どうなる?2018年の株価…



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From;西村剛

今年の株価は上がるか?下がるか?

…株式投資に関わるあなたであれば、システムトレーダーであっても、やはり気になるところでしょう。私たちもやはり、システムトレーダーである以前に、一人の個人投資家ですからね。そして、株価は日本経済のことを考えれば、上がるにこしたことはありません。ですので、誰もが毎年、株価が上がることを祈っているかと思います。

そこで、今日は改めて、今年2018年の相場展望をお届けしましょう。

では、今年2018年の相場展望を考えるにあたり、まず去年(2017年)の日本株市場を振り返ります。そこで、おおよそ日本株市場の動向を示す、日経平均株価と東証マザーズ指数を中心に動きを振り返りましょう。

2017年は下落トレンドに入りそうだったが…

去年の日経平均株価は、北朝鮮情勢の緊迫化で一時19,000円を下回りました。そして、その流れのまま、下落トレンド入りするかと思われる動きを見せました。ですが、突然の衆議院解散発表から、株価が大きく上昇しました。また、自民党が衆議院選挙で圧勝したことが好感され、更に上昇しました。

気がつけば、前半はくすぶっていたものの、年末には23,000円近くまで上昇しました。これは、バブル崩壊後の高値を更新する結果です。それを考えると、このチャートの形からしても、今年2018年も、引き続き上昇トレンドが継続するのではないかと考えています。

次に、東証マザーズ指数を振り返りましょう。東証マザーズ指数の2017年のチャートを確認すると、大きく乱高下していることが分かります。ただし、こちらも日経平均株価と同様に、後半は息を吹き返したように、上昇トレンドに突入しました。

つまり、日経平均株価を見ても、東証マザーズ指数を見ても、共に上昇トレンドに入っているのが、今の日本株市場といえるでしょう。

去年2017年は、投資家にとってターニングポイント

では、この状態は、長期で見ると、どのような状態なのでしょうか。もう少し具体的に、超長期的視点で現状を見てみましょう。超長期で日経平均株価を見ると、バブルにつけた「38,957円44銭」が頂点だということが分かります。

ですが、その頂点のあとは、長期の下落トレンドに突入しています。それこそ、このままどうなってしまうのか…とあなたも思ったと思いますが、一時、日経平均株価は「6,994円9銭」まで下落しました。ただし、振り返れえば、そこが下落トレンドの底だったのかもしれませんが、その後、第2次安倍内閣誕生後、上昇トレンドに再び突入しました。

長年の含み損の時代から「含み益の時代」へ…

つまり、このように数字で見ると明確ですが、今の株価は、バブル崩壊後の高値を更新した良い状態です。具体的には、バブル崩壊後に株を買った投資家が、理論上ではそれまで含み損だったのが、2017年に含み益に変わったということです。これで、日本株に関わる投資家たちが、長年の含み損から脱却し、含み益の時代に突入したということでしょう。

そう考えると、去年2017年後半の株価上昇は、この株式市場の状況を大きく変えるターニングポイントと見ても良いでしょう。

どうなる?2018年の株価…

では、この状態の日本株市場は、今年2018年は、さらに上がるのでしょうか?それとも、去年をピークに再び下落トレンドに突入するのでしょうか?その方向性を見極めるために大事なポイントが2つあります。

1つ目は、消費税の増税です。消費税の増税は2019年の10月に予定されています。政府としては、延期を経験しているだけに、今回は何としても消費税の増税を実行したいところです。ですので、それまでに大きな株価の下落や景気が下落する、そういったことがないように様々な政策を打ってくることが予想されます。

まさに、政府が「株価を上げたい陰謀」とも言えるかもしれません。つまり、それを考慮すると、消費税増税前までは、株価は上昇することが期待できるでしょう。

そして、2つ目は、2020年東京オリンピックです。こちらは様々な議論がありますが、少なくとも景気にプラスの影響を与えるイベントです。こちらも、少なくとも株価上昇に働く材料になるので、ポイントの一つになると考えています。

つまり、消費税の増税を控え日本政府による景気下支え政策・株価下支え政策と、実体経済でも東京オリンピックを控えて景気の上昇が見込まれるのが、この2018年でしょう。これらを考慮すると、今年2018年の株価は上昇するのではないかと考えています。

しかし…注意点があります。

2018年は、あまりに楽観視すると…

日経平均株価の年間騰落率を確認すると、2012年以降、日経平均株価は、上昇し続けています。それをふまえると、2018年は上昇6年目に入ります。これは、経済学の景気循環の視点で見ると、そろそろ下落トレンドに循環するタイミングでもあります。

つまり、あまり楽観視してはいけないでしょう。2018年は、常にこの上昇トレンドが終わることを意識して株式市場に挑んだほうが良いでしょう。

つまり、まとめると、今年2018年は、株価が上昇しやすい傾向があるが、いつこの上昇が終わるか分からない材料を含んでいるということです。だから、あまりに楽観視すると、急激な変化があった場合、対応することができず、最悪の事態も予想されるということです。

2018年私たちシステムトレーダーがすべきこと

ただし、私たちシステムトレーダーは、今年も去年と同様いつでもやることは同じです。シグナルが買えと言えば買いますし、売れと言えば売ります。まさしく、シグナルの奴隷のごとく、トレードするだけです。また、トレンドがどうなっても、上昇トレンドでは、上昇トレンド用の戦略が機能し、下落トレンドに入れば、下落トレンド用の戦略が機能するだけです。

だから、今年は株価上昇の見込みがあるからと言っても、いつもとやることは変わりありません。あるとすれば、戦略である売買ルールを新たに増やしたり、今ある売買ルールに磨きを掛けることでしょうか。特に、私たちシステムトレーダーにとっては、目の前の株価は関係ありませんので、私たちは私たちの信じる道を着実に進みましょう。それが、あなたが望む成功に近づく、一歩になるのですから…

そうそう、一つ言い忘れていました。今回お届けした内容ですが、こちらの動画レポートでは、チャートやデータを使って、さらに詳しく解説しています。ぜひ、こちらも併せてご確認ください。

ー西村剛

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。