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From;秋山大介
今日は、私の素直な気持ちをお伝えします。
だからといって、いつもが素直な気持ちではないというわけではありません。ただ、改めて考え直さないといけない出来事がありました。まさに、強烈なジレンマです。頭で分かっていても、それを実行するのは、本当に難しいものでした。しかも、本当にそれをするのが良いのか?これほどまでに迷うことはありませんでした。
迷うことが少ない私ですが…
私は商売をしている家庭で育ったせいか…いや、商売をしているからは関係ないかもしれませんが、意思決定が比較的早いほうです。思い返せば、あまり迷うということはありませんでした。あるとすれば、私はけっこうな未熟児で生まれたこともあり、発達が遅れ知能が小学校低学年頃までは、周囲に追いつかなかったこともあり、判断そのものが、あまりできなかった記憶があります。
だからといって良いか分かりませんが、マネしかできませんでした。例えば、駄菓子屋さんで何か買おうとしても、何を選んで良いか分かりませんでした。もちろん、計算もままならないので、駄菓子屋のおばさんに「算数できるようになってからおいで!」と怒られたことが、今でも強烈に記憶に残っています。ただ、不思議なのが、発達が遅れていたにもかかわらず、こんな記憶があるのですよね(笑)
でも、現代文のテストは迷いました(笑)
ということで、その頃はそんなだったのですが、気がつけば迷うということは、ほとんどありませんでした。高校受験でも迷わなかったですし、大学受験でも迷わなかったですし、就職でも迷わなかったです。あっ…あれは迷いました。テストの4択の答え(笑)中でも現代文は…特に「作者の考えている問いを探せ」というやつです。
余談ですが、ず~っと後で聞きましたが、以前、私は現代文のテストに使われた作者にお会いしたことがありました。その方曰く…「テストの4択の中に、自分が考えたことは一つもない…」と。だから、その方はこう言っていました。現代文が得意な人は「本当にその文を読んでいるのではなく、テストの作成者の意図通りに回答できる人」だと。つまりは…ということですね。
私が試されたとき…
さてさて、それは良いとして、本当に私を強烈なジレンマに追い込み、考えさせる出来事がつい最近ありました。ただ、これは裏を返せば、私が「パラダイム・シフト」できているかどうかが試されるときとも言えるでしょう。頭では理解しているが、それを実行できるか?と天から試されたと言っても良いかもしれません。まさに、そのようなことでした。
では、その出来事とは何か?事情がありまして単刀直入に内容をお伝えすることはできないのですが、内容はこの記事に書いたことです。今、私についているアメリカ人の専属コーチから「アキヤマサーン、オカネハカセグモノデスカ?ソレトモミンナノモノデスカ?(秋山さん、お金は稼ぐものですか?それとも、みんなのものですか?)」と、なぜかそこだけ日本語で聞かれたものです。これが、強く関連していました。
「富」を形成するパラダイム
この記事の中では、「富」ということに少しだけ触れました。要約すると、富を形成する人は、お金を稼ぐ発想ではなく、「お金はみんなのもので、今必要な人に移動しているだけ」と考えるパラダイムを持っているということでした。確かに、この考えは、言葉は違いますが、松下幸之助さんも本に残しています。「金は天下の周りもの」の表現を使っていましたが、同じく、みんなというより国家と表現していましたが、みんなのものだから、散財はせず、しっかりと考えて使い、移動させなければならないというようなことを本に残していました。
実は、1ヶ月半前にも、試されるときが…
そして、私はまさにこのパラダイムが試されました。でも、実は1回だけ、ほんの1ヶ月半前に、試されることがありました。赤裸々に話しますが、今私の息子はヘルメット生活です。ただ、ヘルメットと言っても、それは頭の形を矯正するもので、脳内に異常があるわけではありません。でも、ヘルメットをかぶるまでは一大事で、脳外科の先生からは、脳に異常があって手術が必要かもしれないと言われました。
ただ、CTなどの結果、異常がないことが分かり、ヘルメットで頭の形を矯正することになりました。ですが…そのヘルメットですが、保険が効かないので、ま~お高いのです。もちろん、息子のためなので、躊躇せず支払いました。ですが、問題はここからです。
息子のヘルメット代はどこから?
