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From;西村剛
先日も似たようなタイトルの記事をお届けしました。
繰り返しに近いということは、それだけ重要な話なので、ぜひあなたに注目して聞いていただきたい内容です。先日、お届けしたのは、あくまでも5月全体の傾向でした。今日お届けするのは、このGW(ゴールデンウィーク)に特化した内容です。
今年のGWは、大型連休の人もいれば、昨日今日を挟んで、前半後半に分かれる方もいるでしょう。もちろん、株式市場は、暦通りですので、昨日今日と動いています。だから、これからお話しすることは非常に重要です。
GW明けの株価は下がりやすい…
連休前に手仕舞いをしているあなたも、または昨日今日とトレードをするあなたも、これからお話しする内容は非常に重要です。では、何が重要かと言うと、まず、結論から言いましょう。結論は「GW明けの週は、株価が特に下がりやすい傾向がある」ということです。
本当に?その根拠は…?
「本当に?脅かしているだけでないの?」と思う方もいるかもしれませんよね。でも、これは株価を分析すると、明確に答えが出ています。その理由として、実は、検証をしています。今回は、以下の条件で、検証をしました。
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【買いルール】
5月2日の翌営業日に成行買い
【売りルール】
4営業日経過後の寄り付きに売り
※対象は「全銘柄」
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そして、この条件での検証結果が以下のものです。
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◯勝率: 46.10 %
◯勝ち数: 20,491 回
◯負け数: 23,956 回
◯引き分け数: 2,074 回
◯平均損益(率): -0.12 %
◯平均利益(率): 4.84 %
◯平均損失(率): -4.38 %
◯プロフィットファクター: 0.945
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いかがでしょうか?この検証結果を見る限り、このGW明けの週は、株価が下がりやすい傾向があることが分かります。例えば、勝率は50%を切っています。つまり、これは10回トレードをしたら、負け越す可能性が高いということでしょう。
どこを見ても負ける確率が高い
ただ、負け越す可能性が高いと言っても利益が負け越さなければ、トータルで利益を上げられるので良いのでしょう。でも、平均損益がマイナスですので、1回トレードすると、マイナスになる確率のほうが高いということでしょう。つまり、負け越しなうえ、トータルの利益もマイナスになる確率が高いということです。
しかもこれは例年の傾向です。例年4月は株価が上がりやすい傾向があるのですが、連休を控える頃から徐々に株価が下がりやすくなります。特に、今年は、4月は上がりやすいという傾向がありながら、下落トレンドの勢いに押され、株価に明確な上昇傾向が見られませんでした。そのような中、4月後半に入り、そのままこのGWを迎えています。
下落のスピードは3倍速とも…
特に、この5月は決算発表が本格化する時期でもあります。良くも悪くもこの発表内容に株価が左右されます。ですので、仮にここで決算発表の内容が悪いと、その企業の株価は、急落するリスクも十分に考えておかなければならないでしょう。
中でも、下落の傾向があるときの株価の下落のスピードは、想像以上のものです。これはよく言われることですが、株価が急落するのは、上昇のときの3倍のスピードとも言われています。実際、暴落はたった1日でドンと下がりますので、具体的な数字は別としても、上昇よりも何倍も早いというのは、事実でしょう。
ですので、まだ下落トレンドの中の下落トレンドというほど悲観的ではありませんが、もしこの傾向のまま言ってしまうと、これは非常に注意が必要です。特に、システムトレーダーとして、本格的な下落トレンドを経験していないあなたは、この特有の傾向に悩まされる可能性があります。
思考を変える
それを回避するためにも、下落トレンドのときにまず考えなければならない「下落トレンドは上昇トレンドとは違う」ということを、しっかりと認識しましょう。当たり前に聞こえるかもしれませんが、これが非常に重要です。
See→Do→Getの原則のとおり、See(思考/パラダイム)が、そのままで上昇トレンドと下落トレンドの違いを認識していなければ、DoもGetも下落トレンド向けのものではなく、上昇トレンド向けのものになってしまいます。そうなると、環境は下落トレンドですので、あなたが望まない結果を生むでしょう。
ですが、しっかりと違いを認識し、See(思考/パラダイム)が、下落トレンドになっていれば、それに合わせたDo(行動)をして、Get(あなたが望む結果)を得ることができるでしょう。そういった意味でも、この5月の傾向は、重要な意味を持っています。
上昇トレンドの思考が抜けきれないのは…
もし、あなたがまだ上昇トレンドの思考で株式市場を見ているなら、それは要注意です。特に、上昇トレンドの思考で下落トレンドに突入するのは、楽観思考から悲観の環境に行くので危険でしょう。反対に、下落トレンドの思考で上昇トレンドに突入するのは、悲観思考から楽観の環境に行くので、利益の大きさが多少小さくなるだけで、それほど大きな問題はありません。
というように、ここからはあなたが、どちらの思考を持ったシステムトレーダーなのかが利益を大きく左右します。当たり前に聞こえるかもしれませんが、この当たり前が重要です。だから、資産1億円を達成した紫苑さんもこう言っていました。。。
「1億円達成の要因は、得意な相場で利益を伸ばすことよりも、得意ではない相場でいかに退場しないように耐え抜くかを考えて売買ルールを作っていることだと思います。」
確かに、これに尽きるかもしれませんね。
ー西村剛
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