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From;西村剛
悪いニュースです…
ここから日本株が急落する可能性が出てきました。今日は単刀直入に、そのニュースについてお伝えしましょう。そこで、まず昨日(5/25)の日本株市場を振り返りましょう。主な指標を確認すると、日経平均株価は、前日比0.06%プラスの22,450円79銭、マザーズ指数は、前日比0.6%マイナスの1158.73ポイントでした。
日経平均株価は、わずかに上昇したものの、新興市場はわずかに下落しました。ですので、全体的にはそれほど動きがなかった株式市場と言えるでしょう。このような展開になった主な理由は、米朝首脳会談が中止になったことでしょう。また、米国による輸入車への新たな関税がかけられるのではないかとの懸念が理由だと考えられます。
目を離せない不穏な動き
ただし、これは昨日の株式市場だけの要因です。実は、この裏で目を離せない不穏な動きが出てきました。それが外国人投資家の動向の変化です。こちらをご覧ください。
<投資主体者別売買動向>
http://www.traders.co.jp/domestic_stocks/stocks_data/investment_3/investment_3.asp
(『投資主体別売買動向:日本株 – トレーダーズ・ウェブ(株式情報、FX情報)』より引用)
日々熱心に、このメールマガジンを読んで、勉強しているあなたであれば、私がこれ以上お話ししなくても、もうお気づきでしょう。そうです。直近の投資主体者別売買動向を見ると、4月以降日本株を買い越していた外国人投資家が、「売り越し」に転じました。
外国人投資家が「売り越し」に…
ただし、売り越しに転じたと言っても、937億円なので、それほど大きくはありません。とはいえ、4月以降日本株を買い越していた外国人投資家が再び売り越し基調になると、日本株は再び下落トレンド入りする可能性が高いでしょう。4月は買い越し基調だったので、短期的に上昇トレンドが発生しましたが、再びそれ以前の状況に戻ることも十分に考えられます。
ここから急落か?
また、ここ注意したいのは、ここから「急落」の場面が想定されるということです。もし、このまま外国人投資家が売り越し基調になり、再び下落トレンド入りすると、それほど大きくない悪材料でも、株価が過敏に反応し大きく下落する傾向があります。
しかも、今の世界の情勢は、米朝首脳会談が中止のニュースが表すように、北朝鮮問題の再燃やトランプ政権への不信感などで、再び混乱する可能性があります。そうなると、日本の悪材料でなくとも、地政学リスクなどの海外の悪材料によって、日本株が過敏に反応し、短期的に急落するリスクが十分いあるでしょう。
また、私たち個人投資家が苦しめられる
このように、つい昨日まで方向感がなく、株価がどちらに動くか分からない状況ではありましたが、下落トレンド入りする可能性が急浮上してきました。そして、その背景に、再び北朝鮮問題やトランプ政権という、これまで私たち個人投資家を右往左往させてきた悪材料があり、それが私たち個人投資家を再び苦しめることになるかもしれません。
でも、それは彼らの話。私たちは違う…
しかしながら、再び苦しめられるのは、私たち以外の個人投資家の話です。あくまでも、私たちシステムトレーダーは、同じ個人投資家でも、彼らとは立場が全く違います。何が違うかと言えば、仮に再び北朝鮮問題やトランプ政権のことで株価が右往左往しても、それは私たちにとっては、苦しめられる材料ではなく、利益のチャンスだからです。
もう、あなたであればお気づきでしょう。もし、本当に急落の展開があれば、私たちシステムトレーダーは「短期逆張り戦略」など、逆張り戦略を使って、効率良く利益を積み上げることができます。短期逆張り戦略は、今の状況のような場面から、何かの悪材料から突発的に急落したときにシグナルが出やすい戦略です。
また、これまであまり「短期」とつくものはお話ししてきませんでしたが、短期逆張り戦略は、通常の逆張り戦略と同様に、勝率が高いことが特長です。また、通常の逆張り戦略と違って、保有期間が短いので、より展開早く損益を確定していくので、保有期間が短い戦略を好むシステムトレーダーにとっては良いでしょう。
私たちシステムトレーダーの特権
このように、同じ個人投資家でも、彼らは再び目の前の株価に翻弄されそうですが、私たちシステムトレーダーは、むしろ、これからの展開がチャンスになる可能性が高いでしょう。ですので、その特権とも言える違いを実感しつつ、ここから可能性のある展開に備えて、しっかりと戦略の準備をしておくことが重要でしょう。
当たり前の話に聞こえるかもしれませんが、もし本当に再び下落トレンドに突入すれば、まず必須なのは「下落トレンドに突入した」と現実を受け止めることです。そして、その現実を受け止め、下落トレンドは上昇トレンドと同じやり方で進むと、リスクが大きいということを受け止めましょう。
そうすることで、今運用している戦略が、このまま下落トレンドに突入した状態で運用しても、負けにくいものになっているか確認できるでしょう。下落トレンドでは、利益を伸ばすことよりも、いかに耐え抜ける負けにくい戦略であるかが重要です。ぜひ、この視点を忘れずに、あなたの戦略を練っておきましょう。
ー西村剛
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