当初、このヘルメット代は、家計の中の貯金から出すことにしていました。ほんと、赤裸々な話ですが、生活費のやりくりは妻、貯金は私と、担当を分けて管理しています。そして、プラス夫婦お互いに独身時代に貯めたものは、私のはほとんど家計に入れてしまいましたが、何かあったときのために、夫婦別々に管理しています。ですので、このヘルメット代は、私の担当で家計の貯金から出すことに夫婦で話し合いました。ただ、ここで私の中で葛藤がありました。
それが、「家計の貯金から出すか?」それとも「夫婦別々に管理している自分の貯金から出すか?」でした…
もちろん、話し合った通り、家計の貯金から出せば良いのでしょう。ただ、私は考えてしまったのです。夫婦別々に管理している自分の貯金は、あってもなくても、それほど変わらないものだと。それであれば、息子の将来のことを考えると、家計の貯金は削らずに、自分の貯金を削ったほうが良いのではないかと…。
ただ、言ってしまえば、別々に管理しているとはいえ、私の貯金はほぼ家計の貯金のようなものです。だから、どっちがどうというのはないのですが、考えてしまいました。一応、夫婦で何歳までには、いくら貯めようという話もしていたので。
良いお金の移動
でも、そうは言っても、自分の貯金から、いざ出そうとすると、これけっこう勇気がいるのですよね(汗)ただ、そんな葛藤をしながら、最後はあのパラダイムを思い出し、自分の貯金から出しました。だから、あのパラダイムで言えば、私個人から、家計にそのお金が移動したということですね。
ただ、本当にこれは葛藤がありましたよ。ちなみに、私のコーチも、お孫さんが背骨が悪いらしく、その矯正とトレーニング用に、自宅にトレーニングマシンを買うときがあったようですが、そのときも私と同じ葛藤があったようです。でも、お孫さんの笑顔や、彼のファミリーは、全員合わせて確か20人くらいいるので、みんなが使っている姿を見て、これで良かったと実感したようです。そして、これは「良いお金の移動だった」と…。
まさに、私も同じような心境です。今、息子はその矯正が実り、ドンドン状態が良くなっています。しかも、笑顔でいてくれます。そして、何よりも…ヘルメットをかぶっているおかげで、頭をぶつけても心配ない(笑)というのが、最高です。
でも、難しい!
でも、ただ…ばかりになってしまいますが、このパラダイムは、知っていても実行するのが難しいですよね。私はあと何回、何十回、何百回経験すれば、私のパラダイムとして根付き、何も考えずに行動できるのでしょうか?
コーチから勧められて、一昨年から卒業した大学に少額ですが毎月寄付をするようにしました。でも、そのときも、思い返せば、少しだけ葛藤があったかもしれません。妻には「二人が出ている学校なんだから良いじゃない?」と言っても「えっ~!」となった経緯もありましたし。でも、気がつけば、それも2年近く続けているので、もう自然なことですよね。だから、これからそのような経験を何度もすれば、そうなれるのかもしれません。
ちなみに、今回の出来事も同じような話です。ただ、今度は、息子ではないので、同じ家計ではありません。ただ、私どうこうよりも、「今、本当に必要な人に、それが移動し、その人が将来、笑顔になるのであれば…」これは、価値ある移動になるのでしょう。
あっ、こんなことを言うと、私が誰かにお金を貸したか、誰かの連帯保証人にでもなったように思ってしまうかもしれませんが、そんなことはないですからね(笑)その点だけは、お間違いなくwww
追伸
これがぼくのヘルメットでしゅーwww
たいち、なぜそんな隙間にいるんだい? 父より
ー秋山大介
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