日経平均株価下落…反発もう終わり?



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From;西村剛

昨日(2/20)の日経平均株価は下落しました。

日経平均株価は、前日比1.0%マイナスの21,925円10銭、マザーズ指数は、0.5%プラスの1216.07ポイントでした。新興市場はわずかに上昇したものの、日経平均株価は下落しました。下落の要因は、ここ3日間日経平均株価が大きく反発したことで、利益確定の動きが出たことだと考えられます。

反発は4.6%

日経平均株価は、1/23(火)に高値24129円34銭を付けた後、2/14(水)に安値20,950円15銭を付け、昨日時点で21,925円10銭まで回復しました。このままですと、どのように上げ下げをしたか分かりにくいので、割合で表現すると、1/23(火)の高値から約13%下落し、その後4.6%反発した計算です。このように見ると、直近の反発でずいぶん上昇したように見えますが、まだまだ1/23(火)の高値の回復は遠く感じるかもしれません。

これから反発はあるのか?

依然としてスッキリしない展開が続いています。こうなると、私たち個人投資家を悩ませるのは、ここからもう一度反発するのか?それとも、このまま下落トレンドに突入して、下落してしまうのかというところでしょう。そこで、ここからどのような展開が考えられるか、お伝えしたいと思います。

3つの指標の動きは…

今後の展開を考えるにあたり、3つの指標を確認しましょう。1つ目は「米国10年債利回り」です。米国10年債利回りは、今回の暴落の1番の原因とも言えるものでしょう。では、この米国10年債利回りは、先週からどのように推移しているのでしょうか。昨日時点で2.9%です。依然として高止まりしています。これだけに限定して考えれば、もう一段の暴落の可能性も考えられる高水準のまま変わりません。

2つ目は恐怖指数とも言われている「VIX指数」です。下記をご覧いただくと分かりますが、19.46ポイントまで低下しています。

<VIX指数>
https://www.bloomberg.co.jp/quote/VIX:IND
(『VIX 銘柄 – CBOE SPXボラティリティ指数 名称 – Bloomberg Markets』より引用)

こちらも先週と変わらない水準です。これで徐々に落ち着いてきたと考えられるので、長期のレンジで見て、収束してきたと考えられるでしょう。

そして、3つ目は私が独自の指標として使用している「暴落指数」です。こちらは2/14(水)の「33銘柄」をピークに、昨日には「1銘柄」まで低下しています。つまり、これらの3つの指標をふまえると、ようやく今回の暴落が終了したと考えられるでしょう。

暴落局面終了…

では、これで暴落局面が終了した株式市場ですが、ここからどのような展開が考えられるのでしょうか?そのポイントがやはり、ここからもう一度反発し、再び上昇トレンドに入るのか?それとも、長期で下落トレンドに入ってしまうのか?でしょう。それが引き続き、あなたが一番気になるところかと思います。そこで、先週に続き、改めてそのポイントをお伝えします。

ポイントは「75日移動平均線」

やはり、今週に入ってからの動きを見ても、ポイントになるのは「75日移動平均線」でしょう。先週もお伝えした通り、日経平均株価の75日移動平均線は22,800円です。厳密に言うと、「22,784円74銭」です。

昨日時点では、まだこの水準を超えていません。これを超えれば、長期で見て再び上昇トレンドに入ったことになります。反対に、この水準を超えない限り、長期で見て下落トレンドに突入したと考えたほうが良いでしょう。つまり、今は下落トレンドに突入したと考えたほうが妥当だということです。

反発するか?しないか?の境界線が続く…

しかし、まだ下落トレンドに突入したと言い切れない状況でもあります。どっちつかずのような話になってしまいますが、やはり依然として、どちらのトレンドに傾くか分からない、境界線にいるのが今だとうことです。言い換えれば、反発するのか、それとも反発なしで、このまま下落トレンドに突入するか全く分からない状況だということです。

ですので、万が一、ここから再び反発し「75日移動平均線」を超えることがあれば、再び上昇トレンド入りすることも考えられます。ですので、先週から引き続き、この「75日移動平均線」が、今後の展開を占う上で、重要な鍵を握るでしょう。

私たちシステムトレーダーがすべきこと

だからこそ、これも先週から続く話になってしまいますが、私たちシステムトレーダーは、このようなときほど楽観的になることなく、リスク管理を徹底することが必要です。ただし、もう一方で考えておかなければならないのが、再び上昇トレンドに入った場合への対応です。

先日一度お伝えしましたが、まさに今は境界線にいるので、株価がどちらに動くと思い込むことなく、上がっても下がっても、どちらでも対応できるように準備しておく必要があるでしょう。より具体的に言えば、「75日移動平均線」を超えた場合の対応方法と、「75日移動平均線」を下回ったままの対応方法を考え、準備をしておくと良いでしょう。

似たことをお伝えしているということは…

そして、これまで通り、決して目の前の株価に翻弄されることなく、シグナルの奴隷のごとく、シグナル通りにトレードしていきましょう。そうすることが、このような株価の境界線にいるときに、着実に利益を積み上げる重要事項です。

また、このように連日同じことをお伝えしているということは、それだけ状況がどちらに転がるか分からないということです。ですので、ぜひ先週からの私からの言葉を思い出し、この必須のことに取り組んでおきましょう。結果的に、それがあなたの望む成功につながるのですから…。

ー西村剛

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。