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From;西村剛
今日は少々肩の力を抜いた話を…
先日、東京ビッグサイトで開催されている「コンテンツ東京」という」イベントに行ってきました。
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http://www.content-tokyo.jp/sokuho/
このイベントは、このwebページをご覧いただいても分かるように、最新技術を使ったサービスを紹介する展示会でした。以前、テクノ・ファンダメンタルの使い手である横山利香さんが、「人は何かよく分からないけど、先端のものに魅了される」と、ラジオの中でおっしゃっていましたが、まさにそれを表すのが、このイベントでしょう。
この魅了が株価を動かす要因?
このwebページにあるように人で会場が埋め尽くされていました。個人投資家のあなたであり、横山利香さんのような視点をお持ちのあなたであれば、ある意味この光景は利益の源泉になるかもしれません(笑)この魅了されている人の動きが、株価を動かす要因とも考えられるかもしれませんよね。
「AI(人工知能)」と「VR」
さて、このイベントに、私がなぜ参加したか?ですが…決して、これが利益の源泉だと思って行ったわけではありません。参加した理由は「AI(人工知能)」や「VR」といった最新技術を使った商品やサービスの展示がされていたからです。
この2つは、以前から世の中を変えるキーワードして挙げられていますが、なかなか機会がなく直接触れることがありませんでした。VRはまだしも、AIは知識としてあっても、それが何に応用されていて、何がスゴイのかを体感することは、案外少ないものです。そこで、このイベントに参加しました。
AIトレードの可能性は?
参加したことで、AIやVRが実感できたのも何よりですが、本当に様々な人の注目度が高いことがよく分かりました。それを肌で感じることができたのは、非常に良かったと思います。ただ、もっとも、このイベントで収穫があったのが…「AIトレード」です。
ですね(笑)カンの良いあなたは、もう気が付きましたよね。AIやVRは興味の部分で、実際は、このAIトレードとは、なんぼのものかと知りたくて、このイベントに参加しました。ちなみに、あなたは、AIトレードと聞くと、どのようなものを想像するでしょうか?最近ですと、ロボット投資などの言葉もありますが、AIを使ったトレード法や投資法については、どのようなイメージを持っているでしょうか?
例えば、こんなことができるのでは?
もしかすると、システムトレーダーのあなたであれば、AIとシステムトレードは何が違うの?というところかもしれません。実際のところ、私も同感です。ただ、私も上手く説明できないのですが、AIを使えば、システムトレードでは実現が難しい四季報のデータを分析ができると考えました。
例えば、四季報データから、「大幅増収」「減益」「新製品開発」といった言葉と株価の関係をAIで分析し、それをシステムトレードに組み込んでトレードしたら、新しい分野のシステムトレードができるのではないかと考えました。
テクノ・ファンダメンタル
ちなみに、これを人的行っているのが、横山利香さんです。テクノ・ファンダメンタルという言葉は、あまり聞き慣れないかもしれませんが、横山さんは、このAIとシステムトレードでできそうなことを人的に行っています。
まず、ファンダメンタル分析を使って、四季報の中から株価が上がりそうな銘柄を選びます。そして、それらの銘柄の「買いどき」「売りどき」を、テクニカル分析で判断し、売買をします。つまり、ファンダメンタルだけでもなければ、テクニカルだけでもないのです。
テクニカルだけの弱点
システムトレードであれば、完全テクニカルでも問題ないのですが、単にチャートを分析するためのテクニカルでは、「どの銘柄を選択すれば良いか?」というのが、案外難しいものです。例えば、これは秋山の友人の話ですが、彼はテクニカルアナリストなのに、銘柄を選定できないと言っていました。
もちろん、システムトレードのように、どのような動きをする銘柄が利益になる確率が高いかという分析がシステムでできれば良いですが、これを手作業やスクリーニング機能で行うのは難しいでしょう。というように、実は、テクニカル分析だけできても、銘柄の選定ができず上手くいかないのです。
ファンダメンタルだけの弱点
反対に、ファンダメンタルはどうかと言えば、こちらはこちらで難があります。四季報をつかって将来株価が上がりそうな銘柄の分析はできるのですが、その選定した銘柄を「いつ買って、いつ売って良いか?」が、それだけでは分からないものです。
つまり、ここではお互いの弱点を強調してしまいましたが、整理すると、、、
◯ファンダメンタル…買いどき売りどきのタイミングは分からないが「株価が上がりそうな銘柄を選定できる」
◯テクニカル…銘柄の選定は難しいが「買いどき売りどきのタイミングを知ることができる」
という特長があります。
2つの強みを融合すると…?
そして、その特長から強みだけを抜き出すと、
「ファンダメンタルで銘柄を選定し、選定した銘柄の買いどき、売りどきをテクニカルで判定する」
という方法が理にかなっていることに気がつくでしょう。そうです、これはテクノ・ファンダメンタルです。そして、その方法を実践し、安定して利益を上げているのが、横山利香さんなのです。
というように、少々話が脱線してしまいましたが、AIを使ったトレードでは、システムトレードだけではできない領域をカバーできるのではないかと考えました。また、同時に性質的にはシステムトレードもAIのトレードも同じだということが実感できました。
私たちシステムトレーダーは…?
つまり、総じて言えることは、私たちシステムトレーダーは、かなり先端をいったトレーダーだということです。この先AIがどのような活躍をするかは分かりません。ですが、少なくとも、このシステムトレードは、AIで夢のようなトレード法が確立しない限り、先端を行き有効なトレード法なのではないかと感じます。
いかがでしょうか?これはあくまでも私の考えです。ぜひあなたも、近い将来活躍すると言われているAIをキーワードにシステムトレードの有効性を考えたり、新たな可能性を考えてみてください。今の時代は変化の速度が早いので、いざ起きたときを考えると、決してムダにはならない話でしょう。
ー西村剛
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