今、下落しているのは、、、



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From;西村剛

先日、株式投資を始めて間もない投資家の方にこんな話を伺いました。

「最近の株式市場は再度上昇しているのに、自分の保有銘柄は下がるばかりで、辛いです」

という内容です。たしかに、株式市場が上昇しているのに、自分の保有銘柄が損をしている状態は精神的に辛いでしょう。

株式市場全体≠日経平均株価

しかし、私はこの話を聞いて、大きな疑問がひとつ生まれました。
それは、その方が言っている【株式市場】とは何を指しているのかということです。詳しく話を聞いてみると、その「株式市場」とは、「日経平均株価」のことでした。確かに、4月以降の日経平均株価は緩やかですが上昇傾向が続いています。それゆえに、私に話をした方は、日本株市場全体が上昇していると感じたのでしょう。

しかし、それは錯覚です。現在の日本株市場は、誰もが知っているような大型株は短期的に上昇が続いていますが、
その反対に、新興株等の銘柄は、下落が続いています。事実、新興株を中心に構成されている「東証マザーズ指数」や「日経ジャスダック平均株価」は、2018年に入ってからは、強い下落トレンドを形成しています。

大型株と新興株のトレンドが真逆!?

日経平均株価は、日本株市場の傾向を表す指数として一番有名な指数ですが、この指数が、日本株市場全体の方向性を示しているわけではありません。日経平均株価は、日本を代表する企業225社で構成されており、主に超大型株の株価のトレンドを見ることが出来ますが、新興株のトレンドを確認することは適切とは言えないでしょう。直近の株式市場は、大型株と新興株でトレンドが真逆に推移している相場なのです。質問者の方が保有している銘柄は、新興市場の銘柄でした。保有銘柄の株価は、新興市場の下落に連れ安しているようでした。

投資対象に合わせて適切な投資戦略を

私は、大型株と新興株の値動きは異なることから、これらの銘柄群を一緒に考えることは、無理があると考えます。大型株と新興株のそれぞれのトレンドを分析し、それぞれに対して適切な戦略を練る必要があるでしょう。

新興株をトレードするときには、「東証マザーズ」等の新興市場の指数をみて、トレンドを確認すべきでしょう。上昇トレンドを形成しているときには「順張り戦略」でトレードすると良いでしょう。下落トレンドを形成しているときには、株価の急落を狙う逆張り戦略や、中長期の値下がりを狙う空売り戦略が有効に機能しそうです。

トレードする対象に応じて、トレンドを確認する指数は変えるべきでしょう。

日本株市場が、大型株や新興株問わず、すべての銘柄が同じ方向に進む相場は暴落相場や急騰相場くらいです。それ以外の相場では、意外ではありますが異なる動きをすることがよくあります。

「日経平均株価」は日本全体のトレンドを現してはいません。

ぜひ、あなたがこれから行う投資を行うときには、投資対象が「大型株」なのか「新興株」なのかを確認し、
それぞれのトレンドを念入りに確認しましょう。そうすることで、これから行う投資で
不用意な損失を被るリスクを回避することが出来るでしょう。

ー西村剛

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西村 剛

Yahoo!ファイナンス 株の達人・証券アナリスト兼ファンドマネジャー・AllAboutガイド。 現在、30名の一流システムトレーダーを育成する特別プログラム講師に従事 (過去にも120名以上が一流システムトレーダーとして成長した実績がある) システムトレードを、全くの初心者でも分かりやすく、やさしい言葉を使うことから、受講生の成長度の高さや信頼を多く集める、教え上手な専門家。