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From;西村剛
日本株がここにきて急展開です。
ですので、今日は単刀直入に、今日本株に何が起き、これからどのような展開が考えられるかについて、私の見解をお伝えしましょう。そこで、まず昨日(5/16)の日本株市場を振り返りましょう。
昨日の日本株市場は下落しました。日経平均株価は、前日比0.4%マイナスの22,717円23銭、マザーズ指数は、前日比1.3%マイナスの1127.04ポイントでした。この下落の要因は、前日の米国株式市場の下落でしょう。ただし、為替が1ドル110円台をつけたことで、外需関連企業の株価は堅調に推移したという事実もあります。
日本株市場を取り巻く環境に変化が…
このように、昨日の日本株市場は下落しているのですが、大局的に見た場合、日本株市場を取り巻く環境に変化が出てきました。では、どのような部分が変化したかですが、これからその日本株市場を取り巻く環境の変化についてお話ししましょう。
為替が1ドル110円の大台を突破
まず、為替が1ドル110円の大台を突破したことからお話しします。この理由として考えられるのは、米国10年債券利回りが3%台を突破したことでしょう。もう、ずいぶん前のことになってしまうので記憶から遠のいているかもしれませんが、一時期この利回りが3%を超えるか超えないかで、ずいぶんと米国株式市場が揺れました。そして、その動きに連動するように、日本株市場も推移しました。
米国10年債券利回りが3%台を突破
また、このときは3%を超えると、実体経済に悪影響を及ぼすという定説的な見解から、それまで米国株式市場が順調に上昇していたのが崩れ、日本株市場の動きが変わってきたときでもありました。思い返していただくと、そんなことあったな~という話かもしれませんが、それくらいこの「米国10年債券利回り」は、株式市場に影響するものだということです。
そして、その節目である「3%」を、とうとう突破しました。これを受け、為替は日米金利差から円安ドル高傾向が顕著になったと考えられます。やはり、定説通り、3%を突破してしまうと、米国の実体経済に悪影響を及ぼすと投資家たちは考えるでしょう。それをふまえると、米国株式市場は、ここからしばらく軟調な展開が考えられます。
ただ、3%台を突破と言っても…
ただ、ここで注意点があります。確かに、3%台を突破し、米国株式市場は軟調な展開が考えられるのですが、それが悲観的かというと、そうでもないと考えられます。その理由は、恐怖指数とも言われる「VIX指数」です。VIX指数を確認すると、特に大きな動きはなく、落ち着いてします。
ということは、この「米国10年債券利回り3%台を突破」は、それほど株式市場には大きなインパクトを与えていないと考えられるでしょう。そういった意味では、この米国株式市場の軟調な展開は、調整局面であり、中長期的には、再び上昇トレンドに入ると考えられるでしょう。そうなると、日本株式市場も米国株式市場に連動し、上昇していく可能性が考えられます。
再び年初来高値更新の展開も
また、日経平均株価を見ても、株価の動きを左右する外国人投資家の日本株買いのスタンスに変わってきていることで、堅調に推移しています。これを考慮すると、これから日本株は決算発表などあるので、傾向通り下がりやすいかもしれませんが、今年後半にかけて、再び上昇トレンドに入る可能性が高まってきたでしょう。特に、日経平均株価に関しては、再び年初来高値を更新する展開も考えられます。
ここから有効な戦略は?
このように、これまで下落トレンドの明るくない話が多かったのですが、ここにきて今年後半に期待できる材料が出てきました。つまり、それをふまえると中長期的にみた場合、上昇トレンドである考えられるでしょう。そうなった場合、私たちシステムトレーダーに求められるのは「押し目買い戦略」です。
押し目買い戦略は、ミドルリスク・ミドルリターン型で、運用がしやすい戦略です。株価が上昇トレンドにある中の一時的な下落を狙うもので、比較的安全な買い付けができます。上昇トレンドの中の下落ですので、その後の上昇が期待でき、利益は大きくないものの、効率良くコツコツと利益を積み上げることができるでしょう。
私たちは、ごくごく普通のシステムトレーダーとは違って…
ですので、もしあなたが押し目買い戦略を、これまで十分に検証し磨き上げてきたなら、ここからチャンスが訪れるかもしれません。もちろん、あなたは違いますが、ごくごく普通のシステムトレーダーは、目の前の株式市場に合わせて戦略を練ります。
ですが…私たちのように日々熱心に勉強する普通ではない上位システムトレーダーは、次の展開を考えて、先の準備をするのが鉄則です。だからこそ、来るべきときが来たとき、着実に利益を積み上げることができるのでしょう。そして、これこそが長期にわたり安定的に利益を積み上げ続けることにつながるのでしょう。ぜひ、それを実現するためにも、目の前のことだけでなく、先のことを考えて、今から準備しておきましょう。
ー西村剛
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