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From；西村剛
昨日（1/4）の日本株市場は、大きく上昇しました。
日経平均株価は、前日比3.2％プラスの23,506円33銭、マザーズ指数は、前日比0.8％プラスの1242.84ポイントでした。昨年末に出来高が少ない中で、悪材料が出たこともあり、年初来高値を更新できませんでしたが、年明け早々に日本株市場は、昨年来高値を更新する強い展開となりました。
これで再び上昇トレンドに…
この要因は、年明けの米国株式市場が高値を更新したことや、北朝鮮問題の軟化などかが好感されたことが考えられるでしょう。この強い展開で、日経平均株価とマザーズ指数の両方が、昨年来高値を更新してきました。これで高値を更新しましたので、再び上昇トレンドに入った可能性が高いでしょう。
そこで気になるのが、日経平均株価の上値ではないでしょうか。ここは、システムトレーダーというよりも、一人の株式市場に関わる人間と気になるところではないかと思います。昨日も、メディアでは「日経平均株価3万円説」などを中心に、そのような話題が多く見受けられました。
日経平均株価の上値は？
そこで、私の見解をカンタンではありますが、お伝えしたいと思います。ただ、見解と言っても、しっかりと根拠があるものですので、その点は安心してください。なお、この上値はあくまでも短期的な話です。今年の年末に、◯円という話ではないのでご注意ください。
まず、結論から申し上げると、短期的に見て日経平均株価上値の目安は、おおよそ「28,000円」です。ただし、それには一つ条件があります。もし、その条件が当てはまれば、この数字は十分に考えられるでしょう。では、その条件とは何か？
ただし、28,000円には条件が…
その条件は「この上昇トレンドがダマシではなく、本物である」ということです。ここからが、この28,000円という数字の根拠でもあるのですが、今の日経平均株価を戦略に当てはめると「順張り戦略」に該当します。ちょうど、高値を更新してきたところですので、ここからもうひと伸びが期待できるところです。
では、その順張り戦略ですが、平均的に見て勝率は何％でしょうか？お正月も熱心に勉強していたあなたであれば、もうお分かりでしょう。そうです、平均的に見て「40％」前後が、この順張り戦略の勝率です。また、そのときの平均損益は、約「20％」です。
ということは、40％の確率で、あと20％上昇すると考えられるでしょう。つまり、今の日経平均株価が約23,500円ですので、その20％上昇と考えると、あと4,700円上昇することになるので、上値の目安はおおよそ「28,000円」になるということです。
これだけは絶対に注意！
ただし、ここで絶対に注意しなければならないことがあります。それは「勝率40％」であるということです。つまり、これは40％の確率で起きることですので、60％はそうならない可能性があるということです。これが、いわゆるダマシです。上昇すると思ったら上昇しなかった…まさに、その確率は60％あるということです。
ですので、過度な期待か、もしくは一方的な期待をすると危険です。とはいえ、今回の上昇は、日経平均株価だけでなく、マザーズ指数も昨年来高値を更新していることから、上昇の期待はもてそうでしょう。また、月別の傾向を見ても、1月～5月は株価が上がりやすい傾向が見られます。それをふまえると、大きな上昇があってもおかしくありません。
私たちシステムトレーダーがすべきこと
そういった意味では、私たちシステムトレーダーにとって、順張り戦略の取り入れどきでしょう。もし、まだ順張り戦略を用意していない場合は、焦る必要はありませんが、まずは1本作ることを目標に、この年初から取り組むのが良いでしょう。
2018年の株式市場は、好調のスタートを切りました。ぜひ、私たちもこのスタートに乗り、システムトレーダーとして着実に利益を積み上げていきましょう。そして、今年もまた、あなたの望む成功へ着実に近づいていきましょう。
ー西村剛
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西村 剛
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