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From;西村剛
3月は株価が上がりやすい傾向がある…
今月に入ったタイミングで、そのような情報をお届けしました。ただし、その一方でその頃の株価の状況をふまえると、統計的に見ればそうであっても、今年は異例になるかもしれないとお伝えしたことをあなたも記憶しているかと思います。
3月全体の傾向
ちなみに3月に株価が上がりやすいことを証明しているのが、以下の検証結果でした。
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◯勝率:54.48%
◯平均損益:1.94%
◯プロフィットファクター:1.58
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勝率は50%を超え、その他の利益を示す指標も十分に良い結果であることから、統計的に見れば、上がりやすことが分かります。ただ、このときお伝えしていなかったことがあります。実は、この3月には、もう一つ傾向があります。
さらに株価が上がりやすい傾向が…
それが、この検証結果です。
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◯勝率:65.70 %
◯平均損益:3.13 %
◯プロフィットファクター:4.005
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いかがでしょうか?こうやって、冒頭の3月の検証結果と比較すると、より株価が上がりやすい傾向が分かるでしょう。では、これは何の検証結果か?…それは「3月末の株価の傾向」の検証結果なのです。
3月末に掛けて、特に株価は上がりやすい
この検証結果は、今月の中旬…まさに今頃株を買って、5日経過後に手仕舞いをした場合のものです。3月全体の傾向と比較しても分かるように、全体的に結果がよくなっています。特に、勝率が65%と高く、プロフィットファクターが4と大変高いところは、強調すべき点でしょう。
つまり、この検証結果を見ても分かる通り、3月の中でも、株を買うタイミングとしては、この中旬が一番有効だと考えられるのです。もちろん、これは統計的に見ての話ですので、必ずしてもこうなるとは限りませんが、天気予報のようにデータ分析しての結果ですので、それなりに精度は見込めるのではないかと思われます。
上がりやすい理由.1
では、なぜこの3月中旬から下旬に掛けて株価が上がりやすいのでしょうか?その理由は2つあります。1つは、3月全体が株価が上がりやすい傾向があると考えられる理由と同じです。その1つ目の理由が「機関投資家の思惑」です。ただ、さらに深掘りすると、この期末は特にその思惑が働くということです。
以前もお伝えした通り、この3月は機関投資家にとって、その年度の成績を決める一番重要な月です。なぜなら、もしこの時点の成績が悪いと、投資家から解約などがあり、大変な事態を招くからです。だから、この3月はできるだけ成績を良くしようと考えます。
そして、そのためにするのが「自分の売り注文で株価を下げることを回避する」ということです。つまり、3月の中でも、特にこの中旬から下旬に掛けて、売り控えをする傾向にあります。だから、市場での売り圧力が弱まり、株価が決まる決定要因である需給面から見て、株価が上がりやすくなるのです。
上がりやすい理由.2
これが1つ目の理由です。加えてもう一つの理由ですが、それはこの時期特有のものです。何が理由かと言うと「配当狙いや株主優待狙いの買いが入りやすいから」です。3月は、多くの企業にとって期末です。また、それを同時に株主優待銘柄が最も多い月でもあります。
さらに、この期末は、期末の配当を狙った高配当銘柄に買いが集まりやすい時期でもあります。つまり、そのような投資家へのメリットが重なる要因があるので、こういった銘柄に買いが集まりやすくなるのです。
そう考えると、受給面で考えれば、売り圧力が弱まり、買いが増える傾向にあるので、特にこの中旬から下旬に株価が上がりやすい傾向があるのです。もちろん、他に株価が上がりやすい要因はあると思いますが、株価に影響を与える主だったものは、この2つでしょう。
この情報を知っているか…知らないか?
ただ、3月全体の傾向をお伝えしたときも申し上げましたが、これはあくまでも統計上のデータ分析から導き出されたものです。ですので、天気予報のように高い確率で現実にはなりますが、天気予報が外れるときがあるように必ずしもこうなるとは限りません。
とはいえ、こういった傾向があることは事実としてあります。こういった事実を知ってトレードするのと、知らないでトレードするのでは、売買するときの意思決定が全く違うでしょう。そういった意味では十分に参考になる情報だと思います。ぜひ、この情報をもとに、ここから下旬に掛けて戦略を練ってトレードしていきましょう。
ー西村剛
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