オフィス北野



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From;秋山大介

オフィス北野…

今、何かと注目を浴びています。本来であれば、シリーズでお伝えしている「システムトレードの残酷な7つのルール」の4つ目をお届けしたいのですが、あえて今回は、この「オフィス北野」の話題を取り上げたいと思います。ちなみに…4つ目も、もう録音してあるので、次回はそちらをお届けしますね。

さて、あなたもご存じのだと思いますが、芸能界でオフィス北野の話が、大変話題になっています。その詳細は、各種メディアにお任せするとして、とにかく大騒動に近い状況になっています。で…、なぜ、その騒動を、7つのルールを一時中断してまで取り上げるかと言うと、この騒動一つ面白い事象が見えてきます。

実は、これあなたが、この話題をどう見るかで、利益を上げるトレーダーであるか?それとも…という部分が垣間見えるからです。ですので、これからお話しすることは、オフィス北野の騒動の当事者がどうこうというわけではありません。あくまでも、一つの事例として捉えてください。

オフィス北野のお家騒動に注目する3つの理由

まず、この話題に私が注目した理由ですが、3つあります。1つ目は、ま~正直他人のお家騒動ほど面白いものはありません(笑)私も人間です。野次馬根性はありますwwそんな下世話な理由です(笑)

私にとって他人事ではなく「明日は我が身」の可能性が…

2つ目は、実は私の実家の会社も、父が急死した直後、会社を乗っ取られそうになるなど、騒動がありました。私もまさか地方の小企業でそんなことが起きるとは思いませんでした。だから、珍しがられるのですが、本当にスゴイ話でした。

オフィス北野もそうですが、未上場の会社のこういう問題は厄介なものです。株式公開されていない分、そのあたりが大変なのですよね。カンタンに株式を売買できないのですよね。例えば、私の実家の会社の場合、定款に株式の移動には取締役会での過半数以上の承認が必要とありました。

だから、内部におかしなことをする人が過半数いたらアウト…私も書類に判を押してもらうまで、非常にドキドキした記憶があります。だから、このお家騒動は、私にとって他人事ではないのです。

最後の3つ目は、私の実家の建設業と、芸能事務所の組織構造は、ほぼ一緒なので「明日は我が身」かもしれないな~と思うからです。一歩間違えれば、いつでもこういうことは起こりうると。だから、私の場合は、極論的なリスク管理として、騒動が起きたときは、「即解散」ということを決めています。

彼らの主張

と、、、そんなこのお家騒動ですが、実は、これ非常に学ぶことが多いお家騒動であることに、あなたはお気づきでしょうか?これ、本当に面白いですよ。だって、掘り起こしていくと、あなたがどちらのトレーダーであるかが見えてくるのですから。。。

では、このお家騒動を元に話を進めましょう。おそらく、あなたはメディアの情報で

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◯1.社長が過半数の株をいつの間にか所有していた
◯2.北野武(or ビートたけし)があんなに働いているのに赤字はおかしい
◯3.社長の報酬が1億円と容認し難い
◯4.売れていない芸人にもお金を回せ

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というニュアンスの話を見たり聞いたりしているでしょう・・・。ま~、これを聞いた世間の人たちは、「そうだ!そうだ!」となりますよね。いや、ならないですかね(笑)それはどちらでも良いのですが、これらの主張に全て「本当に?その根拠は?」と、疑問を投げかけてみましょう。すると、こうなります。

その主張…本当に?その根拠は?

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◯1.社長が過半数の株をいつの間にか所有していた

26年前の法律では、会社が株主になれなかったので仕方がない(らしい)
※これはメディアで弁護士が解説していた話です

◯2.北野武(or ビートたけし)があんなに働いているのに赤字はおかしい

費用が多ければ、どれだけ売上があっても赤字になる。そもそも、この会社の利益率は?
しかも数年間のうちの1度の赤字を、そこまで経営責任と追求できるか?

◯3.社長の報酬が1億円と容認し難い

その根拠は?誰と比較して?利益率は分からないが、
売上高からしたら妥当かもしれない。しかも、それは何年間?

◯4.売れていない芸人にもお金を回せ

契約が社員としての雇用契約ではなく、会社と会社、
もしくは会社と個人事業主による業務委託契約であれば、
契約以上に支払うことはできないはずでは?

特に、あのような世界では出来高制が多いと聞くので、No work No payなのでは?

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ということで、これは屁理屈に聞こえてしまうかもしれませんが、でも根拠を求めると、これらには根拠よりも感情的な部分のほうが多いように見えてしまいます。つまり、こうやって並べると分かりますが…これこんな風に聞こえませんか?

