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From: 西村剛
早いもので、2018年も6月に突入しました。
昨日(6/6)の日経平均株価は、小幅ながら株価上昇して引けました。
前日の米国株式市場が小幅な動きにとどまったことで、
日本株市場にも様子見ムードが漂い動意薄でした。
5月は、米朝首脳会談の延期発表や、米国のイラン核合意の離脱表明等、
トランプ大統領に振り回されっぱなしの一カ月でした。
なかなか、思うような相場展開とならず、
苦い思いをした個人投資家の方も多いことでしょう。
さて、そのような中で、6月相場はどのような動きをしていくのでしょうか。
6月株式市場の傾向は?
6月の株式市場は、3月決算企業の通期決算発表が一巡して、
株価材料が乏しくなる月です。
もしかすると、材料が少ない相場では、
6月は株価が下がりやすい傾向が下がりやすいと思う方もいるかもしれません。
しかしながら、過去の株価データを分析すると、
6月の株式市場は上がりやすいというアノマリーが存在します。
株式市場の全銘柄を5月末に買いつけし、25日経過後に売却した場合について検証を行いました。
その検証結果は、勝率は50.94%、平均損益は1.10%となりました。
勝率が5割を超え、平均損益もプラスであることから、
6月相場は上昇しやすい傾向があると言えるでしょう。
このようなアノマリーは、必ずしも2018年に当てはまるとは言い切れませんが、
株価の規則性を頭の片隅に入れて投資するかしないかでは、
運用成果に大きな差が出ることでしょう。
個人投資家が相場を牽引!?
では、なぜ6月の株式市場は上がりやすいのでしょうか。
そのひとつの要因として「サラリーマンのボーナス月」であることが上げられるでしょう。
ボーナスの支給によって個人投資家の手元資金が潤沢になることで、
株式市場もその恩恵を受け、幅広い銘柄に資金が流入します。
個人投資家の買い意欲がとても強く、個人投資家の商いが活発な新興株の6月勝率は
53.25%、平均損益2.09%と極めて良好な成績となっています。
直近の新興市場は軟調に推移してはいるものの、
6月中旬から後半にかけて反発する可能性があるでしょう。
サプライズに弱い月
ただし、6月相場については、一点だけ注意しなければならない点があります。
それは、「サプライズの材料で株価が大きく変動する月」であるということです。
先ほど、6月相場は株価材料に乏しいという点と、
個人投資家の売買が相場を牽引するということをお伝えしました。
そのような特長を持つ6月相場は、ボラティリティが低く、売買代金も低くなりやすいことから、
小康状態になりやすいと言えるでしょう。
そのような相場環境で、想定外のニュースが出た場合には、
良くも悪くも例月以上に株価が急激に動きやすいのです。
過去の相場を振り返ると・・・
過去の相場を振り返ってみると、2015年6月には「ギリシャの財政問題」、
2016年6月には「イギリスのEU離脱」という想定がの事態が発生しています。
その結果、日本株市場は大きく乱高下したことは、記憶に新しい方もいるかもしれません。
直近の相場を見渡すと、「6月12日」には米朝首脳会談が予定されていることや、
米国のイラン核合意の離脱表明、イタリアの政局不安等の問題が山積しています。
これらの問題が、良い方向にも悪い方向にも一気に傾く可能性はあり、
例年以上に、想定外のニュースに備えておく必要があると言えるでしょう。
6月相場は、基本的には上がりやすい傾向がありものの、
どのような事態になるかは、実際になってみないと分かりません。
突発的な急騰や急落にも対処できるように、
念入りに準備を進めておいて損はないでしょう。
どのように対処すべきか?
システムトレードにおける準備とは、急騰相場や急落相場を得意とする戦略を用意することでしょう。
仮に急騰相場がきた場合には、「順張り戦略」や「押し目買い戦略」が有効に機能します。
一方で、急落相場は来た場合には、短期急落型の「逆張り戦略」が活躍します。
大きく株価が乱高下する市場は、システムトレードにとっては、
絶好のトレードチャンスです。
将来の株価は誰にも分かりませんが、
事前にさまざまな可能性を想定して、対処しておくことは出来ます。
絶好のトレードチャンスがいつ来てもよいように、
ぜひ、これらの戦略を用意を進めておきましょう。
ー西村剛
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