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From;平山修司
八丁堀の事務所より、、、
ご愛読者の方から、こんなご質問をいただきました。
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平山さんは、「売り」のタイミングを具体的には、
何で判断しているのですか?
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この【株式投資ニュース】は基本的には、
システムトレードが中心のメールマガジンなのですが、
意外と、、、ファンダメンタルズの興味が高い方が多いようですね。
もしかすると、あなたも同じような疑問を
お持ちかもしれませんので、このご質問回答しましょう。
ちなみに、前回は『初公開、私の3つの売却法』というお話をしました。
そして、その中に
【1.想定した株価に達したら、2回から3回位に分けて売却する】
という売却法を紹介しました。
ご質問をいただいたご愛読者の方は、
この売却法の
『想定した株価』
ここに気になったようです。
確かに、そうですね。
前回私がお話ししたのは、あくまでも「売り方」であって、
具体的に「どこになったら売る」というお話はほとんどしていません。
本当は、公開したくありませんが・・・(笑)
隠しておいても、何か得をするわけでもないので、
ここでお話ししましょう。
では、ここからが重要な話です。
私は、株を売るときの判断は、
株を買う前に決めた「目標株価の数字」です。
これに達すれば、すみやかに売りますし、達しなければ、売りません。
ただ、それだけです。
一応、注意事項としては、
ここには、テクニカル指標などの判断は入れていません。
具体的には・・・
買う前に、その投資先の業績数値が、
数年後に、どのように伸びそうかを判断材料にしています。
ちなみに、、、
この判断は、以前たくさんお話ししたIRセミナーや
その企業の説明会資料、決算書などを見て、業績が伸びそうかで考えています。
仮に、これらの情報から、
投資しようとしている企業が
「数年後までに営業利益が30%増加して、
現在の一株利益が1.3倍になりそうだ」
と判断したとしましょう。
そうしたら、その1.3倍になった一株利益に、
その企業が属する業界の平均的なPERを掛けて、
その企業の目標株価として決定しています。
そうそう、PERについて馴染みがない場合は、
こちらで西村が解説していますので、ぜひこちらを見てみてくださいね。
でも、言葉だけですと、
分かるような・・・
分からないような・・・
でしょうから、具体例を取り上げましょう。
例えば、、、
あなたは、IRセミナーなどの自分の足で取得した情報から、
A社という、食品会社に目を付けたとしましょう。
この企業は伸びそうです。
あなたの見立てでは、1年後には、
現在の一株利益(100円)が20%増加しそうです。
もし、そのような場合は、
まず、一株利益をこのように計算します。
○1年後の予想一株利益 100円×1.2=120円
1.2は、20%増加しそうなので、1.2倍を意味する1.2ですね。
ここは大丈夫ですね。
では次に、この一株利益に食品業の平均PERを掛けて、
「目標株価」を算出します。
なお、ここでの食品業の平均PERは、20倍にします。
この20倍は、業種別PERを参考にしています。
これも、ちょうど西村が解説しています。
ぜひこちらを見てみてくださいね。
では、いよいよというほどでもありませんが、、、
「目標株価」の算出です。
○【目標株価】=120円×20倍=2,400円
いかがでしょうか?
1年後の予想の部分が少し難しいかもしれませんが、
計算式自体は、それほど複雑ではありませんので、
あなたであれば、大丈夫でしょう。
でも、ファンダメンタルズの人にとっては、
この計算は、ごくごく普通のことなんですよね。
特段、驚くことでもないのです。
ということはですよ、
私は、こんなに「普通のこと」を判断基準に、売却しているのです。
こればかりは、各自落ち着くポイントが違うと思いますので、
何とも言えませんが、
私の中では、この「普通のこと」が
一番納得でき、落ち着いて売却できるのですよね。
過去には、私も
テクニカル分析を使って、株価の頂点で売却しようと
これでもか!というくらいがんばってみました。
ですが・・・
いつものことですが、
株価の「天井も底もつかむことは、ほぼ不可能」ですので、
それを受け入れてからは、この方法に落ち着いたのです。
結局、この事実を受け入れずに、
しゃにむになると、
上手く高値付近で売却できることもあれば、、、
反対に上手く売却できず、後悔したことも多々あります。
どちらかと言えば、、、ではなく
完全に「後悔」のほうが多いですね(笑)
だから、私は
株価の「天井も底もつかむことは、ほぼ不可能」という事実を受け入れ
自分が一番納得でき、落ち着く方法に落ち着いたのです。
そして、前回お話しした
【1.想定した株価に達したら、2回から3回位に分けて売却する】に戻りますが、
このような方法で目標株価を決めて、
これにむかって、2~3回に分けて売却しているのです。
そうそう、一つ注意事項がありますが、
これは、あくまでも「目標株価に達した場合」の話です。
もちろん、株価は自分の思惑通りに動きませんので、
目標株価に「達しない」場合もあります。
例えば、事前の想定と違って、業績が悪化することなどがありましたら、
そのときは、すみやかに売却するようにしています。
つまり、損切りの敢行です。
この決断を間違えると、ずるずる行ってしまい、
可能性のある次の銘柄に、資金を動かすことができなくなってしまいますからね。
ここでは、アナログ的なシステムトレードのように、
自分で決めたルールに従って、損切りします。
いかがでしょうか?
前回同様、今回の内容も
あくまでも、私の肌に合い、一番得意とする方法です。
そして、納得できるものです。
ですので、決して万人受けするものではありません。
もし、あなたが私と同じような感覚の持ち主であれば良いですが、
違っていれば、あなた独自のものを見つけた方が良いでしょう。
これは、システムトレードでも同じです。
ちょうど昨日、西村が「売買ルールを教えてください!」と言われてしまったとありましたが、
教えたからと言って、それがあなたに合うとは限らないのです。
もちろん、今回お話ししたように、
ある程度の型はあります。
しかし、その型は、ほんの一例であって、
あなたに合うものとは限りません。
だから、ここからはあなたのアレンジが必要なのです。
トレードで成功するポイントは、
短期的に大きな利益を上げたり、1円でも多くの利益を上げることではありません。
必要なのは、「継続すること」です。
だから、ぜひあなた自身が納得して
長期的に運用できる方法を見つけてくださいね。
そうなれば、成功が着実に近づくと思いますよ。
■追伸
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