「利益を上げていないトレーダーの言い訳」

上の言葉をトレーダーに変換しましょう。

彼らの言い訳…

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◯1.社長が過半数の株をいつの間にか所有していた

プロの投資家が自分たちをダマシてワナにはめているから、自分たちは利益が上がらないんだ!

◯2.北野武があんなに働いているのに赤字はおかしい

こんなに頑張っているのに、損失になるのはおかしい!今度こそ勝つはずだ!今度こそは…

◯3.社長の報酬が1億円と容認し難い

1億円まで増やしたって…羨ましい…いや、なんで自分じゃないんだくやしい!

◯4.売れていない芸人にもお金を回せ

俺の利益を奪っているやつは、自分に利益を回せ!株式市場はなんて平等ではないんだ!

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ちょっと行き過ぎた表現もあるかもしれませんが、これが分かりやすいでしょう。でも、私たちシステムトレーダーは、こうならないように、株式市場から利益の上がる根拠を探し、それを売買ルールにして、目の前にある環境を受け入れながら、淡々と利益を上げていきます。だから、システムトレーダーで変換するとこうなります。

私たちシステムトレーダーの思考…

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◯1.社長が過半数の株をいつの間にか所有していた

(違法行為でなければ)彼らは彼ら、自分は自分

◯2.北野武があんなに働いているのに赤字はおかしい

長期で運用すれば、ドローダウンを受ける年もある

◯3.社長の報酬が1億円と容認し難い

自分もそうなりたい。本当になれる人がいるなら、これが次の目標だ。

◯4.売れていない芸人にもお金を回せ

成績の悪いこの売買ルール、今後の資金配分どうしようかな?それとも改良か?それとも外すか?

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でも、一方で、彼らは、私たちが上昇トレンドでは、それほど利益を上げられないことを見て、「システムトレードって、そんなもんか。俺のほうがすごいよww」笑っているでしょう。ですが、下落トレンドになれば、それでも上手く利益を上げている私たちを見て、気が狂うくらい嫉妬してしまうのでしょう。だって、自分が悪いときに、上手くいっているのですからね。

「See⇒Do⇒Get」の原則

つまり、このお家騒動から見えてくるのは、どちらの視点で事象を捉えているかで、全く状況が異なるということです。それと、これは『7つの習慣』に書かれていますが、「豊かさマインド」を持っているか、他人を素直に称賛できない「欠乏マインド」っを持っているかで、全く捉え方が異なります。

このように、どちらの視点を持っているかで、事象の捉え方が変わり、その後の発言や行動が変わり、そして結果が変わってしまうということでしょう。まさに、これがこのメールマガジンでよく登場する「See(思考/パラダイム)」⇒「Do(行動)」⇒「Get(結果)」の原則でしょう。

その視点で見ると、オフィス北野も、私たちシステムトレーダーであり、個人投資家も、どのような思考で、自分が活動する場所を見れば良いかが分かりますよね。

ちなみに、私個人の感想では。。。

でも、これは本当に分かりやすい事例だと思いました。私個人の見解では、ここでは話せないことがたくさんありますが「いや~、会社側はずいぶん上手くやってるな~」というところです。でも、その理屈も理由も、それは経営者だけしか分かりません。きっと…。売上規模は全く違いますが、組織形態や立場が似ている私としては、勝手ながらではありますが、よ~く分かります(笑)

ただ、状況は何にせよ、私から望むのは、これだけです。

「Lose-Loseになることなく、WinーWinで。WinーWinがダメならNo-dealで再出発しましょう。」

『7つの習慣』の受け売りですが、これだけです。それと私の友人の父であり、私の実家の会社の顧問弁護士が、つい先日電話したときに、こういっていました。

「みんな仲良く。それだけだよ。」

と。まさに、それですよね。

あっ、これ私が何か相談したわけではないですよ(笑)勝手にベラベラ話していて、勝手に完結した話で、こう言っていただけです(笑)

ー秋山大介

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夢幻

平均年利100%以上を叩き出し、今なお資産を増加し続ける現役の専業システムトレーダー。 会社員時代は投資教育会社の統括マネージャーとして、成果を挙げた個人投資家やプロトレーダー、ファンドマネージャーなどに数多く会い、様々な実践トレードの手法を学ぶ。 斉藤正章氏や西村とも古くから交流があり、「システムトレードの達人」を開発当初から愛用している。 退職後は、当時の資金500万円のうち100万円を設備投資に使い、資金400万円で専業トレーダーに転身。 トレードの利益から生活費を捻出するため、当初は、資産がなかなか増えていかない状況が続くも、「システムトレードの達人」を使い独自の投資手法を構築することで、本格的にトレードを開始した2013年以降は年利回りが50%下回ることがないという安定した実績を残している。