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From;西村剛
単刀直入に申し上げましょう。
今回は、上昇相場で効率良く利益を上げる方法をお届けします。これまで何度か取り上げてきましたが、根強くご質問があるのが、この上昇相場での利益を上げる方法です。しかも「効率良く…」。例えば、これから来るであろう本格的な上昇相場では、こんなことが起こりやすいものです。
私たちシステムトレーダーが彼らに負ける日
それは、ある意味「非情な話」なのですが、もうイケイケドンドンの上昇相場になると、正直、私たちのような厳密にトレードするシステムトレーダーは、彼らに負けます。彼らとは、私たちシステムトレーダー以外の個人投資家です。彼らは、闇雲と言うと言いすぎかもしれませんが、闇雲に近い状況で、次々とポジションを持ちます。
すると、イケイケドンドンの相場ですので、市場全体が上昇し、そのポジションを持った銘柄が上昇し、一気に利益を上げます。そして、そのようなことを何度も繰り返していくので、それこそ資産が2倍、3倍などいうことも、現実的な話でしょう。
彼らは資産を2倍、3倍にするが、私たちは…
一方、私たちシステムトレーダーと言えば、、、いつでもすることは変わらず、シグナルが買えと言えば買いますし、売れと言えば売ります。これを繰り返すだけです。しかも、そのシグナルは売買ルールという、緻密に計算されたものから出てきますので、真面目なことしか言いません。「え~い、いっちゃえ~!」のようなことはありません。
あくまでも、「高い確率で利益になるときだけシグナルが出る」ので、正直言って、彼らのように資産を2倍3倍とすることはできないでしょう。ただ、アベノミクス・バブルが起きたときの特別プログラム第1期~5期受講者の成績が、平均40%を超えていましたので、もちろん良い成績を収めることはできていると思います。
ただ、それは想像に過ぎない
ですが…どうしてもこういったとき、隣の芝生は…というところで、彼らの成績が良く見えてしまうのも事実です。とは言え、冷静に考えれば、それは実際に聞いた話ではなく、勝手な想像に過ぎないので、無視するのが一番でもあるところです。
実は、彼らはある重大な問題を抱え続けて…
ちなみに、その勝手な想像で良さそうに見える彼らですが、そんな彼らには大問題があります。それは「いつ手仕舞いして良いか分からない」ということです。言い換えれば、「利益確定の最適なタイミングが不明」ということです。だから、彼らの多くは一時的に大きな含み益を抱えるのですが、トレンドの転換点が分からず、「まだ、上がるだろう」と信じて、持ち続けます。
そして、仮に株価が下がっても「これは一時的な下落だ。待てば、また上がる!」と思い込んで、さらに持ち続けます。でも、そうやって過ごすうちに、ズドーンと株価が下がり、結局資産はマイナス…ということがほとんどと言っても過言ではないでしょう。実際、システムトレーダーになった方の一部は、このような経験があったから、システムトレーダーに変貌したと言っていますからね。
私たちは彼らと違って…
ということは、結局のところ、私たちシステムトレーダーは、思い込みで想像している彼らよりも利益は少ないかもしれませんが、シグナルによって手仕舞いするので、上昇相場で着実に利益を積み上げることができます。一方、彼らは想像の中では利益を上げているように見えますが、手仕舞いを上手くできないので、着実に利益を積み上げることができないということでしょう。
上昇相場で効率良く利益を上げるポイント
さて、単刀直入にと言っておきながら回り道をしたように見えるかもしれませんが、実はこれ重要な話です。私たちと彼らの違いは一体、何でしょうか?緻密に計算してトレードしているか、経験とカンと思い込みでトレードしているかの違いもあると思いますが、実はここに重要なことがあります。その違いが…
「手仕舞いの方法」です。
彼らは、「利益確定の最適なタイミングが不明」です。一方、私たちシステムトレーダーは、シグナルで明確に分かります。だから、彼らのいう利益はあくまでも含み益であって、ホンモノの利益ではありません。しかし、私たちは利益確定しますので、ホンモノの利益です。当たり前と言えば、当たり前なのですが、この「手仕舞い」に上昇相場で効率良く利益を上げる方法のポイントが眠っています。
保有期間が長いと起きること
日々熱心に勉強しているあなたであれば、上昇相場では「順張り戦略」が効果的だということは、もうご存じでしょう。順張り戦略は、上昇トレンドが発生したときに買い、下落トレンドに転じたときに手仕舞いをする戦略です。ただ、ここで問題なのが、他の戦略と比較して、保有期間が長いということでしょう。
やはり、上昇トレンドが発生して、それが下落トレンドに転じるまで保有し続けるので、保有期間が長期間になります。
もちろん、これは戦略の特質上仕方がないことなのですが、一つ問題があります。それは、保有期間が長いがゆえに、資金の余力がなくなり、もっとチャンスのある銘柄に資金投入できなくなってしまうということです。
例えば、こんな経験ありませんか?
例えば、あなたが逆張り戦略をメインにしているシステムトレーダーだとしましょう。そのとき、もし上昇相場で暴落が起きたらどうでしょうか?これは願ってもないチャンスでしょう。「よしっ、これでいける!」と思うでしょう。でも…現実を見ると、その前に買い付けた順張りの銘柄がポジションを持っていて、逆張り戦略に回す資金の余力がないのです。もし、こんなことが起きたらどうでしょうか?
もちろん、イヤですよね。でも、これは私たちシステムトレーダーによく起きることでもあります。そこで、注目したいのが「手仕舞い」なのです。発想はシンプルですが、保有期間が長くて資金の余力がなくなるなら「早めに手仕舞いして資金の余力を確保しておく」ということが、発想として考えられます。
効果的な条件式とは?
そこで効果的なのは「利益が一定の割合に達したら手仕舞い」「株価が急騰したら手仕舞い」などの条件式を入れることです。他にも、「○日以上経過」という条件式で短くするのも方法でしょう。こうすることで、想定できる利益は減るかもしれませんが、誰にも天井で売ることができないと考えれば、上昇中に利益確定して、コツコツ利益を積み上げていくのも方法でしょう。
通常の順張りは、じっくり待って、利益が最大になるときまで待ちますが、保有期間を短くすることで、回転を良くして、効率的に利益を上げていくことができるでしょう。保有期間が短ければ、順張り戦略だけでなく、他の戦略にも資金を回せるので、全体的に効率良く利益を上げることができます。
小さなことに見えて重要度が高い
そういった意味では、この上昇相場で利益を上げるコツは、この手仕舞いにあると考えても良いでしょう。極端な話ですが、彼らのように闇雲に近い状態で買っても含み益を得られるのですから、決めては「いつ手仕舞いするか?」と言っても良いかもしれません。
こうやって考えて見れば当然のことかもしれませんが、実際にこの発想で取り組んでいるシステムトレーダーは少ないものです。そういって意味では、小さなことに見えますが、重要度の高い発想ですので、ぜひあなたも取り入れてみてはいかがでしょうか。
ー西村剛
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