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From;西村剛
今日は案外知られていない興味深い話を…。
ここ最近、本当に相場がキリキリとした状態で、これからどうなるか?という内容ばかりでした。ようやく、この数日は、日経平均株価が軟調の裏で新興株が、再び上昇トレンドに入り、状況が好転してきました。ですので、やっとこのような話ができるようになってきたということもあります。
3月にだけ働く思惑…
そして、あの暴落からずいぶんと日数が経過し、3月に突入しました。新興株が再び上昇トレンドに入ったと言っても、日経平均株価が軟調気味なだけに、スッキリしない印象もあるでしょう。ただ、そのような中、この3月には、大変興味深い思惑があります。そして、その思惑が株価を動かす要因になっているのです。
3月は、企業の決算月ということもあり、決算内容そのものが株価に影響を与えるえます。また、もう一つ見落としてはいけないのが「機関投資家」も年度末で、一つの区切りだということです。つまり、今月の株価は、この2つが大きく影響を与える可能性が高いのです。
今月は株価が上がりやすいのは本当か?
では、この2つの要因がどのように影響しているのか、しっかりと検証を使って分析してみましょう。今月の月初に買って、月末に売った場合の成績を調べてみました。すると、こんな検証結果がでました。
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◯勝率:54.48%
◯平均損益:1.94%
◯プロフィットファクター:1.58
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検証結果を見ると、勝率と利益が上がっていることが確認できますので、やはり3月は株価が上がりやすいということが分かりました。では、3月の株価はなぜ上がりやすいのでしょうか?その要因は、もちろん先ほどお伝えしたものもありますが、他にもこのようなことがあります。
今月株価が上がりやすい要因.1
一つは「米国株が上がりやすい傾向がある」ということです。米国ダウ指数の3月の傾向を見ると、勝率57%、平均損益率1.4%です。この数字を見ても、3月は米国株が上がりやすい月だと考えられます。特に、今の日経平均株価は、米国ダウ指数の動き次第の部分があるので、これは好材料かもしれません。
<重要>今月株価が上がりやすい要因.2
そして、3月に株価が上がりやすい要因は、もう一つあります。それが、案外知られていない「機関投資家の思惑」です。実は、この3月は機関投資家が「売り控え」が起こりやすくなります。その理由は単純です。
「自分の売り注文で株価を下げたくないから」
これが彼らの思惑であり、理由です。今月は、機関投資家の彼らにとって、その年度の成績を決める最も重要な月です。しかも、これも案外見落としがちなことですが、いくら機関投資家といっても彼らも会社員です。ですので、今月の成績は、自分の成績にもつながりますので、上手い結果を残しておきたいと思うものです。
そのような思惑もあり、彼らは株価を今月に下げないように、保有している株を売却して、自分の売り注文で株価を下げてしまうようなことはしないようにしているのです。つまり、彼らも会社員であり、成績があってなんぼのものと考えれば、彼らの心理を個人投資家の私たちも十分に理解できるのではないでしょうか。
彼らの思惑が上手く働けば、日本株が…
もちろん、他にも今月株価が上がりやすい要因はあるでしょう。ただ、この米国ダウ指数が上昇しやすいことや、機関投資家の思惑は、その主要な要因になっていることでしょう。そういった意味では、新興株が再び上昇トレンドに入っている今、日本株全体が再び上昇トレンドに入る可能性も十分に期待できるのではないでしょうか。
ぜひ、今月は、このような要因や背景、そして思惑を意識しながらあなたの投資戦略を組み立てていただければと思います。または、システムトレーダーのあなたであれば、このようなアノマリーを活かして、新しい売買ルールの構築に役立ててはいかがでしょうか。
ー西村剛
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