低い中、株価が上昇すれば、金利の引き上げが起きるものです。ですが、まだ本格的に金利引き上げの動きが、様々な国で見られません。特に日本に関しては、超低金利政策が続いている状態です。

投資家の資金が株式市場へ…

そうなると、投資家たちの資金は、株式に流入しやすくなる傾向があります。当然のことながら、低金利と投資で得られるリターンを考えると、投資のほうがリターンがあると分かれば、あえて金利でリターンを得ようとはしないでしょう。やはり、資金を増加させたいというのは、誰もがもつ願望です。

それをふまえると、来年2018年は、金利をと株式投資でどちらを選択するかで株式投資が勝ち、しかもその株式市場が上昇している状態です。そうなれば、投資家から見てより魅力的に見えるのは間違いないでしょう。つまり、その魅力が、より株式市場に資金の流入を呼び込み、需要が高まって、それが株価上昇をもたらすと考えられるのです。これが、1つ目の理由です。ちなみに、この理由は、政府の陰謀の中で、お伝えした「米国ダウ指数と日経平均株価の高値更新」の理由の補足とも言えるでしょう。

上昇の理由~その.2:消費税増税

そして、2つ目の理由は、やはり「消費税増税」です。2019年10月に消費税増税が予定されています。これは、政府にとって、既定路線でしょう。そうなると、以前一度「リーマン・ショック級のことがあれば、増税は…」ということがありましたが、そのようなことがあると再び増税の機会を逃すので、政府としては何とかしたいところです。

まさにここが政府の陰謀

つまり、この消費税増税が決定されるまでは、経済の安定や、その目安となる株価の安定が求められます。ですので、政府は、何とかこの安定を勝ち取るために、来年2018年も引き続き金融政策や経済政策を打って出てくるでしょう。そして、その政策が期待を呼び、株価上昇をもたらすでしょう。これが2つ目の理由です。まさに、こちらは政府の陰謀とも言える部分でしょう。

しかし、来年は一本調子で上昇するのではなく…

ただし、ここからが私たちシステムトレーダーが注目すべきところです。このように上昇すると述べていますが、一つ注意点があります。それが・・・

一本調子で上がるのではなく、乱高下する局面があるだろう

ということです。つまり、ボラティリティが高い相場が来年は考えられるということです。このように上昇の話をすると、一本調子で上がることを予測されてしまいますが、実際は、乱高下する局面が予測されます。特に、陰謀という印象づける言葉を使いましたが、何らかの力が働くということは、その力が働かなくなったとき、乱高下はつきものです。

彼らは目の前の株価に翻弄するが、私たちは…

また、一本調子のような上昇が続くと、新規の個人投資家などがドンドン株式市場に参戦するでしょう。そうなると、彼らはそういった乱高下に慣れていないので、ちょっとしたニュースに過敏になり、目の前の株価に翻弄される可能性が高いでしょう。

もちろん、新規で参戦した個人投資家意外にも…というより私たちシステムトレーダー以外は、そういった乱高下では、ほとんどが目の前の株価に翻弄されます。そして、その翻弄がまるで触覚を失った昆虫のようになり、方向感覚を失って、混乱になるでしょう。

来年は私たちシステムトレーダー注目の年

そうなれば、私たちシステムトレーダーにとっては、そのようなときこそ、シグナルが正確な情報を私たちにもたらし、着実に利益を積み上げることをもたらしてくれるでしょう。特に。そのようなときは押し目買い戦略や逆張り戦略が有効に機能するでしょう。もちろん、上昇時は、順張り戦略が機能します。

将来の株価の動きは誰にも分かりませんが、来年2018年はこのような展開が予測されます。だから、来年は私たちシステムトレーダーにとって、非常に重要な年になるでしょう。周囲の個人投資家があたふたするのを横目に、私たちはその行動を逆手に取って着実に利益を積み上げる…そのような展開が多々見られるのではないでしょうか。ぜひ、来年も着実に利益を積み上げられるように、このまま日々の努力を継続していきましょう。

ー西村剛

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。