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From;西村剛
いよいよ今日から新年の株式市場のスタートです!
2018年の本格的スタートですので、今年もあなたに、この言葉を送りましょう。この言葉をお読みください。
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私が常に意識していることは、『今より1%でも有利なことがあれば取り入れる』ということです。
ひとつひとつのパターンの優位性は微々たる物だとしても、それを2つ3つと組み合わせていくと、見違えるような成績の戦略を生み出すことができるからです。
おそらく、私が実際に使っている戦略(ルール)は、ばらばらに分解してしまえば「こんなに簡単なものだったの?」と驚かれるかもしれません。
なぜなら、分解したパーツのひとつひとつは、「他人よりもほんの少しだけ有利」という程度のものだからです。
この分解したパーツ(簡単なパターン)ひとつひとつが、利益の源泉となる大切なものです。
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これは、あの斉藤正章氏の言葉です。そして、この中には、今年2018年のスタートを切るに当たり、あなたに注目していただきたいポイントがあります。
今より1%でも…
それは、『今より1%でも有利なことがあれば取り入れる』という部分です。あなたは、システムトレードに限らず、他人との競争がある場合「1%でも有利なこと」を貪欲に取り入れるでしょうか。
しばしば、オリンピック選手が金メダルを獲得するかしないかは、たった数%の差だと言われます。では、その数%の差は、どこから生まれるのでしょうか。おそらく、金メダルを取るような選手であれば、それほど練習量や質は違わないでしょう。
世界トップクラスの潜在能力と努力とコーチによる能力の引き上げがあるはずです。だからこそ、金メダルを獲得するかしないかは、たった数%の差でしょう。
ということは、差が生まれるのは、やはり、他人よりも有利だと言われることをやっているかだと思います。それが、物理的トレーニングなのか、精神的トレーニングなのかは分かりません。ただし、いずれにせよ、他よりもティッシュ1枚分でも良いから、前に出られることを取り入れるのでしょう。
検証とは?
これは、オリンピック選手に限らず、私たちシステムトレーダーでも言えます。例えば、分かりやすいのが、検証回数でしょう。自分も相当量をこなしていると思っても、セミナーや懇親会で隣合ったシステムトレーダーと話してみると、自分の回数が、それほどでもなかったりします。まさに「上には上がいた・・・」というところです。
斉藤正章さんや私は、検証回数については、想像を絶するほどこなすことをオススメしています。その理由は単純です。これは運動で言えば、筋力トレーニングだからです。このトレーニングは、やはり1回でも多くこなせば、それだけ実践力が付き、周囲よりもレベルアップできます。しかし、「量より質だ」と回数をおろそかにしてしまうと案外レベルアップできません。
回数が必要な理由
それはなぜでしょうか。その理由は、単純明快です。失敗を蓄積しない限り、「成功への最短ルートは見つからず、質も上がらない」からです。
私たちの中では、検証の失敗は失敗ではなく「こうしたら成功しない」ということが分かったと考えています。通常、失敗は忘れ去られてしまうものですが、私たちは、こう考えているのです。
しかしながら、便宜上、あえて失敗と言う表現を使うと、失敗を蓄積しない限り、これをやってはいけないということが分からず、質を高めることもできないということなのです。
日々熱心にシステムトレードに取り組んでいるあなたは違いますが、私たちのところには「検証をほとんどせずに、成功を掴みたい」「検証をほとんどせずに、大儲けしたい」という「一攫千金」タイプの方から、少なからず連絡をいただきます。
そして、そのような方は、口をそろえて、このようなことを言います。
「回数が重要なのは分かった。でも質の高い検証をすれば回数なんていらないでしょ?」
あなたは、この言葉に疑問はないでしょうか。その疑問とは「質の高い」の定義は何かということです。結局、検証を重ねない限り、いくら口で質が高いと言っても、実際に質の高い検証は、どのようなものか全く分からないでしょう。
質の高さとは?
では、質の高さは、どうしたら分かるか。それは、やはり量をこなすことで、成功でも失敗でも良いので、データを蓄積することです。言い換えれば、データは質の高さを調べる物差しです。検証回数が少ないということは、物差しが存在しても、正確なメモリが存在しているか疑問です。
一方、回数をこなしてできた物差しは、正確に近いメモリが存在し、安定感があるでしょう。それは、システムトレードという統計をもとに優位性を考えているあなたであれば、釈迦に説法のレベルの話でしょう。
斉藤正章さんの言葉から話はそれましたが、「1%でも有利なことを取り入れる」には、やはり「貪欲さと、それ相応の検証量」が必要です。検証を重ねることで、次への好奇心が高まり、自然と1%でも有利なことがあれば、それを取り入れてみたいという欲求が出てくるでしょう。
そして、それに伴い今度は検証量が増え、データが蓄積されます。データが蓄積されたら、それは質の向上につながります。このように、良い循環が起きるのです。
361日後の12月31日は…
あなたは、日々熱心に、そして真剣に学習していますので、全く心配していません。しかし、私もあなたも人間ですので、手を抜きたかったり、何かと「やらない理由」を作って躊躇してしまうことがあるでしょう。
もし、そのときは、今回の内容を思い出して、どんなに辛い状況でも取り入れてみましょう。1%でも有利なことでも、仮に、毎日それを取り入れれば、1年と言わず、1週間、1ヶ月で周囲とは全く違うシステムトレーダーに成長できることでしょう。そして、気が付けば、私や斉藤正章氏を追い抜くシステムトレーダーに成長していることを期待しています。
今年も、このことを本気で取り組めば、361日後の12月31日は、笑って過ごせるでしょう。もし、取り組まなければ、361日後の12月31日は・・・。361日後、どちらの道を進んでいるか、それは、あなたの選択次第でしょう。
ー西村剛
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